昨日は、前回の演奏会でマーラー5番を聴き、凄いなー、上手いなー、と驚いたOB交響楽団の第195回定期演奏会を聴きに行った。曲はフィガロ序曲とブルックナーの8番。
私は「混む」と予想したので早めに出掛けた。開場間もなく入場したら意外に空いていたけど、開演時には7~8割の入りだったろうか。
さて、開演前というのは聴衆にとっても演奏会にのめり込んでいくための準備をする時間だろう。しかし今日はこの段階が上手く行かなかった。
今日は丁度その時間にピョンチャンで羽生結弦がフリーを滑る時間帯だったのだ。近くに座った男性二人が、たぶんスマホで実況中継を見ていて、誰が転んだ、誰が上手く滑っている、と喋っており、この競技を自宅のビデオに録画セットしている私は両耳を手で塞ぎ、余計な情報が入らぬよう懸命の努力をした。
男性の観戦会話は開園5分前のアナウンスの時まで続き、今回の演奏会に関しては心の準備ができないまま開演してしまった。
フィガロ序曲は普通に聴き終わり、休憩なしでブルックナーの8番に入る。この曲は一昨年NHKのクラシック音楽館で再放送されたスクロヴァチェフスキ・読響の演奏で感激し、私がブルックナーの良さに開眼した思い出の曲だ。しかしこの日はなぜか集中できず、曲に浸れなかった。そうすると長大な交響曲がますます長く感じられて、終わるのを待つことになった。
なぜ集中できなかったのか。やはり開演直前までフィギュアスケート競技が気になったことが原因か。或いは自身の体調の問題か。演奏はアマチュアとしては素晴らしい音響を作り上げていたのだが、多少単調だったのだろうか。聴き疲れする演奏だったのかもしれない。
この日は長い曲を休憩なしで聴くのが分かっていたので、朝食後は水分摂取を控えていた。それでも心配で、やむを得ない場合に逃げ出しやすくするため、通路に接する席に座って聴いた。幸いにも私に問題は起きなかったが、曲の後半になるとポチポチと席を立つ高齢者が出ていた。私の関知する限り3名。数か月前に他の演奏会で私自身も選択せざるを得なくなった行動なので、どんなに「誠に誠に不本意ながら、せざるを得ない」気持ちで席を立ったか、思いやられる。いろいろ問題はあるだろうけど、演奏途中での休憩って、あると助かるんだけどなー
