10万人以上の男女を対象にしたフランスにおける研究で、砂糖入り飲料(果汁100%を除く)でも、100%果物ジュースでも、多く飲むほど「全てのがん」「乳がん」発症の可能性が上がることがわかりました。

 

巷でも、糖質(特に白糖)を摂ることと「がん」とは深い関係があると考える人も結構いらっしゃますが、糖質も重要な栄養素の1つなので、あまり目の敵にされるのは好ましくないと私は考えています。

むしろ大切なことは栄養バランスと言えましょう。例えば先の100%果物ジュースがどのような物かは分かりませんが、恐らくは食物繊維を取り除いてあるはずで、こうなると砂糖水とあまり変わりなくなってしまいます。果物はそのまま食べましょう。果物を食べてもそうそう太るものではないですよ。

また、元々食欲が旺盛の方の場合、白糖を始め、油脂や調味料などを摂りすぎると食欲が止まらなくなってしまうことがあります。加工食品(加工肉や菓子類など)では、これらの原料を用いてもっともっと食べたくなるような味に調節しているので、欲望に任せて食べ続けるとますます太って健康状態も悪化してしまうのです。そのような状態になっている方ほど、先の砂糖入り飲料(100%果物ジュースを含む)の摂取量も多くなりがちなはずです。

ですから、先ずはなるべく原料を加工しすぎていないものを召し上がっていただくようにすることが健康増進のために最も重要なことでしょう。

一般的に長時間にわたるインターネットの利用は精神的な健康に悪影響を与えると考えられていますが、これまでは若者を対象とした研究がほとんどなのだそうです。

 

そこで、米・ミシガン州立大学では、比較的年齢層の高い方々を対象にした調査を用いて研究を行いました。

それにより、SNSの利用によってうつ病や不安障害などの精神的苦痛が回避できる可能性が1.63倍高まることが示されたのです。さらに同居していない親族とSNSで繋がっている場合はさらに回避できる可能性が高いことがわかったとのことです。

 

人と人との繋がり、それも心理的距離の近い信頼できる人との繋がりが心の安定に繋がることは当然ですよね。

 

年齢に関わらず、インターネットが利用者にとって良いものになるか悪いものになるかは、やはりその使い方による部分が大きいと私は思います。

興味のある分野の情報を調べたり、暖かな人々との交流に用いるのであれば、とても建設的な効果が得られるでしょう。

 

しかしながらインターネットには良くも悪くもとてもたくさんの情報に溢れ、それが誰でも自由に利用できるようになっています。そのため、享楽的な楽しみに耽溺してしまったり、他人に悪意をぶつける道具として使用するなど、現実から逃避するような利用の仕方をすれば、利用者にとっても破滅的な影響を及ぼすこともあり得るのです。

 

何事も自分次第ということです。十分に気をつけましょう。

私もコーヒーが好きで、1日に2杯程度飲むことが多いので、健康に対する影響について興味があります。

これまでの研究ではコーヒーの摂取により動脈硬化のリスクが高まるかどうかについて一貫した評価がされていませんでしたが、この度、英ロンドン大学クイーン・メアリー校による大きな研究が発表されました。

この研究は約8,000人の英国成人を対象にしたもので、1日3杯を超えるコーヒーを摂取しているグループ(平均5杯)でも、1日1杯以下の人と比較して動脈硬化が悪化しないことが示されたのです。(最もたくさん摂取する人で1日になんと25杯!)

1日に25杯も飲んだら含まれているカフェインの量も相当なもの。動脈硬化が悪化しなくても心筋には負担が掛かっていそうですが…。

コーヒーの安全な摂取量についてはまだ分かっておりませんが、1日2~3杯程度ならほとんどの人には問題なさそうですね。私も安心しました。

先月公開された米エモリー大学による研究で、飲料水の水源とする地下水や池水に海水が混入するバングラデシュの沿岸地域の住人が研究対象となったものです。 

この地域では雨期と乾期があるために、季節によって飲料水中の塩分量が変化するため、飲料水中の塩分の量と血圧との関係を調査することができるのだそうです。 

結果として少量の塩分を含む飲料水を飲む人達では、真水を飲む人達に比べて、収縮期血圧(最高血圧)が1.55mmHg低く、拡張期血圧(最低血圧)が1.26mmHg低いことが判明したとのこと。また、血圧が低かった人達では、カルシウムとマグネシウムの尿中排泄量が多いことが明らかになったそうです。 

この結果から研究者は、少量の海水を含んだ飲料水を飲んだ場合、ナトリウムの摂取による血圧上昇よりも、カルシウムとマグネシウムによる血圧降下作用が上回ったのではないかという見方を示しています。 

 

低下した血圧は僅かですが、これでも心血管疾患や脳卒中の低減に大きな効果をもたらす可能性があるそうですから、意外と重要な研究と言えましょう。 

 

塩分(塩化ナトリウム)摂取が多いと高血圧になるという人は20%程度と言いますので、塩分の取り過ぎが高血圧に繋がるとは限らないようですが、塩分の摂りすぎは炎症を引き起こして老化の進行を早めるので、やはり私達も塩化ナトリウムだけの精製塩よりもカルシウムやマグネシウムを豊富に含む粗塩を利用したいものです。 

 

ちなみに私のお気に入りは「藻塩」です。品質の良い藻塩ですと、塩のピリッとした刺激がほぼなく旨味も強くてとっても美味しいですよ。 

人は余裕がなくなってくると焦りを感じやすくなるわけですが、そういう場合は大抵呼吸が少なく浅くなっています。そうすると脳が酸欠になり、判断能力も落ち、適切な行動もできなくなるので、だんだんとパニック気味になってしまいます。覚えがある方も多いのではないでしょうか?

今回は病気と言うほどではないものの、実はとっても大切なことを教えてくれる症例です。

 

【症例】

普段から弊店をご利用くださっている方なのですが、最近行った引越に伴って細かいトラブルがたくさんあったそうで、そのためにかなり慌ててしまったようです。

その精神的なストレスと引越の疲れのために耳鳴りやめまいがしているというご相談です。あと「神経がピリピリザワザワしている感じ」がすると言われます。

この耳鳴りやめまいも焦りで「気が上がって」しまっているために起こっている一時的な症状のようですので「気を下ろす」作用のある中医薬を数回だけ飲んでいただくことにしました。

そして、最初に述べましたように「焦りで呼吸が止まってるんだな」と思ったので、「深呼吸をしてくださいね。息を吐く方が長くなるように」と申し上げましたらピンと来たようで、「そう言えば、何度か『呼吸してる?』って思ったことがありました。本当に呼吸してないんですね。」とおっしゃっていました。

また、ご相談前に「貧血」ではないかとご自分で判断されて鉄剤を飲まれたそうですが、「酸欠」だったことにちょっと驚きながらも、笑って納得してくださいました。

そして中医薬を1回服用して数回深呼吸をしたところでだいぶ楽になったと喜んでいただけました。

 

【補足】

深呼吸(腹式呼吸)を行うことで、実際にストレスが半減することを証明した研究もあり、簡単でありながら実は効果の高いストレス軽減法なのです。

深呼吸では、鼻から吸い口から吐くようにしてください。吸った空気は下腹に溜まり(実際にも下腹が膨らむ)、吐くときにはそれが出て行く(実際にも下腹がしぼむ)イメージです。さらに、吸う方が短く、吐く方が長くなるようにします。

深呼吸は慣れないと「呼吸が苦しく」なってしまう方も多いのですが、それだと精神的にも肉体的にも反って良くないので、特に始めは浅めの深呼吸にされた方がいいように思います。気持ち良く行えるように工夫してみてください。