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1979年のアルバム(その90 Outlandos dAmour / The Police)
1979年のアルバム・シリーズ
90枚目で、遂に登場
The Police
全米アルバム・チャート最高位に準じていたので、No.23ということでようやく・・・
一方では、ディスコ全盛の'70年代後期・・・
英国のニュー・ウェイヴ・ロック・シーンに凄い3人組が登場した
・・・
そして、自分が初めて聴いた曲は・・・
Roxanne
レゲエのエッセンスも加わった、パンク・ロックとも言えるナンバーのように思いましたが・・・
"Roxanne~" "Put On The Red Light~
"
この絶対耳に残る、サビの部分
これは、The Cars同様、凄いバンド(トリオ)
だ
・・・
そして、1979年、日本でも、シングル、アルバムともに発売
そのデビュー・アルバムのタイトルは・・・
Outlandos d’Amour
尚、このタイトルは、フランス語を混ぜて、彼らが作った言葉
因みに、自分がこのLPレコードを買ったのは、少し後になってからです。・・・
The Police
ジャズ・フュージョン畑で活動していた Gordon Sumner、蜂のような服を着ていたということで、通称・・・
Stingベース、リード・ヴォーカル、バッキング・ヴォーカル
元Curved Airの・・・
Stewart Copelandドラムス
、パーカッション、バッキング・ヴォーカル
The Animalsのメンバーとして来日経験もある・・・
Andy Summersギター
、バッキング・ヴォーカル
・・・パンク・ムーブメントの中での登場とはいえ、それぞれキャリアのある3人
尚、公式デビュー前には、ギタリスト Henry Padovaniも在籍した4人編成でした。
レコーディングは、1978年1月~6月、Surrey Sound Studiosにて・・・
マスタリングは、Tony "Tone" Bridge
エンジニアリングは、Chris Gray、Nigel Gray
アレンジメントは、The Police
そしてプロデュースは、The Police
アルバム・ジャケット、アート・ディレクションは、Michael Ross
デザインは、Les May、写真撮影は、Janette Beckman
共作も含めてほぼ全曲、Stingの作品です。
A面1曲目、Stewart Copelandのドラムス
が激しいビートを刻み
Next To You、最初からシャウト気味に歌う Sting
激しい中にも、高い声を出せるのが、彼の強み
その中にも、スライド・ギター・ソロを聴かせるAndy Summers
まさにオープニングに相応しいストレートなロック・ナンバーです。
2曲目、レゲエ風のビートで、少しハイトーンで歌い始める Sting
So Lonely、Bob Marley
の No Woman, No Cry
を意識したとのこと・・・
そして、一転して、"So Lonely~"とスピード感溢れるパンク・ロック風に
そして、Andy Summersのエフェクターを効かせたギター・ソロ…
ハーモニカも少し入り、再びストレートに、フェイドアウトしていきます。・・・
人気曲で、ライヴでは定番
アルバムから第3弾シングル、最初、オランダでヒット(No.26
)しますが・・・
再リリースされ、1980年初頭に、全英 No.6、アイルランド No.7
、オーストラリア No.99
・・・全英では、シングルでシルバー・ディスク
獲得
尚、その時のプロモーション・ビデオは東京で撮影され、地下鉄に乗ったり・・・
コミカルでもあり、カッコいい姿が印象的です。
3曲目、ギターのカッティングから、ベース、ドラムス・・・
Roxanne、ハイトーンで熱唱する Sting
Stewart Copelandの刻む変則ビートは、唯一無二
アルバムから第1弾シングルでしたが、その時はヒットせず・・・
1979年、再リリースの際には、全米 No.32、初の全米TOP40ヒットに
全英 No.12、オーストラリア No.34
、カナダ No.31
、アイルランド No.22
、オランダ No.19
、ニュージーランド No.8
・・・
The Policeが最初に、世界で大ブレイクしたナンバー
その後、永遠のロック・スタンダードとなっています。
4曲目、ギターが軽く刻まれ、ハイトーンのヴォイス
Hole In My Life、個性的なビートを刻む Stewart Copeland
やはりハイトーンでシャウト気味に歌う Sting、サビの部分はポップな曲調に・・・
Andy Summersのソロも勿論、キーボード🎹も挿入されます。
5曲目、Stewart Copelandの激しいドラムス
から、ベースも響き・・・
Peanuts、Sting
、Stewart Copeland
の作品
力強くスピード感溢れる Stingの歌
