鬼才と奇才
やっぱり書きます。
まだ昨日の黒川紀章氏の訃報が頭から離れません。
1人の天才が去るというのは、本当に辛い。彼はいい最後を演出したように想う。
だって選挙や車やテレビに急に出だして、新国立美術館で自分の個展やって・・・って、案外好きだったな。
みんな「変った人」っていうけど、変ってるから世界で有名になれるんですね。
やっぱり建築に関しては「鬼才」だし「奇才」だったと想う。
死ぬ直前まで建築を考えていたみたい。
ほんとうに残念です。
そしてきになったのが・・・・
『夜になって都内の自宅でインターホン越しに取材に応じ「まさか突然、容体が急変するとは思いませんでした…(入院する直前の)10日に何となく『私はあまりいい奥さんじゃなかったね』と言ったんですが『そんなこと、そんなこと…』と言ってくれた。それが遺言みたいなものでした。それだけは忘れません」と、気丈に話した。』
こんな最後って意外と理想。
好きな奥さんと亡くなる前にこんな会話ができるって、すごく幸せなことだろうな~って想う。
きっと心から愛してたんでしょうな。
やっぱり愛する人に気持ちを伝えると楽になるから、俺も意外と伝えるようにしているんだが、彼女は全然俺に言ってくれないんです(笑)きっとそんな事思って無いんでしょうな(泣)
手紙という作法
昨日、東京で喫茶店を経営されている横田さんから手書きの手紙が届きました。
先日、80mm(湯のみ)を買ったんで、その礼状でした。
真っ白い封筒には気品が溢れていました。
1枚の便箋には伸びやかな文字で書かれていました。
それと10月20・21日に限定で開かれる喫茶店への誘いでした。
しかも大阪と東京との距離を申し訳なさそうな一文が最後にかかれてました。
こういう手紙って、人間の気持ちの原点だと思うんです。
字の綺麗とかというレベルじゃなくて、相手い届く気持ちだと思う。
正直、嬉しかったです。
今日、俺も横田さんに礼状を書こうと決めました。
きっとそういう事が、その人の人格(品格)として現れると思う。
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①秋田道夫さん(大好きなデザイナー)
http://www.michioakita.jp/whiteboard/
②Afterhours(東京の喫茶店の横田さんのブログ)
③ALL-A(団地マニア)