{素}的思考の日記 -11ページ目

竣工①





どつぼにハマった現場も終わり、無事に設置されているのを目にすると、ニヤッとします。

これはエントランスの手摺と床のグレーチングを設計しました。(1枚目写真の奥に写ってる屋根も)


手摺は鉄骨との取合誤差+-0という、驚異の精度を誇り、これもおれの図面精度、そして工場のすばらしい技術がもたらした結果であります。床の隙間もすべて計算して図面を何枚も書きました。


そのような苦労のあとに完成品を見るとにやけるわけであります。地球上に形が残る仕事なんです。


わが子なんです。そう、子供を見に行く授業参観のような気持ちです。

もうにやけますな。

現場は京都・竜安寺のすぐそば、「立命館大学」であります。


忠雄さんのトンネル。えげつないですな。

手摺







たかが手摺、されど手摺。すべて自分の図面通りで、きっちり納まっております。

精度が高いです。

初披露











設計:青木 崇  品目:インターホン操作盤


あ、後に写っている柵も私の設計です。

映画館







映画館のエントランスゲートを設計しました。

銀座







この平面を斜めに貫く壁は、5年逆立ちしても浮かばないでしょう。



竣工







尼崎の変電装置施設の外装を設計しました。

たくさんの子供達が地球上に何十年と建ち残る事を祈ります。





インターホン





昨年、兵庫は西神南に建設中のマンションのエントランスに置く、インターホンパネルのデザインをさして頂きました。今はステンレス(鏡面仕上)を守る為、白いシートで養生されてます。


板金加工技術を駆使して作った、世界で1つだけのインターホンです。

はじめは加工できるか心配でしたが、職人さんの苦労のかいあって、いびつな形を実現してもらえました。


やっぱり実物ができる事はうれしい。

自分の子供のように思ってしまいます。


ものを作る仕事には、このような喜び・ご褒美があるわけです。


これから何十年と、このマンションに住んでいる人達、訪問者達が毎日触るインターホンを、デザインできたことがうれしい限りです。







時計