昨日は、花組『ダンスオリンピア』初放送(字幕付き)でした❤
 
ダンオリは昨年の1月に生で観ました。
東京公演のみ、粘りに粘って取れたチケットでした。
柚香さんがトップ就任されたばかりで、プレッシャーを跳ねのけて踊る姿、マイティーの舞台を盛り上げようと奮闘する姿、何もかも凄くて涙していました。
舞台を観た時に歌やセリフをきちんと理解して観たかったな・・・という想いは残っていますが(当時、台本タブレットはありませんでした)今回テレビ放送を字幕つきで見られることがとても嬉しいですラブ
 
* * * *
 
私は、宝塚歌劇のファンになって、
それほど長くは経っていませんが、
宝塚ファンの方のブログやSNSの文章を拝見していると、
自分の好きな舞台を、みんなで一緒に楽しめるのは嬉しいという 
あたたかい気持ちを、より強く感じることがあります。
 
例えば、、他の人が舞台のチケットを取ることができた時。
 
初めて舞台を観に行った人が、感想をUPした時。
 
わがことのように喜ぶ宝塚ファンの方は多いです。
 
 
この宝塚ファンならでは(?)の流儀をさらに強く感じたのは、
“耳が聞こえなくても、セリフや歌詞を理解しながら舞台が観たい” と声をあげ、
それを試用期間という形ではありますが、実現して頂いた時でした。
 
 
障害を持つ人が社会の中のバリアを無くしたいと声をあげるとき、必ず付きまとうのは、そんな要望は我儘だ、贅沢だ、という声です。。
バリアフリー化の要望が実現したことがニュースになると、ニュースのコメント欄やTwitterなどのSNSでは、そういった声で埋め尽くされることがあります・・・。
 
※最近、車椅子の方のブログと、そのブログに対する反応が話題になりましたが、昔から似たようなことは起きています。
 
障害者がバリアフリー化して欲しいと求めるものというのは、身体の機能が低下し始めた高齢者が求めるものと似ています。
 
目が見えにくい、耳が聞こえない、車椅子使用、etc... 
いずれ、誰もが必要になるかもしれないものは、本人だけではなく、本人と一緒に行動する家族や、友人にとっても必要なものです。

 

また、バリア(障害)は一夜にして生まれることもあります。

私の周りにも、働き盛りの年齢で、朝起きたら耳が聞こえなくなっていたという知人が何人かいます。(突発性難聴)脳の手術をしたら、耳が聞こえなくなったという人もいます。

 

 

ただ、現時点で何もバリアを感じていない人には、いずれ自分もバリアフリーであることが必要になるということはなかなか分かりにくいですよね・・・。
 
 
宝塚歌劇で、セリフや歌が聞こえない客に向けてタブレット台本の貸し出しが試験的に始まった時・・・
多くの人にとって、タブレットは必要のないものだったと思いますが、
SNSやニュースのコメント欄では、喜びと賞さんの声が満ち溢れていました。
 
 ・宝塚歌劇の対応は素晴らしい
 
 ・このような対応が他の舞台でも、もっと広がって欲しい
 
 ・多くの人に舞台を楽しんで欲しい

 

聞こえないなら観るな、というような声はなく・・・
(それが一番気になって、当時はエゴサーチしまくりましたあせる
自分の好きな舞台を、他の人にも楽しんでもらいたいという、宝塚ファン、演劇ファンの美しい思いを感じた時でした。
 

声をあげることが批判される、ということの裏には、

我儘は良くありません、周りの人と同じように振る舞いましょう、という

日本人的な感覚もあるのかもしれません。

しかし、障害があっても快適に楽しめる演劇、舞台を実現させて欲しいという思い、

それは障害を持つ多くの人が持っていると思います。

その思いを受け止めていただけたことが、とても嬉しかったのです。

 

 

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 流れ星ブログを書いている人:yuki(ゆき)
  1998年の初代宙組エリザベートをみて宝塚にハマりました。 
  いまは全組観劇派、台本タブレットをお借りして観ています。
  
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