Andy Summersは、エフェクターを効かせたソロ
、キーボード音も加わり・・・
最後は余韻を残してエンディングとなります。
B面1曲目、レゲエ風のギターのカッティングから・・・
Can't Stand Losing You、Sting
の歌
をバックアップする変則ビート
サビの部分では、コーラスも入り、ノリよく盛り上がり・・・
ベース中心の間奏部を経て、再び、サビの部分へ・・・
アルバムから第2弾シングル、最初、全英 No.42
でしたが・・・
再リリースされ、全英No.2、英国でそれまでで最大のヒット
シングルで、シルバー・ディスク獲得
オーストラリア No.98、ベルギー No.15
、オランダ No.10
、アイルランド No.7
、ニュージーランド
・・・こちらも世界中で大ヒット
ライヴでは、盛り上がる曲で、間奏部分が進化して、次作
のタイトル曲
Reggatta de Blancとなっていきます。・・・
2曲目、ハードなギターのイントロから・・・
Truth Hits Everybody、パワフルでストレートなロックン・ロール
シンプルなビートに合わせて、Stingの歌
はパワフルに響きます。
3曲目、いきなり歌とともに、ハードなロック・ナンバー
Born In The 50's、ノリよく歌うSting
、邦題は「俺達の時代」
"President Kennedy" "Beatles"と歌詞に出てくる通り・・・
'50年代生まれの人の青春賛歌(Andy Summers
は、'42年生まれ(苦笑))
途中、曲調が変わるところ等、The Whoも思わせるナンバーです。
4曲目、小刻みなギターのカッティングから、ポップな曲調へ・・・
Be My Girl - Sally、Sting
、Andy Summers
の作品
オールディーズ風な曲調を Stingが歌い、そしてブレイク・・・
ここから、Andy Summersによるスポークン・ワード (詩の朗読・・・)
ピアノをバックに、ダッチワイフ()のことを語っているよう・・・(苦笑)
もう1度、歌が入り、エンディング、邦題は「サリーは恋人」です。
5曲目、シンバルが刻まれ、レゲエ風のビートへ・・・
Masoko Tanga、アルバムの中でも特にディープなレゲエ・ナンバー
Stingの歌は、独自の言葉(
)が使われているよう・・・(苦笑)
ギターのカッティング、ドラムスのビートは一貫していながら・・・
実験的な音が色々挿入され、中期の Beatlesも思わせます。・・・
最後は実験的なナンバーで、アルバムは幕を閉じます。・・・
尚、2005年に日本で発売された Enhanced CDには、ビデオ
部分に・・・
Roxanneのビデオ
が収録されていました。・・・
ここに登場した通り、全米アルバム・チャート最高位 No.23
全米でプラチナ・ディスク獲得
全英 No.6、全英でもプラチナ・ディスク
獲得
オーストラリア No.15、カナダ No.22
、フランス No.2
、オランダ No.2
、ニュージーランド No.6
・・・早くも世界中で大ブレイクの兆しですが・・・
その後の The Policeのことを思えば、まだまだ
といったところでしょう。・・・
さて、Roxanneのヒットも勿論、The Police
の人気は日本でも急上昇
新しいものに期待していた人たちにとっては、パンクから発展したニュー・ウェイヴ・ミュージック・シーン、その中でさらに先端を行く存在として、飛びつき・・・
またディスコ全盛期に、「喝」を入れるべき、そんな存在が求めれていた・・・
まさに、そのロック・シーンの救世主となった、それが・・・
The Policeであったと思います。
そして早くも、この1979年の後半には、次のアルバムも登場するのでした。・・・
さて、ニュー・ウェイヴ・シーンと言っても、特に、Andy Summersと、Stewart Copeland
は卓越したテクニックを有するミュージシャンであることは、一聴瞭然なのですが・・・
フロントマンである Sting
こちらは、まさに時代のロック・ヒーロー
ちょうどこの年に公開された The Whoのアルバム
を基に制作された
映画Quadrophenia(邦題「さらば青春の光」
)で、主人公Jimmyや、モッズの若者が慕っているAceというモッズ族のリーダーを演じていました。
The Whoが、Keith Moon
の死で1つの終りを迎えた時・・・
登場したのが、StingのいるThe Police
ロックの世界の世代交代を感じたのでした。
(年齢的に言えば、The Whoのメンバーと、The Police
のメンバーとは、あまり変わりません。(むしろAndy Summers
は年上
・・・(苦笑))
The Policeはやはり自分にとっても特別な存在
この投稿もかなりエキサイト気味で投稿しているかもしれません。(爆笑)
1979年、この'70年代最後に・・・
'80年代前半の最大のロック・バンドは、赤いライトを点滅させながら・・・
最初の大ブレイクをスタートさせたのでした。