本日は民生常任委員会!
今年度、私は委員長を仰せつかっているので、基本的には議事を進行する側の立場なのですが、どうしても見過ごせない点があり、1点質問してきました。
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市が公共工事を発注した後で、人件費や資材費が大きく変動した場合、一定の基準に従って増減額を精算する「物価スライド条項」。
公共工事には大型で長期間に及ぶものが多くありますし、契約書上にこの条項がなければ、事業者は赤字になるリスクを抱え続けなければならず、安心して業務を請け負うことができません。
契約金額の変更として、議会が議決を求められる案件もあるのですが、こうした趣旨の議案に対して、これまで基本的には賛成してきました。
しかし、本日の委員会で示された、中央体育館・陸上競技場等の再整備における工事費の増額については、大きな問題があります。
それは、工事費の水準(≒相場)を算定する指数について、当初定められていた「建築・設備を一体で計算する方式」から、「建築・設備に分けて計算する方式」へ変更しようとしていることです。
※この指標の数字自体は、一般財団法人建設物価調査会が発表する「建設物価・建築費指数」ですので、市が決めるわけではありません。
建築工事とは、建物自体を作る工事で、基礎工事・外壁・屋根・内装などがあげられます。
設備工事とは、建物に付帯する工事で、電気や空調、給排水などがあげられます。
もともと、市と事業者が合意していたのは、「建築・設備を一体で計算する方式」なので、仮に両方あわせて10%増えている、という指標が出れば、100億円の工事費は110億円に値上がりします。
他方、「建築・設備に分けて計算する方式」の場合、建築が15%・設備が5%の値上がりで、工事費が建築60億円・設備40億円なら、60×0.15+40×0.05=11億円の増額となり、100億円の工事費が111億円に値上がりします。
このように、どちらの方式で計算するのかによって、物価スライドの金額は変わってきます。
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今回、市が事業者からの申し入れを受けて議会に提示した内容は、2023年3月から2026年7月の増額割合を
○建築・設備一体 +19.1%
ではなく
○建築 +17.9%
○設備 +30.4%
に変更したいというもの。
直近の動向として、設備工事の方の方が値上がりしているということですね。
さらに、当初契約の一体型の指標は「建築工事85%・設備工事15%」で算出されているけど、実際には両者の比率がほぼ同等だったので、その割合で計算してほしいとのこと。
結果として、約100億円の工事費に対し、当初契約の計算方法では「+17億円」程度の増額となるところが、今回の見直しで「+21億円」程度となり、約4億円も増加することとなります。
そんな増額、簡単に認められるわけがないっっっっっ!
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資材の仕入れ値にしても、職人さんの人件費にしても、建築と設備で異なる値動きとなることは、十分に有り得ること。
にもかかわらず、一体の指標で進めることに契約で合意したんだから、自分たちに不利な条件になったからって、後から指標を変えてくれって言われても、それは道理が通りませんよ。
じゃあ、仮に、建築工事の相場がとても上がって、設備工事の相場があまり上がっていなかった場合は、「一体での算出をやめてくれ・建築の割合を低く設定してくれ」なんて、絶対に言ってきませんよね。
市も、そのシチュエーションで「分けて算出した方が、うちの支払い少なくて済むねん。契約で一体型って決めたけど、やっぱり見直してよ?」って申し出るとは思えない。
…いま、同じことをされてるんですけどね。
市は、埋蔵文化財が発見されて、工事が中断している間に高騰が続いたことを、大きな理由に掲げています。
でもね、それは「物価スライドに基づいて増額の支払いをする」ことの理由にはなっても「物価スライドの計算方法を変更する」ことの理由にはならない。
私だって「払わんでえーねん!」と言ってるわけじゃありません。
後から計算方法を変えるのはおかしい!って言ってるんです。
建築:設備の割合についても、今日の答弁では、実施設計を経て工事内容が判明し…といった趣旨の回答があったけど、おおまかな割合はもっと前から分かってるでしょ。
そうじゃないと契約金額を積算できるわけがないじゃないですか。
実際には建設工事の割合が50%台なのに、85%が建築工事という前提で算出されている一体型で契約したのは、何故なんでしょう。。。
建築・設備で値動きが異なる(そしてそれが自分たちに不利となる)リスクを想定できていなかった事業者側にも、大きな責任があるはずです。
市には事業者からの要望を受け入れるだけでなく、しっかりと交渉してもらわないと。
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この点を追及したところ、精査・検討する旨の答弁がありましたので、今後の展開を注視していきます。
本日は報告事項でしたが、12月定例会以降には、債務負担行為の設定や契約の変更にあたって、議決の機会があります。
このままの内容で進んでいくことのないよう、強い覚悟で取り組んでまいります!


























