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高木鉄工のブログ

NC旋盤・マシニングセンタによる機械加工、熟練職人による手仕上、産業機械の設計・組立等モノづくりのスペシャリスト集団・高木鉄工株式会社のブログです。CAD/CAMによるNC機械加工プログラムオペレーターが毎週金曜日に記事を更新

今日も楽しい三次元CADモデリングの時間がやってきました。

 

以前の記事に上げていた三次元CADモデリングの続きとなります。業務の優先順位の都合でしばらく中断しておりましたが、ようやく続きができます。

 

今回は現物を確認しながらスクリューの羽根の部分を作り込みました。明確な寸法指定がない為、手さぐりになりましたがなんとかある程度の形になりました。

 

※一部三次元CADモデリング作業画面紹介。

スクリュー三次元モデリング1スクリュー三次元モデリング2

後は細かい調整になっていきます。

 

中々難しい部分もありますが、作業が楽しいのでそこまで苦ではありません。今後も頑張っていきます。

 

それではまた。次回更新は10/7(金)予定です。

CAD/CAMでの旋盤NCデータ作成も私の仕事の一つです。

 

先日から5軸制御加工やステンレス製品の加工検討などと並行して旋盤加工品のNCデータの作成を行っており、ようやく一区切り付きました。

 

同一断面形状で高さが変化する製品が数セットある為、一つデータを作成したらそれをベースに変更箇所を修正して再計算・NC出力して編集……の繰り返しですが、数十セットあった為合間作業で一ヶ月ほどかかりました。

 

とはいえ、慣れてくると1セット1時間かからずにできるのでそこまで負担ではありませんでした。

 

さて、文章だけだと味気ないので作業画面をいくつか紹介します。

 

製品形状を作図後にまずは動作の為の補助線を作成。

旋盤CAD/CAM補助線

 

種々のパラメータ設定。

旋盤CAD/CAMパラメータ設定1旋盤CAD/CAMパラメータ設定2

 

動作確認。干渉などの問題がないかチェックします。

旋盤CAD/CAM動作確認

 

これらのCAD/CAM作業の後、NCデータを出力して機械に合わせて若干編集して完成です。

まだまだ仕事はありますので、これからも頑張っていきます。

 

 

それではまた。次回更新は一週空いて9/30(金)予定です。

現在、同時5軸制御加工データ作成作業中です。

 

曲面に文字彫刻を加工する同時5軸制御のNCデータ作成の為、CADで作成した形状をベースに様々なパラメータを設定していきます。下記はその一例。

5軸加工-1

5軸加工-2

5軸加工-3

設定後、シミュレーション結果は……

5軸加工-結果

こんな感じです。

 

CADで動作線等を作ったら、パラメータ設定後CAMで計算し、シミュレーションを確認しながらデータを作成していきます。

 

時間はかかりますが、楽しい作業です。工程には余裕があるのでしっかり作り込んでいきます。

 

それではまた。次回更新は9/16(金)予定です。

CADによる三次元モデリングって楽しい……今週も同じ書き出しとなってしまいましたがご容赦を。

 

今回はとある製品の旋盤機械加工のため、同時加工する2つの製品の固定方法を検討しました。

固定治具

上図内①の製品に②の製品を固定するのですが、この段階ではまだ固定手段がない為、客先の了解を得たうえで補助材を溶接やボルト接合で取付、旋盤加工時に動かないよう固定します。(色々あって全部は表示できない為、一部分のみとなります)

 

補助材は製品納入時は不要となるので、機械加工が終了したら取り外して溶接した箇所は補修します。

 

このような加工検討にもCADによる三次元モデリングを活用しています。冒頭にこの作業を「楽しい」と言いましたが、人に説明する際も様々な角度で見ることができて伝わりやすいメリットもありますので、今後もどんどん活用していきたいと思います。

 

それではまた。次回更新は9/9(金)予定です。

CADによる三次元モデリングって楽しい……何度も言ってしまいますが、ちょくちょくそう思います。

 

以前に同じ内容で記事を書いた際は画像を上げてなかったので、今日は画面キャプチャを載せてみます。

 

とある製品を現物から図面化する為に写真などを見て三次元モデリングの最中です。

スクリューモデル

完成後にここからエッヂを拾って図面化しますが、やはりモデリング作業は楽しいです。

 

ありがたいことに今色々な仕事をかかえてますので、工程表をよく見て必要なものから進めていきます。

 

それではまた。次回更新は9/2(金)予定です。

 

機械加工(フライス盤・旋盤)の依頼をする会社をお探しですか?

