日本は大寒波が襲っているとのことですが、こちらは例年に比べ暖かく、暖冬と言われています。
とはいえ、今日の瀋陽は最高気温-7℃、最低気温-24℃で外を歩くと寒いというよりは痛い
それでも寒いと言われた去年の冬に比べると格段に過ごしやすいです

さて、今日は虫のお話。
大学生になって一人暮らしをするまで、虫が大の苦手だった私。
カブトムシとかクワガタのような虫は平気でも、他の虫は見るのも嫌で、自分の部屋に出ると自分では対処できない時も

それが一人暮らしをし始めて、『部屋に虫が出ても戦うのは私しかいない!!』という思いからなのか、だいぶ強くなった模様。
大学1年生の時、宿舎の部屋にあの黒光りした虫を見たときは泣きたくなったけど、それと同時に十何年かぶりに見た(実家では小さな時以来、久しく見ていなかったのです)その姿を前に「やっぱり一目見ただけでわかるんだー」と変に感心したのを覚えています。
結局、部屋から追い出すのだけで一苦労でしたが。。。

そんな私ですが、今日また家の中で虫を見ました。
黒い虫(名前はわからない)が洗濯機を登っていました。

こういう時(主に冬)思うのが
「あー、こんな寒くても生きているんだね。」ってこと。

もはや嫌だとか怖いとか気持ち悪いとかなんてことは思わず、対処しなきゃなんかも思わず、
この寒い中、窓は凍ってすりガラスみたいになっている中、外を歩くと自分の息でまつ毛が凍る中、
『生きている虫がいる!!』っていうのにちょっと感動というか元気をもらうかのような気分になるのです

で、なぜか家の中で虫を見て安心感をもらい、そのまま放置。っていうのが習慣になりました。
まあ、そんなにたくさん虫が出るわけじゃないし、むしろ日本より遭遇する回数が少ない気がするせいもありますが。

極寒の中では虫にやさしい私ですが、はたして日本に帰ったらこの感覚はどうなるのでしょう。
そんなことを思った日曜日でした。



写真は二本松訓練所にいたときの部屋に出没したバッタさん。
バッタは怖くはないけど、飛ぶからやっかいだった…。
2014年 明けましておめでとうございます

今年は午年
こちらではいろいろなところで「马到成功」という言葉を見ます


意味は、
“着手すればたちどころに成功する” by中日辞典(小学館)

馬のように軽やかに飛躍していこう!ってことですかね。

で、このお正月は先輩隊員さんが遊びに来てくれたので一緒に街に出てぶらぶらしたり観光したり、有名な餃子屋さんに行ったりしました。
瀋陽で観光客がよくいくのは、“老边饺子”という餃子屋さん。
北京の支店にも食べに行ったことがありますが、今回は本館。

今回食べた餃子はこれ↓


中国ではちょっと珍しい焼き餃子と、定番の蒸餃子。
蒸餃子は聞いたことのない“刺五加餃子”というものがオススメになっていたので、試してみることに↓


食べてみると…
二人で「…んっ?」
この味は何?何が入っているの?二人で予想していたのは五つの具が混ざっている餃子だったのですが、そんな感じではなく、独特の香りがします。
気になって辞書で調べてみると
五加とは「ウコギ」という植物
「ウコギ」って何?
二人とも全く分からず、でもなんかちょっとクセのある味。
私たちは美味しくいただきましたが、人によってはちょっと…って感じかも

それから、瀋陽故宮に行って、
(故宮は前にも紹介したので割愛w)

日系デパートに行ってみました。
すると!
ここではやっぱり日本のお正月っぽいものが↓


わかりますか?
そう!お餅です!!
中国人の店員さんたちが臼と杵を使ってお餅をついていました!!
お客さんたちはサービスでお餅をもらい日本のお正月気分
写真はきな粉。お餅の中にきな粉が入っていました。

中国では春節(旧正月)に餃子を食べる習慣があるので、お正月を象徴する餃子とお餅を食べてなんだか縁起のいい一年のスタートです


今年は日本に帰る年。
2年もあると思っていた任期もあと9か月ちょっと。
なので、今年は活動を充実させるのはもちろん、中国のいろいろな場所に行ってみたいと思っています!
幸い、日本語教師隊員は冬休みと夏休みがあるのでいろんな地域に行って、広い中国を体感しようと思います

ではみなさま 本年もよろしくお願いいたします

2014年1月
今学期の初めは週に4コマというかなりゆるゆるな(?)コマ数だったのですが、10月からは中1の授業が始まり、そして先月半ばからは中1と中2の補習授業も担当することになって、結局去年度と同じ週10コマです。

で、その補習です。
補修なのでテストの点数が低めの生徒が対象
中1は10人。中2は15人。

毎回何をしようか、どうやったらわかりやすいのか、そんなことを考える時間が倍増で結構大変だし、
この補習が生徒たちの次のテストの点数にいい影響を与えるのかと聞かれたら…
正直、即座に「はい!」とは答えられないかもしれません

でも、やっぱり始めてよかったと思うのです。
生徒たちにはいろんな顔があって、授業によって輝く生徒も違って。
他の先生の授業の時に目立っている生徒もいれば、私の授業の時に活発な生徒もいる。
通常授業では大勢の中に埋もれてしまう子が、補習の時はいきいきしているのを見るとちょっと感激

補習は完全に私に任されているので、通常授業ではしづらいゲームを多く取り入れたり、たまには中国語で雑談したり、女の子ばっかの中1の補修クラスでは突然恋バナをしだしたり、結構自由にアットホームな時間になっています。
特に中1はひらがなも危うい生徒たちだけど、そんな生徒たちが「~って日本語で何?」とか興味を持って聞いてくれたり(質問は中国語でだけど笑)、「先生いつ日本に帰るの?帰らないで!」とか言われるともう可愛くて仕方がない

               (かるたではデパートも作れるけど、書くのはまだ厳しい…

補習を始めて約1か月。
今日の通常授業では補習クラスに入っているある女の子が誰よりも熱心に会話練習をしていました
補習をする前までは授業に興味がなさそうだったので、今日はそんな彼女がちょっと変わったのかなって思ったら、すっごく嬉しかったです
あ、でも、正確には変わったのは彼女じゃなくて、わたしと彼女の関係なのかもしれません。

実は補習については前々から考えていたのですが、生徒の授業時間や他の教科との兼ね合いもあって、ずっと言い出せなかったのです。
でも、勇気を出して提案してみてよかったと思った今日の授業でした。

さて、明日は総会のために北京に行きます。
授業時間を割いて行く今回の総会。
いろんなことをたーっくさん吸収してまた帰ってきてからの活動に生かしたいと思います!!