新年度を迎えました。

ご入学、ご就職される方、おめでとうございます。
夢への第一歩を踏み出す方々を心より応援いたします。
 

 

紡ぐしあわせ薬膳協会ホームページにて、

薬膳コラム「啐啄(そったく)」更新されました。

 

 

 

薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、
紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師 伊東千鶴子です。

 

「啐啄(そったく)」という言葉があります。
「啐」はひなが卵の中で殻を破って出ようとしてつつく音、
「啄」は母鳥が殻を外からつつき割ることで、
そのタイミングが一致すると、殻が割れてひなが誕生します。

啐啄同時とは「逃したらまたと得がたい絶好の機会」を
意味します。

禅ではひなを弟子、母鳥を師に例えており、

桜咲く学びの門をくぐる子供さん方に素晴らしい出逢いが
ありますようにと祈ります。

親の私も、ひなである我が子達の卵の殻をつつく音を

聞き逃さずにいようと心掛けていたつもりでしたが、
いつの間にか、末子も社会の一員となり、
羽ばたいていきました。

春は発陳といって、新しいものを出すときです。

五行説によると、春は木にあたります。

木には曲直の特性があります。


この曲直とは、幹や枝が曲がったり、
真っ直ぐになったりしながら、

上へ外へと伸びていく、

木が成長する様子を表わしています。

そして、成長、昇発(しょうはつ/上に昇る)、
条達(じょうたつ/四方に伸びる)などの性質は
木に属すと解釈されています。

若い多くの方々が、この春の季節に、
新しい場所で、身体も心も伸び伸びと過ごして、
自分を成長させ、やがていつか、

その地で大きな樹になり、幹を太らせ、
枝葉を増やしてくれたらと願います。

 

合格。サクラサク。

 

 

合格した方々、おめでとうございます!

 

親御さん(特にお母さん)は、さぞやほっとされたことでしょう。

 

「大丈夫!」の言葉しか、言えませんでした、今まで。

これからも、子を、親である自分を、励ます言葉となるでしょう。

 

私は社会人になっても、

ずっと試験勉強をしている夢を見ていました。

 

・・・その後、「結婚しないの?」、「誰かいないの?」と、

親にせっつかれている夢を、結婚してからも見続けていましたっけ。

 

どれだけのプレッシャー!

 

合格した方々、今夜は

ゆっくりやすんでくださいませ。

 

おめでとう。

 

お赤飯でお祝いしましょう。

仏様にもお供えしましょう。

イチビキの赤飯おこわが簡単なのに、美味しいんです。

 

 

 

岐阜の焼き菓子「下剋上鮎」。

験担ぎのお菓子も、力をくれたはず。

お彼岸に、実家と婚家のお墓参りに行ってきました。

 

 

久しぶりに会えた方々と、

道の駅古今伝授の里やまとのレストランおがたまで、ヘルシーランチ。

 

 

いちご尽くしのデザートプレート。

 

ドリンクバーも楽しめて、

ゆっくり食事をしながら、お話しできました。

 

ご馳走になりまして、

ありがとうございました。

 

 

道の駅清流の里しろとりでは、

地元の美味しいものを購入、

なかなか会えない方にお贈りします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紡ぐしあわせ協会ホームページにて、

薬膳コラム「枸杞の実」が更新されました。

 

 

先日の薬膳コラムでは、生薬である枸杞子や地骨皮について、

お伝えいたしました。

 

 

赤い枸杞の実は枸杞子という生薬で、
中国では古くより、不老長寿の薬といわれ、
七宝美髯丹(しっぽうびぜんたん)、
亀齢集(きれいしゅう)、亀鹿二仙膠(きろくにせんこう)、
清宮寿桃丸(しんぐうじゅとうがん)など、
老化防止の処方に配合されてきました。

枸杞子は性味が平甘、肝腎かなめの肝と腎を滋養して、

眼精疲労やかすみ目、夜盲、視力低下など目の疾患を改善し、

肺を潤します。
枸杞子が明目子と別名で呼ばれるのも、納得です。

現代の研究では、血糖値やコレステロール値の低下、
動脈硬化の予防などで注目されています。

栄養面に焦点を当てると、
枸杞子は炭水化物、脂質、たんぱく質やβカロチン、
ビタミンE、K、B1、B2、B6、C、ナイアシン、
葉酸、パントテン酸、ビオチンのビタミン、
ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、
マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、
ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンのミネラルといった
多種類の人体に必要な成分を含有することがわかります。

枸杞子は身体に良くて、そのまま食べても美味しく、
料理に取り入れると、彩りが美しく映えるので、
もっと食用に浸透してもいいと思いませんか。

私は時々、乾燥した枸杞葉と枸杞子、
菊花を合わせたお茶を飲んでいます。 

 



枸杞子と菊花を六味地黄丸に加えると、杞菊地黄丸です。

 

 

先日は、枸杞葉を入れて茶飯風に炊いたご飯に、枸杞子を混ぜていただきました。

 

枸杞の花(2022年11月6日 あいち健康の森薬草園にて)

 

コラムと合わせまして、

栄養士、国際中医薬膳師、中医薬膳茶師、

紡ぐしあわせ薬膳協会認定講師

野田知子先生が

薬膳レシピ「枸杞子のメープルシロップ漬け ~春のはじめの養生~」

作成してらっしゃいます。

ふんだんに使いましょう。

 

 

 

 

美濃市のみちくさ館で購入したふきのとう。

 

ふきのとうの食味食性は苦辛温、帰経は肺大腸肝、

補肺、化痰、止咳、健胃、解毒の働きがあります。

 

湯がいて、粗めに刻み、郡上味噌(食味食性/甘鹹平)と

一味唐辛子(食味食性/辛熱)で和えました。

 

春は、古いものを推し開いて、新しいものを出す季節です。

万物が生長、発育し、自然界に陽気が増え、

次第に気温が上昇して暖かくなると、

人間も陽気が満ちてきて活動的になってきます。

 

古くより「春は苦味を盛れ」と、いわれています。

 

この時季に摂る苦味のものは寒い冬の間、

閉じこもっていた私達の身体にため込んだ不要な物を排出するよう、

解毒の働きをします。

 

それは暖かな春に、動き出そうとする私達の助けとなります。

 

また、陽気の上昇に伴って生じる

のぼせやほてり、めまい、いらいらといった症状を、

身体にとって余分な熱を取り除くことで、改善させます。

 

 

 

ほたるいかの酢味噌和えや新わかめのお味噌汁と一緒に、

美濃加茂のアルビスで購入した蟹のちらし寿司をいただきました。