Sting@日本武道館(ネタバレ注意!!)
Sting
6年ぶりの来日公演
昨年リリースされたアルバム57th & 9thを引っさげてのツアーの一環
初日の6月6日はこれも久々の日本武道館公演です。
今回はオープニング・アクトとして、The Police再結成コンサートの時も自身のバンドFiction Planeを率いてきたStingの息子のJoe Sumner
そして新作にも参加しているバンド、The Last Bandolerosが同行しています。
自分自身、とにかくThe Policeの大ファン
さらに言えば、The PoliceにおけるStingが大好き
・・・今回のセットリストはThe Policeナンバーが大半と聞いていて・・・
これは嬉しいような・・・(^_^;)
複雑な気持ちでもあります。
奇しくも今回の日本武道館での自分の座席は・・・1981年2月にThe Policeを見た時とほとんど同じ席です。
開演予定時刻18時30分を回ってライトダウン
先ずJoeが登場と思いきや・・・なんとSting本人(^_^;)
ギターを抱え、新作に収録のHeading South On The Great North Roadでスタート
ステージにはStingの片腕と言えるDominic Miller
そしてJoeがコーラスも付け、この1曲でStingはJoeにバトンタッチ
彼はギターを持って何と流暢な日本語で挨拶
3曲ばかり歌ったところで、The Last Bandolerosが登場
1曲一緒にプレイ、あとは彼らによるプレイ
会場に手拍子を煽るなど場内を盛り上げ・・・
19時10分頃、ステージを後にしました。・・・
セット・チェンジの後、19時30分頃に再びライトダウン
Dominic Millerたちメンバー登場
ギター2本、ドラムス、ベース(Sting)といったシンプルな編成
ステージ上にはバック・コーラスとしてJoe、さらにオープニング・アクトに登場したThe Last Bandolerosの歌っている2人が登場
そして今度が本番と言わんばかりに、ステージ向かって右側からベースを抱えた・・・
Sting登場
総勢7名、Synchronicity IIでスタート
TシャツにジーンズといったラフなスタイルのSting
1曲目からパワー全開
コーラスの3人も盛り上げ、続いてもPoliceのSpirits In The Material World
ステージの構成は地味ですが、ライティングは華やか
そして3曲目にEnglishman In New York
今回、管楽器が入らない分、Dominicのギター、観客の手拍子で盛り上げていました。
続いて新作よりI Can’t Stop Thinking About You
昨年より色々とオンエアされているナンバーだけにイントロから歓声が上がります。
ここでメンバー紹介、ギターのDominic Miller
ドラムスは新作にも参加しているJosh Freese
もう一人のギターはDominicの息子のRufus Miller
さらに「ワタシノムスコ・・・」とJoe Sumner
The Last Bandolerosを紹介・・・
そしてEvery Little Thing She Does Is Magic
今回シンプルな編成ながら、パワフルなプレイでした。
曲は新作から、I Can’t~同様、ポップなOne Fine Day
アップ・テンポのShe’s Too Good For Meが続き、一転し、Dominicのギターも叙情的なMad About You
ここではアコーディオン奏者もフィーチャー
続いてソロでの人気曲Fields Of Gold
ここではDominicとRufus親子のアコースティック・ギターをバックにStingがしっかり聴かせました。
ステージ上はまた一転して新作より、ハードなPetrol Head
続いてミディアム・テンポのDown, Down, Down
こちらはコーラス部分が印象的
そしてこれもソロでの代表曲Shape Of My Heart
Miller親子のギター、Samner親子の歌・・・
そしてライティングが効果的でした。
その静けさを打ち破るようなJoshのドラムスからMessage In A Bottle
場内も最高潮、コーラス部分を観客側に歌わせる光景もお馴染み
この後、Stingは一瞬下がり、ステージ中央にはJoeが・・・
そしてこの曲は何かと思いきや、David BowieのAshes To Ashes
もう本人の歌では聴けないとしみじみ思うところへ・・・
Stingが戻ってきて、50,000
そう、これは昨年亡くなった多くのミュージシャンに捧げられた歌なのです。
一方、Policeナンバーも続き、Walking On The Moon
Stewart Copelandを思わせるJoshのビート
会場内も一体のコーラス
そしてSo Lonely
こちらはSting♪のソロとしては珍しいだけに、場内で歓喜の叫びが聞こえました。
ステージも終盤
ライティングが赤くなり、パーカッション奏者も登場して、曲はDesert Rose
火が燃えるイメージで重厚なムードに・・・
そしてRoxane
この曲でPolice/Stingは世に出たようなもの
途中、Ain’t No Sunshineを入れ、再びRoxanneをパワフルに熱唱
ここで一度下がりました。・・・
アンコールに登場、曲はNext To You
アコーディオンも入り、Police時代を思わせるパワー
そしてこの曲から・・・Every Breath You Takeへ
今や歴史に残るスタンダード・ナンバー
場内では観客の携帯でのライティングも美しく
再びエンディングとなりました。・・・
そしてもう一度登場
アコースティック・ギターを抱え、予想通り、Fragile
いつの時代にも当てはまるメッセージが込められています。
お馴染みのハーモニクス音・・・
ロック色の濃い今回のStingのライヴは幕を閉じました。・・・
今回はシンプルなロック・バンド編成でのライヴとなりましたが、元々楽曲の持つテンションが非常に高いPolice/Sting
それだけにどのような形であっても訴えかけてくるものを、いつも強く感じます。
次はどのような形でやってくれるのか
・・・それも楽しみなStingのコンサートでした。・・・
尚、オープニング・アクトとして登場した息子のJoe SumnerとThe Last Bandolerosのメンバー
彼らが本編のステージにもいたことで、何かアットホームな楽しい暖かいものを感じた・・・
そんなコンサートにもなっていました。・・・