好奇心旺盛だけど繊細
両極端の特性を持つHSS型HSPの いとたか です
はじめての方はこちらから

 

 

アーロン博士の本↓、読み終えましたー(パチパチパチ)

 


いやー、深かったです!
 
 
 
 
アーロン博士から受け取ったメッセージは
HSPの特性をニュートラルにとらえよう!


ほんと、HSPさんといえば
弱い、臆病、心配症、怖がり、気にしすぎ、考えすぎ
 
 
なんとなくマイナスイメージがつきまとってる氣がする

 
何事もコインの裏表があるように
 
 
この特性のプラスの部分も知って、ニュートラルに受け取れるといいですよね
 
 
 
 
ただ、世の中はどんな気質に対してもニュートラルには見てくれないのも事実
 
 
そして、その世の中の基準(理想像)は文化によって違う!


今回改めてそのことを感じたので


わたしが感じたアメリカと日本のHSPさん事情について書いてみます


 

アメリカの HSPさんの生きづらさ

まずね、この本の章立てを見て、違和感を感じるところ、ありませんか?

 

1.とても敏感であるということー欠陥であるという(間違った)感覚

 

2.さらに先へーあなたの性質を理解する

 

3.HSPの健康状態とライフスタイルー幼児/身体から受け取る愛と学び

 

4.子ども時代と思春期をリフレーミングするー自分を育てる方法を学ぶ

 

5.社会生活ー「内気」になること

 

6.職場で輝くー歓びに従い、光り輝く

 

7.敏感な人間関係ー繊細な恋愛という挑戦

 

8.深い傷を癒すーそれぞれのプロセス

 

9.医師と薬とHSP-医学における未知の領域を開拓する

 

10.魂とスピリットー真の宝がある場所

 


わたしが違和感を感じたのは
5.社会生活ー「内気」になること


他の章はなんていうか総論という感じなのに、この章だけ「内気」に絞り込んでる

 

 

 

それだけ強く「内気」というレッテルを貼られることへの抵抗を感じたんです


日本では「内気」と言われても、それほどイヤじゃなくないですか?


これって「内気」に対するアメリカと日本の文化的許容度の違いだと思うんです

 

アーロン博士は次のようにも書いてます(以下、抜粋)

かりに本書の内容をひとつしか覚えられないのであれば、つぎの調査研究を覚えておいてほしい。


(中略)


中国では「大人しい子」や「敏感な子」は、みんなが友だちになりたいと思う子どものなかに入っていた。

 

 

(中略)

 

 

カナダでは、「大人しい子」や「敏感な子」は人気が低かった。

 

 

この性質の良し悪しは、育った環境によるものらしい。

 

 

 

「この本のたくさんの情報のなかで、アーロン博士はこの調査研究の結果が一押しなんだー」ってびっくり

 

 

それだけアーロン博士の周り(英語圏?)では、「内気」というレッテルに傷ついている人がいるということ

 


この研究は中国とカナダの比較だけど、ざっくり文化圏で考えると日本とアメリカにもあてはまりそうです

 

 

 

 

わたしがアメリカに大学院留学したとき強く感じたのが


アメリカでは発言しないと存在しないとみなされる ということ



日本だと同じ意見なら黙ってるし、そのことが良しとされます

 

 

でも、アメリカでは黙ってると「意見がない人(=存在しない人)」とみなされます

 

 

 

 

 

HSPさんの特性のひとつが 深く処理する(深く考える)


いったん立ち止まって、過去の似たような経験と関連づけたり比較したりして考えてから行動します

 

 

それだけ深く考えてるから黙ってるのに、そのことがわかってもらえない

 

 

そして「内気」とレッテルを貼られる

(もしくは自分で思い込む)

 


社会から否定され

 

 

そんな自分を「(みんなができることができない)自分はおかしい」と自分でも否定して

 

 

そんな生きづらさがあるのかなーと思いました
 

 

日本の HSPさんの生きづらさ

アメリカより社会的に「内気」が受け入れられてる日本

 

じゃ、どうして日本でHSPさんは生きづらいのか?

 

 

ちょっとあらっぽいけど、わたしの考えを書いてみます



 

アメリカに留学したとき肌感覚で感じたのは

 

 

移民国家でもあるアメリカは

他人は自分は違う 

という考えがベースにあるということ

 

 

だから「自分の考えを言葉にする」ことを良しとする

 

アメリカでは各々がどう考えてるか、意見を言うことが大事になってくる





日本は単一民族だからか

農耕民族だからか

(※正確には単一民族じゃないんですけどね)

 


他人と自分は同じ 

という考えがベース

 

 

だからいちいち言葉にするより

「察する」ことを良しとする


そんな日本の文化背景でHSPさんは

自分の感じ方や考え方が他人と違うことに傷つくんじゃないかな

 

 

それで「(みんなが感じるように感じられない)自分はおかしい」と自分を否定して生きづらくなる





もちろんHSPさんと言ってもいろいろ

 

 

でも、日本とアメリカのHSPさん事情の違いをわかりやすくするためにあえてこういう切り口で書いてみました


あと、日米どちらも共通してるのは

 


HSPの特性を否定して、みんなと同じ(=非HSP)にならなきゃと自分を責めてること
 

 

わたしたちHSPは、非HSPにはなれないしなる必要もないのに

 

 

HSPであることの豊かさ

最後にちょっと極端な例かもだけど本から紹介です

 

 

HSPであるダンは母親に精神疾患があり、父親はアルコール中毒

 

 

そんな家族のなかで成長した彼はひどいうつ状態にもなったそうです

 

 

それでも彼は自分の敏感性を認め、尊重することを学んで次のように言われてます(以下、本から抜粋)

 

ぼくは物事に深く感動します。この喜びに気づけないなんて嫌です。

 

 

もちろん、孤独を感じることもたくさんあります。

 

 

悲しい出来事を受け入れられるようになるには時間がかかりました。

 

 

でも人生にはうれしいことも、悲しいこともあるのです。

 


すごく勇気をもらえませんか?


人生にはうれしいことも悲しいこともある


HSPであるわたしたち、その両方を深く感じます


うれしいことを深く感じるのは大歓迎だけど、悲しいことはあまり深く感じたくない

 

 

 

そう思うのは当たり前


でも、どちらかだけは選べないんですよね


だったら与えられたHSPの特性を活かした者勝ちだなーと思いませんか?



今日もステキな一日を!

 

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