酒とバラの日々 -18ページ目

オレンジのサンジョルジェ城*10/4

地平線間際の夕日。

街を包み込む鐘の音、話す声が聞こえないほどの強い風の音。

神聖な場所。



とうとう夕日が地平線の向こうに沈んでいく。

長かったような、あっという間だったような、

夕暮れどきは、なんだかせつない。

そして薄紫色に染まった街が、どうにも愛おしい。

旅をするたびに、再び自分がここに訪れることがあるのかを考えると

その道のりの遠さにとても切なくなる。

そして、なぜだか、生きていることを実感するのだ。


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夕日が沈むと、示し合わせたかのように、徐々に街に灯りが灯り始める。

温かい小さな灯りたちが宝石のように美しい。

そして、人間の営みを感じる。


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高い塔から降り、サンジョルジェ城の入り口へと戻る。

ああ空にはまた飛行機が。

今度はどこに向かうのだろう。


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日没ぐらいから、サンジョルジェ城は温かなオレンジ色の光を纏う。


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リスボン市街から見える高台のサンジョルジェ城は、それはそれは美しい。

オレンジのお城。

ポルトガル人は素敵な演出を考えたものだ。

嫌味ではないその色は、見るものの気持ちに灯りを燈す。


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東の空は、まるでオルセーに飾られている印象派の油絵のよう。

この空、油絵みたいだなあと思いながら、入り口へと緩やかな坂をくだる。


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人が疎らになったお城。

人気のないお城は、どこか中世を思わせる。
この高台で、最後にリスボンの町全体を眺めることができてよかった。

さよなら、サンジョルジェ城。


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街が近づいてくる。

ここから見ていると、ミニチュア模型のようだけれども

いざ下に降りてみれば、広くて一日ではとてもじゃないけれどもまわりきれない。

どこまでも続く路地裏迷宮、リスボン。


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人の息遣いが聴こえそうな路地、美しい色とりどりの洗濯物たち、

ボロボロになった木のドア、淡い色合いの壁、なんともいえない幾何学模様のタイルの街、

一言では伝えられない、特別な街、

テージョ川はまだ明るくて、なのに東の空は夜の帳が迫ってきていて、

街も天体も、川も空気も、360度全ての世界を、心の中にとどめておきたいと思った。

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さよなら、リスボン、さよならポルトガル、

明日、ここを発ちます。




花火

こんばんは!

