指奏法の時代から既に、ショパンやリストなどの一流のピアニスト達は、手首や腕全体を使い、既に指奏法から脱却していました💨
ところが、彼らの弾き方は当時のピアノ教育界ではなかなか普及せず、依然として指奏法やそこから派生したハイフィンガー奏法が主流だったようです🔨
その原因は、ショパンもリストもピアノを教える場が高等音楽機関ではなかったことや、論理的に体系化し、教えることが難しかったからではないかと考えられています🌀
試行錯誤の後、ハイフィンガー奏法を批判し、当時の優れたピアニスト達の演奏を研究して理論化しようとする動きが、19世紀の末に起こりました📝
そのうちの1人が、ドイツのピアノ教師ルドルフ・マリア・ブライトハウプトです🇩🇪
ブライトハウプトが1905年に出版した『自然なピアノテクニック』は、脱力させた腕の重みを指に乗せて弾くという重量奏法を理論化・体系化したもので、当時のピアノ教育界に大革命をもたらしました⚡️
そこに書かれていたことは
全ての基本運動は、腕全体を肩から落としたり、自由に放り投げたりする動作である🎾
指は曲げるのではなく、リラックスしていれば自然と曲がるものである🙆♀️
腕の重みを支えるために、手の第3関節をしっかり出すことが必要⛰️
手首は高くする場合も低くする場合もある↕️
どのケースにも当てはまる絶対的な手の形というものはない🌊
など、指奏法やハイフィンガー奏法を真っ向から否定するものでした❌
腕の重量を3や4の指に乗せる練習です!
指先よりもより身体に近い、第3関節や手首で
腕を支えているのがわかります!
更に、「(腕の)重さを伴って生み出されるタッチは、音色を豊かにし、音を丸くして、芸術家が自分の演奏に表情と力を可能にし…」とあり、音の質にこだわった上での身体の使い方であることがわかります🎵
他には、手首の旋回運動(ドアノブを回す時の動き)を使った弾き方や、演奏する時の呼吸の方法まで書かれており、当時としては画期的なものでした😲
近代以降のピアノ奏法は、かなり広い意味ではありますが、重量奏法が主流だと考えられています❣️
ロシア奏法という言葉がありますが、ロシアではピアノが広まるのが比較的遅かった(19世紀頃)ため、現代のピアノに適した奏法が初めから伝わったと言われています🇷🇺
実際には様々な考え方がありますが、現代のピアノは指だけでは弾けないという点においては、皆さまにもご納得いただけると思います⭕️
それでは、日本でなぜハイフィンガー奏法があれほど浸透したのか、次回書いていきますね✏️
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伝道師ピアニスト
元林裕子です♪
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