青森県 太平洋側の特徴
青森県でシーバス釣りといえば十三湖が有名ですが、実は太平洋側でも普通に釣れます。今回は太平洋側にフォーカスした記事です。
太平洋側は早くて5月10日から高瀬川流域が一番早く、次に早いのはサーフ、馬淵川と若干シーズンインは変わります。理由は、高瀬川は上流に小川原湖があるので安定した水温が作られやすいためだと思います。平均的に見て、通常6~12月まで釣れます。
また、一部を除き、太平洋側はかなり初心者にも優しい難易度で、陸奥湾や下北半島のシーバスを最初にやるより太平洋側で慣れてからやる方が良いと思います。
一見、地図などで見ると広大なエリアと思うかもしれませんが、半分以上は電力会社、防衛省の土地であり釣りができません。ですので大まかなポイントを知らないと釣りすらできないはずです。当然ここからそのポイントを紹介しますが、立ち入りの際は気おつけてください。
で、太平洋側シーバスは上記でも書いた通り難易度は低めですが、沖にイワシが大量に接岸したりサーフに打ち上げられた場合一気に河川や河口付近からシーバスが抜けます。ものの見事にです。こうなった場合、二週間は諦めた方が良いですが、高瀬川と鷹架沼に関しては唯一その影響の復帰が早く狙う価値があります。また、青森県で最も潮流の影響が釣果に直結する海域なので釣行の際は、必ず潮見表を確認するようにしてください。ここで半分釣果が決まってるようなものです。逆に潮が良くない時は干満の差が釣果に直結しにくい陸奥湾にエリアを変えてみましょう。
ベイトや、河川ごとのアドバイスは過去記事を読んでいただければ書いてますので探ってください。
関連過去記事の一部は最後にリンクを貼っときます。
※もし何かアドバイスや質問、実績の高いルアー等知りたい場合、お気軽にメッセージに連絡ください。青森県で一番優しい僕が(笑)しっかり生きた情報を教えます。僕は釣れる楽しさを自分のものではなく共有するものだと思っています。
私の太平洋側シーバス動画↓
釣れるポイント一覧
奥入瀬川 ★★★
上は奥入瀬渓流、十和田湖と大自然の上流を有する河川。この川はトラウトのイメージが強いだろうが、シーバスも当然いる。なんなら、高瀬川から下の南側なら最もベイトが多い。鮎も、鮭も、サクラマス、アメマス、ウグイになんでもいる。 この河川は河口規制が厳しいので事前に注意し入って欲しい。 また、最も上流側で釣ったシーバスは六戸町までで、想像以上に遡上しているのが分かる為、僕は真夏のデイシーバスゲームを楽しむ河川だ。しかし、以前の奥入瀬川の様な美しい河川ではなく、汚水と化している。これは僕の予想だが、上流側の十和田市の浄水場の排水基準になにかカラクリがある気がしてならない。大体予想は付くが、少なからず全国河川水質ランキング42位なのだからすぐにでも排水基準を見直し、浄化センターが提出した排水する水が本当に普段からその基準なのか抜き打ちで検査する必要がある。
トラウト、鮎が減りシーバスが増える。これはすごく悲しい事です。
百石漁港 ★
奥入瀬川河口から数秒で行ける漁港。ナイトゲームではランカーサイズを釣ったアングラーもちらほら聞く。魚影はなかなか良いが奥入瀬川河口の真横だけあって一年中釣り人がいるので(秋頃〜初冬にかけてサケが入ってくる)注意が必要である。常夜灯もあり大きくない漁港ではあるがアクセスが良い。
青森県太平洋側で一番シーバスが釣れる時期が遅く、早くて6月下旬。
馬淵川河口〜根城大橋 ★★★
一級河川。流路142㎞。
自身過去最高サイズは102cm。30cm〜60cmが最も釣れている。河口域は広く大部分はウェーディングでいけるのと河原木2号埠頭公園からはウェーディング無しで狙えてアクセスも容易。(高さがあるためランディングネット必須)
