新学期が始まってもう半月が経ちました。
任期が10月半ばまでなので、まるまるひと学期ちゃんと見れるのは今学期が最後です。
実質4か月しかないひと学期の半月が過ぎて、このままではあっというまに終わってしまいそうです
気合入れてかないとですね!

そんな中、学校には変化がありました。

なんと!幼稚園がやってきたのです!!
聞いたところによると、ここら辺では公立の幼稚園は小学校の敷地内にあるんだそうです。
(中国全土でそうなのかなー?)
で、隣の朝鮮族小学校にも幼稚園があったのですが、只今その園舎が改築中
とのことで改築している間、私たちの学校の1階へお引越し
幼稚園が1階に来るのに合わせて、中高生の教室や私たちの職員室も2階から上へお引越し。

幼稚園が来るということは、幼稚園児が来るということ。
私も毎朝幼稚園児たちと一緒に校門に入っていきます
とーってもかわいい
みんなお父さんやお母さん、もしくは幼稚園バスに乗って来ます↓




もともとは中高の校舎だから、もちろん全部の作りは中高生向け。
水道には台を付けたりして、幼稚園児でも使えるようにいろいろと工夫をしています。




私がびっくりしたのはこのお部屋↓


一瞬、「病院!?」とも思えるこのお部屋はお昼寝用
そう、中国ではお昼寝もベッドでなんですね。
日本では遊んだりご飯を食べたりするお部屋に布団を敷いてそのまま寝ることが多いかと思いますが、ここではお部屋を移ってベッドでお昼寝。
日本の2倍の部屋が必要になるって考えると土地の広さの違いを感じます。



中高生の体育がない時間には幼稚園児が校庭で遊んでいるのが職員室から見えたりして、一瞬ここがどこだかわからなくなります

こちらに来て約1年5か月。
いろいろなことに慣れてきてだんだんとマンネリ化しそうでしたが、ここにきてまさかの幼稚園のお引越し。
これからまた新鮮な気持ちで過ごしていけそうです
西安3日目。

翌日には瀋陽へ帰るため、西安を満喫できるのはこの日まで。

そして!
西安と言えば…、『兵馬俑』!!!
この旅一番の目的です。


西安駅からバスで1時間ちょっと。
『兵馬俑博物館』へ行ってきました




この中にずらーーーっと並んでいるのが、





あの兵馬俑です!!!
入った瞬間、感動~

当時実在した人々を模して造られたというだけあって、本当に一人一人顔が違います。髪形や服装も様々。
ちゃんと階級も分かれていて、高級や中級、中にはダンサーなんて人もいます。


そんな兵馬俑ですが、およそ2200年もの間、土の中で眠っていた彼らを発見したのは、
なんと井戸を掘っていた農民でした!!!!


訳:ここが兵馬俑を発見した井戸のあった場所です。



そして、こちらに座っておられるのがその発見者、杨會民(ヤン・フイミン)さん。


そう。発見されたのは1960s。
意外と最近。

ヤンさんは観光客に囲まれてこの博物館の図録にサインをしています。
私もちゃっかりサイン入り図録を手に入れました

しかし、ここに来るまで発見者に会えるとは聞いていたものの、発見者って一人だろうと思っていた私たち。
「うわー、発見者の方だーー!!」と興奮していたのもつかの間。
一緒に井戸を掘っていた人がいるんだから、発見者って実は10数人いて、この博物館内だけでも3人見かけました。
それを知らなかった私たちの二人目を見かけた瞬間の困惑と言ったら…。
いろいろな悪い想像が働きましたw
そして、発見者は何人もいると知った時の衝撃と言ったら…。

とはいえ、発見者にお会いできただけでも貴重な体験でした。



今もまだ発掘作業とその修復作業が続く兵馬俑。
これらを一つ一つ組み立てて記録して…。
気の遠くなるような作業だと思います。

私たちが見に行ったときは作業している姿を見ることはありませんでしたが、運が良ければ見れるかも。

この旅一番の目的だった兵馬俑を見れて、大満足の西安旅行でした




ヨーグルトもやっぱりおいしかったし!
ヨーグルト屋のおばちゃんはかわいかったし!!




でも、実は一つ心残りが。。。
それは、顔真卿の作品が掘られた碑が残る『碑林博物館』に行かれなかったこと。
これを見るためにもう一度西安行きたいなー。


この冬休みは上海と西安に旅行に行き、瀋陽にも何人か隊員が来てくれたので観光し続けていました。
そんな冬休みもそろそろ終わり。
来月から授業も始まるし、来週からは出勤が始まるし、ほぼ最後の学期となる次学期。
しっかり切り替えていかないと!!
西安2日目。

この日は西安市内、城壁の内外を観光しました。

まずは、『陝西省歴史博物館』へ。
上海博物館と同様、ここも無料で入ることができました



ここでは古代から始まって近代までの陝西省の歴史に関する文物を展示しています。
中国の歴史は長ーいので、古代から始まると長い長い。。。
盛りだくさんでした!

いろんな王朝が都をおいた西安ですが、秦の都としてのイメージが最も強いかと思います。
秦といえば、始皇帝。
始皇帝がしたことの一つに漢字の統一(小篆)があります。


それまでいろいろな形の“うま”という意味の字がありましたが、この統一がなければ私たちが今使っている「馬」とは違う形の漢字を使っていたかもしれませんね。


博物館の後は、『大雁塔』へ。


全部で7層になっています。
中にはエレベーターなどはなく、上に行くには階段をひたすら上るのみ。
せっかくなので、上ってきました!


最上層からの眺め↓


……。
西安の空気は悪かった…。
街が一望できるらしいのですが、白くかすんでよくわかりません


実はこの大雁塔はただ塔が建っているのではなく、『大慈恩寺』というお寺の中にあります。




大慈恩寺では職員(?)さんを募集していました↓




そして、大雁塔の前に立っているのは三蔵法師こと玄奘↓
大慈恩寺は玄奘がインドから持ち帰った経典を保存したり翻訳したりするために建てたお寺とのことです。



大雁塔を後にして、この日最後に向かったのは…


城壁!!

街を囲んでいる城壁。
この上に登ってきましたー。



広ーい!!!

城壁からは古い町並みも見えました。



屋根がみんなグレーで統一されていて風情を感じます。
この城壁は明代に作られたので、600年以上ここに建っていることになります。
今までにどれだけの人がこの上を歩いたのでしょうか。

西安2日目は歴史を感じた一日でした。

そんな、この日のしめは…



西安の名物“びゃんびゃん麺”

“びゃんびゃん”ってどんな漢字かと言うと…


うわー。
絶対書けない。。。
この漢字を作った人は、どんな意味を込めたのでしょうか。
気になります。