最近の市政トピックス | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・34才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

この1週間で、市政において注目度の高い情報が2つ発表されました。

他の方も発信されているため、既にご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、以下ご報告いたします。

 

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まずは、総務常任委員会で発表された「内部経費適正化によるコスト削減支援業務の成果について」です。

業務の概要と私の問題意識は、昨年の投稿にてご覧ください。

 

2023/6/29「その前に、やるべきことがあるんじゃない??」

https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12809983151.html

 

コスト削減の提案を民間事業者に求め、年間成果額の半分を報酬として支払うというもので、この後、当該業務はボストン・コンサルティング・グループに発注されました。

その結果がこのたび報告されたもので、見直し対象となった業務は11種類、効果額は約2億円。

その半額の約1億円と固定費の約3,000万円をあわせた、計・約1.3億円が事業者に支払われることになりました。

 

問題なのはその内容で、委託料・システム賃借料などの仕様書を見直すと聞いていたので、「発注方法を変更できますよ」とか「この業務/システムは統合できますよ」とか、外部のコンサルならではの知見を期待していたのですが。

結果として出てきたのは、

・街路樹の除草回数を年3回から2回に減らす

・公園の遊具点検回数を月3回から1回に減らす

・建物の清掃回数を毎日から週3回に減らす

など、単純なコストカットが中心だったんです。

…いやいや、そんなレベルの話なら、コンサルに頼らずとも市役所内でやれるじゃないですか。

 

前掲の投稿で、私は「そんなに金額かけてコンサルにお願いする前に、市役所内部でコスト見直しをやるべきなんじゃない??『自分たちの力ではこれ以上できません!』となって初めて、外部の力を借りるべきだと思うのです。」と書いていました。

懸念した通りの結果で、そこに多額の成果報酬を支払う形になったことは、残念でなりません。

 

とはいえ、日頃から行政改革を求めていて、民間の感覚を取り入れることにも前向きな立場から、当時の補正予算に賛成した経緯があります。

モヤモヤした感情はありますが、だからこそ、これも1年前の投稿に記した通り、「そのノウハウを全庁的に展開していくこと、今回の見直し対象外の業務でもコスト削減することを求めていき」たいと思います。

 

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そしてもう一つが、2024年4月1日時点での保育所待機児童数について。

2年続けて50人台と、ピーク時に比べて減少していた本市の待機児童ですが、本年度はまた増加してしまい、121人となりました。

継続して具体的な対応を求めてきたにもかかわらず、依然として解消されていない現状に、悔しさ、悲しさを覚えています。

 

 

表からも明らかな通り、ここ数年、厚労省の定義に基づく待機児童が発生しているのは1・2歳児ばかり。(実質的な待機児童は他の年齢でも発生していますが)

となると、本市が取り組むべき施策が、2歳児以下を対象とした地域型保育施設の整備であることは間違いありません。

 

2024/1/20「認可保育所の年齢別定員見直しを!」

https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12837259546.html

 

実は、この1年間で複数の地域型保育施設が閉園しており、今回の待機児童増を招く大きな要因となりました。

投稿の中でも触れている通り、私の行っている提案は、新規施設の整備を目指すと同時に、既存施設に運営を継続していただくための施策でもあります。

地域型保育施設の整備と、そのために必要な認可保育所の年齢別定員見直しを、引き続き求めてまいります。

 

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どちらも気持ちのいい報告ではありませんが、少しでも事態を前に進められるように。

今後も力を尽くしてまいります!

それでは今日はこのへんで。