 

弊社では様々な工作機械を備え、お客様の機械加工ニーズにお応えいたします。


旋盤・フライス・マシニングセンタによる機械加工の事ならお問い合わせ下さい。

福岡県久留米の機械加工・設備組立は高木鉄工 (takaki-iron.jp)

 

以下に代表的な工作機械をご紹介いたします。

CNC立旋盤(TM2-16N)2パレット仕様

CNC立旋盤(TM2-16N)2パレット仕様

 

 

CNC立旋盤(OMega80)

CNC立旋盤(OMega80)

 

 

大型複合機(INTEGREXe-1550V/10)

大型複合機(INTEGREXe-1550V/10)

 

 

横型マシニングセンター(ANGULAX900)

横型マシニングセンター(ANGULAX900)

 

 

立中ぐりNCフライス盤    山崎技研 YZ-500SGATC

立中ぐりNCフライス盤	山崎技研 YZ-500SGATC

 

 

テーブル型横平ぐりフライス盤 山崎技研 YZB88ATC

テーブル型横平ぐりフライス盤 山崎技研 YZB88ATC

 

他にも小型の汎用旋盤等を備えておりますので、詳しくはホームページをご覧ください。

設備紹介 | 高木鉄工の機械設備 (takaki-iron.jp)

 

それではまた。次回更新は8/26(金)予定です。

今日はステンレス製品の機械加工打合せを行いました。

 

加工食品の製造に使用するステンレス製品の一部品で精度が必要な箇所があるため、それをいかに図面要求品質を満たせるように加工するかを私(NC機械加工プログラム作成)とマシニングセンタのオペレーター、品質担当が集まって打ち合わせを実施。

 

機械加工するための製品の固定方法や加工順序、段取り等をそれぞれ意見を持ち寄り擦り合わせて情報を共有します。

 

このように加工前打合せを実施することで進行がスムーズになり、色々な気付きがあって勘違い等による加工不良を予防できるので今後ともしっかり行っていきます。

 

それではまた。来週は8/11(木)~8/15(月)の間弊社は夏季休業となりますので、次回更新は8/19(金)予定です。

CADを活用してホームページ用のアクセスマップを以前作成していました。今日はそちらの紹介です。

 

ホームページの弊社へのアクセスマップは以前は外部マップへのリンクだけでしたが、CADを活用して簡易マップを作成しました。

 

まずはCADでざっくりと作図。

 

アクセスマップ(CAD)

 
作図したら印刷プレビューを表示し、画面キャプチャで取り込み。
 
アクセスマップ(CADプレビュー)
 
パソコンのペイントソフトに貼付・着色。
 
アクセスマップ(ペイント)
 
色々と調整して完成。
 
高木鉄工アクセスマップ
あまり出来はいいとは言えませんが、こんなことにもCADを活用してますよ……という一例でした。
 
それではまた。次回更新は8/5(金)予定です。

同時5軸制御加工についてのお話し。

 

NC工作機械の通常の加工はZ一定でX・YをNC制御する2軸加工、X・Y・Zの3軸を同時にNC制御する3軸加工がメインですが、5軸加工はX・Y・Zに工具軸の振り(B軸)・テーブルの旋回(C軸)の2軸を加えて5軸を同時にNC制御して機械加工を行います。(軸の呼称については、工作機械により異なります)

 

5軸制御による機械加工の主な用途は、弊社の場合は例えば斜めや曲線の断面形状を持つ円盤の曲面に円周上ほぼすべてに配置された文字彫刻を施すために常に加工面に垂直に工具を維持する必要がある場合等です。

 

5軸制御するための複雑な座標変換は全てCAMまかせですが、動作を制御するための曲線をCADで作成しなければならず、それが肝であり時間もかかりますが、3Dモデリングの記事でも言及しましたが楽しい作業でもあります。

 

8月頃に一件5軸制御加工が必要な案件の工程が組まれているので、目下作業中であります。

 

それではまた。次回更新は7/29(金)予定です。

先週の記事の続きで、こちらもホームページ内過去ブログの抜粋になります。

私の仕事は工作機械のNCデータ作成がメインです。

 

複雑な加工がある場合、形状を把握する為に図面を見ながら三次元モデリングをする場合があります。

最近3D-CADを始めた方々はおそらくいきなり三次元モデリングから始められることだと思いますが、私(も含めて昔から機械製図経験のある人)の場合はまず受領図面通りの2次元図面(平面図・正面図・側面図・他断面図&投影図)を起こしてそこからモデリングを行います。

 

弊社で使用するCADソフト(MasterCAM)のユーザーインターフェイスとの相性もあるかもしれませんが、私は学生時代も含めると30年くらいCADを使っており、元はドラフター等を使用した平面の機械製図経験もある為、一度2次元図面を画いた方が納まりを頭の中でイメージしやすいというのがあります。

 

2次元作図が終わったら、作成した図形要素を利用して三次元モデリングを行いますが、守秘義務上現在作業中の画面を本ページに貼れないのは残念ではありますが、ご了承ください。

 

この三次元モデリングの作業が個人的には一番好きで、ディテールを整えながら段々と目的の形状が出来上がっていくのは楽しくて仕方がなく、ついつい加工には必要ないところまで作り込んでしまいます。

 

三次元モデリングも、あくまで目的は機械加工のNCデータ作成の為なので、ほどほどにしなければなりません。

それではまた。次回更新は7/22(金)予定です。