薬剤師 国際中医師 国際中医薬膳師の伊東千鶴子です。

 

日中医薬研究会例会で、「食療薬膳 気血津液の不調 水滞」というテーマでお話する時間をいただきました。

 

梅雨に入りました。

湿気が急激あるいは過剰になると、湿邪とよばれる邪に変わり、病気の原因となります。

 

脾の働きが弱まって運化(化:飲食物から栄養物質を生成する 運:栄養物質を全身に送る)がうまくいかないと、湿が生じます。

脾の運化機能が失調し、内湿がさかんになると、外界の湿邪を受けて、発病しやすくなります。

 

こう伝えるワタクシも体調不良でございます・・・・・(-"-;A

 

 

デパ地下で鱧そばを買って、おうちで遅い夕食ヽ(*´∀`)ノ

鱧には脾を健やかにする、湿をお小水で排泄する、腫れやむくみを取る働きがあります。

 

 

夏越の祓い「みなづき(水無月)」

 

旧暦6月は水の無い月、その夏の暑い時期に、氷室に保存していた氷を宮中に運んだと伝えられています。

夏の健康のために口にした貴重な氷の結晶、それに似せたお菓子「みなづき」は、三角の外郎を台にして魔滅に通じる小豆をのせています。

6月30日、夏越の祓いにちなみ、京都でみなづきを食べる慣習が今も続いています。

 

大学生の頃、金沢で氷室まんじゅうをいただきました。

その由来も同じようだったと記憶しています。