「お目当ての店に行ったけど、あいにく休業だった」
一度くらいならあるものだけど、1日に複数というのは中々お目にかかれない。
今回は、そんな体験をさせられてしまった。
とにかく夜勤明けで腹が減っていたのよ。
そういえば、高槻にカレーの百名店(食べログ)が1件あるということで、ここは是非とも押さえておきたいと思い、時間調整した。
■ヴァスコ・ダ・ガマ本店
行列の出来る欧風カレー店なんだけど、11時30分開店ということらしい。んなもんだから、途中の「すみれの湯」で一風呂浴びてから開店時間に間に合わせるよう調整した。
15分前に現着し、あとは開店を待つのみ。少し時間があったのでトイレへ行ったんだけど、そうこうしているうちに開店時間を過ぎていた。
急いでヴァスコまで戻ってきたんだけど、なぜかシャッターが閉まったまんま。待てども一向に開く気配がない。誤解を恐れずにいうなら、店へ行く前には事前にGoogleで調べて「休業日」を確認するようにしている。今回もそうだった。
が、そのGoogle包囲網を搔い潜るかの如く、入口の隅に小さなカレンダーらしき張り紙がある。嫌な予感がした。こういうのは得てして良くない張り紙なのだ。恐る恐る近づいてみると…3月のカレンダーだった。
「3月18日(月)定休日」
確率31分の1。その「1」に当たってしまった訳だ。
そりゃあ、Googleでも解らなかった訳だ。定休日ではなくて臨時休業だろう。
■インド流スパイス工房 哲学カレー
気を取り直して、高槻では二番手と思われるカレー店「哲学カレー」へと移動。JR高槻駅を挟んだ反対側(南側)だ。「2F開店中」と書かれてあったが、シャッターは半開放だった。また、嫌な予感がした。
隅のほうに「3月18日(月)定休日」
ド田舎の飲食店はヤル気がないのか?
■あす流
こうなれば、カレーは諦めた。ラーメン店だ。
高槻では塩ラーメンNO1との呼び声の高い「あす流」。ここなら大丈夫だろう。
近くだったので、行くだけ行ってみる。
入口が2Fだったので、階段を上がっていったんだけど…
「月・火・水 定休日」
今日は呪われているのか?
■焙煎工房タイムリー 高槻店
さすがに「ここは開いているだろう」と思ったら、やはり開いていた。
実はコーヒー豆を買いにきたのだ。その豆を焙煎して貰っている間、無料でコーヒーをサービスして貰えるので、それを飲んで気分を落ち着かせていた。とにかく、ずっと歩きっぱなしだったからねえ。
その時、ふと思いだしたのだ。
流れが悪い時は、無理にこじ開けようとしないである。
ヴァスコ以降の3件は、また次の機会に改めて行こうと思う。
■気分を落ち着かせた後にタイムリーを出る
途中、一時停止違反で警察に捕まった原付のジジイなんかが居たりもしたが…
まあ、そんな話よりも、思いもかけない場所にラーメン屋が!
目の前「高槻センター街」の丁度向こう側にあるではないか。
行列というほどではないが「待ち」が出来ている。
と、プロローグは長くなってしまったが…
いよいよ、本題のはじまりだ。
まるで、神様が「らーめん鱗へ行け!」と言っているように思えた。
これも「縁」かも知れない。全ては導かれるままに…
■らーめん鱗 高槻店(大阪府高槻市)
とにかく「定休」「定休」これまた「定休」だったからねえ。
タイムリーの至近距離に「らーめん鱗」。
実は、ここ「あす流」のセカンドブランドなのよねえ。
つまり、親分譲りの塩ラーメンの血統なんだけど、他にも「醤油」まであったんだよなあ。今回は、その醤油ラーメンを目当てに食べてみた。
具が無くなったので、卓上の「酢」を少し入れてみると…
一気に飲み干してしまった。
さて、シメは「ハーフやきめし」です。
これまた、ウメぇ~!!
全然しつこくないし、適度にパラパラ。
幾らでも入っていきそうな食感。
…ということで、大変満足でした。
歩き回った分を精算して貰った気分。
やっぱ神様のお導きだったね。