日本で西洋音楽がドイツから取り入れられたのは、1880年だといわれています🇩🇪
ただ、それは芸術としてではなく、明治政府の富国強兵策を進めるための道徳教育の一環としての音楽だったようです🇯🇵
そのため、当時は唱歌を歌うことがメインで、東京音楽学校で芸術(ピアニスト養成)としての音楽教育が始まったのは明治の終わり頃からだそうです🎹
当時は、学生は清く正しく行儀よくあるべきだという考え方が大変強かった時代でした🧑🎓
そのため、たとえロマン派の作品であっても、指奏法やハイフィンガー奏法のように腕や手首を固定して弾くように厳格な指導がなされ、そうすることが道徳的に(音楽的にではない)正しいとされていました⭕️
そして、リタルダンドやルバートなどのテンポの揺れや、腕や身体を大きく揺らすような動きは、学生の分際でやることではないと考えられていました❌
指の力で素早く鍵盤を叩くことによって得られる音こそがはっきりとした音や芯のある音で正しく🙆♀️レガートのような滑らかな音はぼんやりした音や曇った音などと言われ、悪い音としてみなされました🙅♀️
大正時代に活躍した、初の純国産ピアニスト久野久は、留学先のウィーンでハイフィンガー奏法を否定され、悲劇の死を遂げたピアニストとして有名です🎹
激しく髪を振り乱しながら一心不乱に鍵盤を叩く彼女の姿は、勤勉な日本人たちの心を打つものでしたが、指の怪我が多く、いつも手に包帯を巻いていたそうです🤕
ハイフィンガー奏法。手が攣りそうです😵
昭和に入った頃には、日本に招き入れられた外国人ピアニストの殆どは重量奏法で弾いており、実際にブライトハウプトの重量奏法を取り入れようとする動きもありました❣️
ところが、指だけで鍵盤を打つことが正しいと信じていた日本人の多くは、実際には重量奏法で弾いている外国人ピアニストの演奏にも、古い奏法を見出そうとしていました👀
手や身体がとても大きな外国人ピアニストは、長過ぎる指がピアノの蓋に当たらないように指を折り曲げて弾きますし、あまり身体を動かさなくても難曲が弾きこなせてしまいますよね💪
この形でオクターブをポンポン弾けてしまう
外国人ピアニストっていますよね💦
あの卵型の形は、彼らの演奏の様子を見た日本人が、見た目の形だけを真似たものではないか、とも考えられています🪞
あの世界的ピアニストも指を丸めて弾いているのだから、やはり指を曲げて弾くのが正しいではないか!ということですね💧
そして、音楽以外の分野でもそうであったように、生徒それぞれの手の大きさや個性を無視した、型にはまった教育がなされていきました🤖
次回はあの二大派閥(?)について書きます!
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伝道師ピアニスト
元林裕子です♪
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