最近休日しかブログを触れません。

先週は休日出勤だったし、今日は久々に、やっと2週間ぶりに英会話に行くことが出来ました。

早くこの時期を乗り切りたい・・。


でも、今日は行きたかった近所の花火大会に行くことができて、嬉しかったなあ。

花火大会って家の近所じゃないと行く気しなくなっちゃって。

混雑した電車に乗る元気が最近ないのです。


歩いて行った、近所の花火大会。

花火って見に行くまではそこまで気分が盛り上がっていないのですが

行ってしまうとやっぱり夏を感じます。

今日は涼しくて秋のような陽気でしたが、

それでもやっぱり花火にビールで夏気分。



季節を感じる、ということは、

しみじみ感じる、ということは

自分が生きていることを実感するというか、

人生の楽しみというか、

毎年毎年、同じような気持ちを味わっては、

ああ今年もこの場所にいれて良かったなあと、

しみじみと喜びを感じるときでもあります。


2年前と同じ場所で、のんびりと眺めることが出来ましたが、

近くに住んでいる仕事仲間が今日も出勤しているので、

お土産に、動画を撮っておきました。

女性的な、優しい心の持ち主の方なので、

こういったものを素直に喜んでもらえそうな気がして。


仕事は8月がピークで月末に向けて忙しく、何があるか予断を許さない状況ですが

そして9月も本番稼動のため、引き続きまったく気持ちが休まりませんが、

この夏はほんと仕事で終わりそうだけれども、

色々と、30になったせいかわからないけれども、

社会人もかれこれ長くやれてこれたせいか、

最近精神的に、少しタフになりました。

前は、弱くて弱くて、自分でも自分にがっかりしちゃうことがあったけれど、

最近は、それに比べたら、やっぱり少し、動じなくなったかなあと思ったり。

忙しいとき、やっぱり1番重要なのはまずは食事、そして笑い、仕事以外の何かです。


それにしても、今日の花火は、

背中をポンっと押してくれるかのように、心に元気をくれたというか、

なんだかすごく心に沁みました。


夏も残り1ヶ月。

後悔なく、元気に乗り切りたいものです。





大長編ドラえもん

ポルトガル旅行記中、突然全然違う日記ですみません。

最近、一緒にお仕事をしているパートナーのような人が、大長編ドラえもんを全巻持っている、とのことで

来週から一気に大人借り(?)の予定なのですが、

そのハナシをしていたら、途端に大長編ドラえもんが大好きだった昔の記憶を思い出して、

特にその中でも1番大好きだった、『ドラえもん のび太の魔界大冒険』が観たくなってどうしようもなくなって

一目散にレンタルショップに向かいDVDを借りてきました。


ちなみに、大好きだった大長編の中でも順位付けをするなら私は迷わず以下の順位です。


1位 ドラえもん のび太の魔界大冒険


2位 ドラえもん のび太の宇宙小戦争


3位 ドラえもん のび太の海底奇岩城


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さすがに最近のドラえもんはどうなっているのか知りませんが、

この辺りの大長編は、スケールが本当に大きくて、

子供向けとは思えない、スリルと冒険と人間模様とかもろもろが詰まっていて

大好きなんです。


魔界大冒険は、幼い頃に観たときは、そのリアルな恐ろしさ、

ドラえもんたちが石になってしまうところとか

夜中に動き出すところとか、メデューサとか、動く森とか人魚とか、魔界もろもろのハナシが全て、

恐くて恐くて、ハラハラドキドキしながら観たものです。

(いや、漫画を読んだのかな?もはや記憶も曖昧なのだけれど)


宇宙小戦争は、それはもうやっぱり友情?人間模様?泣ける話なわけです。

勇気とかいっぱい詰まっていました。


海底奇岩城は、もう記憶がうっすらとしかないのですが、バギーちゃんがひたすら大好きでした。


ドラえもんって、しばらく離れていましたが、

こうして久々に観てみると、やっぱり全ての自分の原点というか、

最初に読んだ本?漫画って、ドラえもんだったので、

身の回りにいつもある漫画だったんです。


ドラえもんは、一見子供向けのストーリーのように見えて、

実は奥が深くて、たまに本気でドキっとすることや、

本当に心底心が温まるストーリーやら、

なんだか全ての原点なんですよね、自分の中で。

きっと私ぐらいの年代の人はみんな、そうなんじゃないかなと思ってみたり。


はじめての恋愛小説、はじめての友情物語、はじめてのホラー、はじめてのアクション、はじめてのSF、

はじめてのヒューマンドラマ、

そう、本当にすべてなんです。


そして、魔界大冒険を見終わった感想としては、

昔ほどの恐さやゾクゾク感はやっぱりなくなってきてはいて、

観ている間もずーっと、懐かしいな、ドラえもん、かわいいなって

そんな気持ちが強くなっちゃっていました。

昔は手に汗握る、恐ろしい映画でしたから、大人になっちゃったんですね。

でも、やっぱり大好きな映画には変わらないです。


魔法に憧れた小学校の頃、ハリーポッターもまだ生まれていない頃に

大好きな魔法について、これだけたっぷり、映画にしてくれたわけですから。

(小さい頃の私も、見たのはビデオで、映画館ではないのですが)


ちなみに、第2位の宇宙小戦争も借りてきてあるので

次の週末のお楽しみにでもしておこうかと。


やっぱりドラえもん、いつまでたっても大好きです。