また、反対岸の東北グレーンターミナルから狙えるものの過去に警察に注意された情報が上がってるため行かないほうが懸命と思われる。
根城大橋手前にある段差のある流れまで(河口から5km)シーバスが遡上しています。河口ばかりに注目されがちだが震災以降、本流筋が変わったため、河口はあまりお勧めしない。
淋代海岸突堤&三沢、六ヶ所サーフ★
広大な旧百石町、現おいらせ町から六ヶ所までのサーフにまばらに点在する突堤。この突堤はデイゲームがメインでいい魚が入る。秋は青物の外道でよく釣れ、春は4月のサクラマスの外道でもシーバスが釣れる。ここらへんでは春はイワシ、秋はサヨリに付くことが多い。ヒラメの釣果も悪くないがサイズはほどほど。
八戸ポートアイランド ★★★
ここらへん一体もシーバスがいるが際の釣りなのでベイトタックルが良い。手前の足際を効率よく探ることで夏は数釣りできる日も多い。平均水深も適度にあって外道で以前はヒラメイナダも釣れたが、今はわからない。
新井田川(にいだがわ)★★
二級河川で八戸市を流れる河川。まさにナイトゲームのイメージにぴったりな河川。この川の良いところは他の河川より平均1〜3℃水温が高く、冬の時期でもシーバスが釣れる。(火力発電所の温排水が起因か)河口付近は、東北最大級の朝市が開催される館鼻岸壁に隣接しているのでアクセスが良い。他の河川と違って所々ライトが付いており釣りがしやすい。
また、この河川の海寄りのポイントは良型のソイやメバル、大型の花カジカも好調。水深がある為、重めのプラグか、理想は鉄板バイブ。
高瀬川河口〜小川原湖 ★★★
一級河川。小川原湖の流出河川で一般的に小川原湖〜河口までの7kmまでを指す。
私が知る情報、経験から言えばこの河川が最もランカーサイズを狙える河川である。餌となるベイトがとにかく多く、その種類も豊富で、いろんな捕食パターンが存在していると思われる。
唯一の欠点は河口域の左側が広大なサーフになっておりヒラメの人気ポイントであるため、休日はとても混む。ナイトゲームは明かりが一切ないので足元には注意が必要。しかし、まずシーバスを釣りたいのであれば高瀬川が1番簡単に釣れる初心者にも優しいエリアなので是非足を運んでみてはいかがだろうか。
※近年、声を荒げるキ○ガイアングラーがいるらしいので注意が必要です。
鷹架沼河口 ★★★
水量はそこまで多くはないもののシーバスの隠れた名所。付近にある小川原漁港はファミリーが多く賑わっているが、ここでシーバスを狙うアングラーは地元の人間が殆どで また、空いているのでオススメ。春になると鷹架ニシンを狙うアングラーが増えるくらいである。水深は浅いが魚影は中々良い。ヒラメ、青物も釣れる。
物見崎地磯 ★★
この場所はエントリーに多少危険を伴うので、知ってる人間に連れて行ってもらうのが良い。50アップのソイ、アイナメ、青物シーバス、ヒラメあらゆる大きな魚が釣れる。また、タチウオも以前釣った経験も有るため、良い釣り場なのだろうが、太平洋外洋なので干満差の読みをできるプロフェッショナルに向いた場所。
尾駁沼&尾駮漁港 ★★
ここもほとんどの人が知らないが、河口から本湖までどこからでもシーバスを狙える。この場所の良いのが、サイズがとにかく大きく、ベイトの種類も他の河川より豊富で(確認してるだけで32種のベイト)あらゆるパターンが存在する。またアングラーが少なく、夜は非常に快適に釣りができ、六ヶ所の街からも近く、アクセスが良い。ポイント開拓さえ出来れば、一日一匹70オーバーなんてものができる。しかし、下北半島の玄関口だけあって熊の数も尋常じゃないので注意が必要。過去に4度熊を目撃している。また、シーバスの釣れ始める時期も7月下旬からと、遅いが、12月半ばまで釣ることができる。また、河口に併設された尾駮漁港も釣れる時は面白いくらい釣れる時がある。
