【らぁ麺屋 はりねずみ】独学系ラーメンは進化する | 午前零時零分零秒に発信するアンチ文学

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ラーメン界にも色々あるんだねえ。

〇〇系なんて便利言葉、いつから出てきたのかな?

 

そういえば、最近になって取り上げた【麺屋 八海山】さんにしても「燕三条系」なんて呼ばれているけど、要するに「煮干しそばなんでしょ?」って話。

 

勿論、背脂があるだの、うどんのような太麺だのと特徴はあるのかも知れないけど、オイラからすれば「だったら煮干しそばでイイんじゃね?」って思うのよ。

 

一方で、

 

今回の【らぁ麺屋 はりねずみ】さんは、巷で「独学系ラーメン」なんて呼ばれているけど、理由はシンプル。関東などのラーメン店の味に魅せられた店主さんが「片っ端から食べ歩いて独学で研究された」ってだけの話よ。

 

特に、店名の「らぁ麺屋」ってところに注目して貰いたいのよ。

 

麺通の人ならご存知と思うけど、コレって神奈川県の「飯田商店」さんからインスパイアされたものなのよね。現在のところ最も業界をリードしているお店の事。

 

食べログのレビューです

 

勿論【百名店2023】にも選ばれています。

 

メニューはこんな感じ

 

●醤油らぁ麺

名古屋コーチン+煮干し+貝のトリプル醤油スープに、全粒粉入りの極細麺

 

●煮干しらぁ麺

煮干し+ガラのシンプルなスープに、平打ちの縮れ麺

 

●MISOらぁ麺

味噌とカレースパイスのブレンドスープに、全粒粉入りの極細麺

 

数量限定メニューとして

 

★煮干しブラウン

名古屋コーチン+煮干しの醤油スープに、平打ちの縮れ麺

 

そして、時々発表される

 

★★期間限定メニュー

 

がある。でも、全部作り方が違うのよね。

 

一見非効率のように見えるけど、ラーメンを組み立てるパーツを細かくしているって感じ。だから、手際よくてマルチなコレクションを作れるって訳。

 

 

■らぁ麺屋 はりねずみ(大阪府高槻市)

 

 

とにかく、高槻市はラーメン激戦区です。

 

八海山、あす流、中村商店、はりねずみ(今回ご紹介)、全て【百名店2023】。

らーめん鱗さんは茨木市に本店があって、アチラで【百名店2023】です。勿論、高槻店の味も遜色ありません。何しろ「あす流」のセカンドブランドですから。

他にも、ゾロゾロ店がありますが、他店については又の機会ということにします。

 

今回は一番南にある「はりねずみ」さんです。

 

因みに、こちらの「らぁ麺」はスープから具材まで全て手作り無化調。

実は、始まった当初から通っているお店なんだけど、段々と美味しくなっているんですよね。妥協なき店主さんの研究熱心さが伝わってきます。

 

醤油らぁ麺なんて本当にビックリするくらいウマいですよ。

でも、目当ては「煮干しらぁ麺」です。

 

煮干しラーメンと聞けば【麺屋 八海山】が代名詞みたいなものですし「どうせあそこの味には敵わないだろう」と思いつつも【らぁ麺屋 はりねずみ】さんの玄関を潜りました。

 

狭いんですけど、とにかく清潔感のある店内です。

スペースを有効に使われていて、真中の厨房をカウンター席が四角形に囲うといった感じ。しかも、とても店主さんのワンオペとは思えない程、手際がいい。

女将さんの接客も真心が籠っていてイイ感じです。

 

 

●煮干しらぁ麺+肉飯

 

見た目も、八海山のソレと比べれば地味ですし、少々小ぶりな感じがします。

 

 

ところが…スープをよく見たら…

キレイ~💛 しかも、トロみまである。

 

口に含んでみると「…とっても優しい味。ちょっぴりフルーティで、煮干し感が結構強いです」

 

 

八海山さんの味が「剛」なら、

はりねずみさんの味は「柔」。

 

関西人に合うのは、寧ろコチラかも知れない。

しかも、麺がまた素晴らしいんですよね。

 

日清の「どん兵衛」の麺みたいな、アレをモッチモチにしたような感じ。

スープと凄く合ってます。しつこくないから凭れないんだよね。

 

 

後は、薄くスライスされたレアチャーシュー、細切りにされたメンマ。

全部食べやすいんですよね。スープが美味すぎて完食!

 

下の写真は、サイドメニューの【肉飯】小です。

角切りのチャーシューに煮干しっぽいタレが掛かっています。

 

 

 

★★冷やし煮干しブラウン(味玉トッピング)

 

コレは昨年の期間限定メニュー。

醤油ベースの名古屋コーチン+煮干しスープが清涼感を運んでくれてました。

平打ち縮れ麺も、冷やすとコシが強くなって食感が増してました。

 

 

 

★★冷製スパイスカレーヌードル(チャーシュー味玉トッピング)+ごはん小

 

コチラは、つい先ほど「6月6~9日」の3日間限定でした。

出された時は、思わず「ビューティフル!」って心の中で叫びました。

 

 

もうコレは、日本食というよりも「アジアンテイスト」ですね。

煮干し+カレーの冷製スープがとにかく喉を潤してくれました。

麺は新開発の「中細麺」のよう。とてもコシがありました。


 

具も、黄と赤のパプリカのピクルス、ミンチ肉、青ネギ、蓮根とサツマイモのチップス、全て自家製でした。チップスの食感がサクサクしてこれまたグッド!

 

 

最後は、ごはん小をスープにドボン!

 

・・・・・・

 

期間限定メニューは、時々出されているので要チェックです。

大阪にお越しの際は、是非ともオススメの店です。

 

不定休なので事前にチェックが必要です。

 

らぁ麺屋『はりねずみ』女将のブログ様