今、熊本で豪雨被害が深刻な状況になっています。
地球温暖化の影響なのかここ数年毎年のように全国のどこかで豪雨被害が発生していますが、もし自分の住んでいる地域で豪雨被害などの水害があった場合、どうしますか?
今の時期だと、「コロナが心配で避難所へは行きたくない。」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ニュースを見ていたら気象庁が、「家が平屋ではなく2階がある方は、2階もしくは屋根への分散避難をしてください。」と呼びかけていました。
そこで、ハッとしました。
2年前の西日本豪雨災害の時や今回も、酷い地域では平屋の家は完全に水没してしまっているのです。
ここ数年、平屋を希望する方は確実に増えています。
ただ実際には予算や土地の広さの関係で、完全な平屋よりも平屋風2階建てにする方が多いですが…
平屋は、老後はもちろん、若い方にとっても使い勝手がいいです。
でもコストは2階建てに比べて高くなります。
そして、2階への避難はできません。
2階があると、普段から階段を上り下りするので、足腰の衰えを知らず知らずのうちに防ぐことができます。
子供の足腰の強化にも少なからず影響があるようです。
子供たちは成長したらやがて出ていくので、子供部屋やバルコニーだけ2階にして、夫婦は1階だけで生活をする…
それが平屋風2階建てです。
外観はこんな感じになります。
子供部屋にロフトを付けると更に災害対策になるかもしれませんね。
家を建てる時に、水没するかどうかまで考えて計画する方はほとんどいないかと思いますが、平屋を希望される方は災害時のことや予算のこと、将来的な家族構成なども含めて考えて、あえて平屋風2階建てにするのもアリかと思います。
高田