淋代海岸及び三沢サーフ ★
百石漁港から北にずっと長いサーフがある。ここは近くに未舗装路が通ってる為、アクセスしやすい。夏は青物が好調で、春はサクラマス、アメマス、ヒラメなどサーフゲームの全てができる。数キロ隔てて、突堤が設けられているので、お勧めだ。もちろんシーバスも釣れるが、理想は、淋代海岸から六ヶ所までの区間が理想。理由はわからないがこの区間のシーバス率は高い。当然サーフなので回遊前提の釣りになるが、あらゆる魚種がいるので飽きないだろう。天気の良い日中はサーファーもいるが広大なフィールドなので場所には困らないだろう。
老部川河口サーフ ★
2015年以降毎年このサーフでシーバスを確認できている。それ以前はトラウトの宝庫だったが、温暖化が起因しているのか釣れる。青物もヒラメも当然サーフであるから狙える。ここのシーバスの胃の内容物はトラウト系4割、イワシ、アジと過去3年間ほぼ変わらない為、狙い方も容易になる。ヤマメカラーのミノーに反応がよく、イワシカラーも良い。夜は釣れないがデイはおすすめできる。近くにコンビニもあり、アクセスも良いが北側に行きすぎると電力会社、防衛省の区画になるので河口近くが良い。
カラフトマス、鮭、サクラマスが遡上するので河口規制を確認してから行こう。
館鼻漁港 ★★★
この漁港は新井田川河口部にある大きな漁港で日本でも最大級の朝市が開かれる所だ。この漁港はどの場所でもシーバスが釣れる。正直、新井田川で狙うより手堅いとすら思っているほど。しかし、当然の如くシーバスが付きやすいポイントがありそこを見つけなければ難しいと思う。ここでのルアーは意外にもトップ、フローティングに反応が良く、ボラがメインベイトになりやすい。もし、あなたが彼女やお子さん持ちでトイレが近くに無いと困る場合、このエリアはコンビニ、併設された24時間トイレ(水洗&温水、バリアフリー)もあるのでおすすめだ。あ、タチウオも釣れる。カウントダウン9にグローシールを貼ってビカビカに光らせて巻いたときタチウオが爆釣した年があった。2018年だったと思う。
大久喜漁港 ★
この漁港はメバルアングラーが多い。ここもシーバスは回遊してくるが、サイズは小さくセイゴフッコがメインだと思っても差し支えない。このエリアは根が張り出している地形変化をマイクロルアーでネチネチ探っているとメバルによくフッコが混ざる。また、この釣り方でタチウオも釣った経験もある。
泊漁港 ★
ここは数は多くないと思うが、年々釣果情報が増えている漁港で僕は過去に二匹しか釣ってないが、ここで釣れたシーバスはホント美味だった。スピンテール系、ジグヘッドワームでの釣果が多く、ロックフィッシュの方が外道でたまに釣ってるのを見るとストラクチャー周りが狙うなら良いと思う。
過去記事↓
最後に
アクセスされた方へお願いがあります。釣り場へ行ったら、現地の街にお金を落としてほしいのです。
地元の食堂や、ラーメン、お土産など是非お金を使ってください。釣り人の意義は、魚を釣ることではなく、釣り場を守ってる現地の人たちにお金を落とし、地域の財政を担うことだと思うのです。
青森県の海沿いの地域は美味しく新鮮な海鮮の宝庫ですが、過疎化に伴い、廃れています。そんな状況を釣り人が救うことができれば絶対に釣り場が増え、釣り人への意識が変わりそれが結局、釣り人へ還元されます。
青森県を盛り上げ、過疎化や、財政を救うのは釣り人であると私は信じています。