GWのヒーリングワークは「イノセントワールド~罪なき世界への誘い」〈第2回〉 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

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 あなたはみんなから愛される存在なのに

  

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こんにちは。

神戸メンタルサービスの平です。

 

今年のGWのロングワークのテーマを

 

『イノセントワールド~罪なき世界への誘い~』

 

に決めました。

 

私たちの人生がうまくいかない一番の理由は、ずばり“罪悪感”。

 

そこで、GW後半の5日間で「罪悪感の撲滅」にじっくりと取り組むことを今回の癒しの目標といたします。

 

40年近く前、私が心理学を勉強するようになって、もっとも納得し、もっとも腑に落ちた考え方の一つが、「罪悪感が不幸を招く」というものでした。

 

罪悪感という感情は、「自分は罰せられるにふさわしい」、「自分は幸せになる価値のない人間だ」という信念をつくります。

 

この信念があると、私たちはいい人間になろうとするために、自分を繕ったり、隠したりしなければなりません。

 

なぜなら、「ほんとうの自分は悪いやつだ」と思っているからです。

 

さらに、「ほんとうの自分を知られてしまったら、みんなにガッカリされる。それどころか、失望されたり、ドン引かれたりするだろう」とさえ思っています。

 

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もっと言うならば、「自分は罰せられたり、攻撃されたりするにふさわしい」という信念があるのですね。

 

すると、自分を防衛しなければなりませんから、「私はこんなに苦しんだり、苦労したりしていますから、もう勘弁してください」という状況に自分を置いたりもします。

 

もし、あなたがこの信念をもっていた場合、幸せで、ラブラブで、豊かな人生を送っていると、世界中の人があなたを攻撃してくるようにさえ感じたりします。

 

もちろん、そのすべては。狂った、間違った考え方なのですが、私たち人間のほとんどがこの考え方を信仰しているといっていいぐらい、身につき、板についているのです。

 

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罪悪感の中核には、大きく3つのエゴがあります。それは、自分は殺人者で、裏切り者で、盗っ人であるというものです。

 

1つ目のエゴの殺人者は、もちろん、あなたが物理的に殺人を犯しているという意味ではありませんよ。

 

しかし、心理的には、世界を滅ぼしたり、「あんなやつ死んでしまえ」と思ったり、いろいろなことをしていますよね。

 

ちなみに、私は先日までプレイしていた『ドラクエⅩ』で、何千という魔物をたたき殺してきたところですが‥‥。

 

2つ目のエゴの裏切り者とは、「自分が本来、すべきことをしていない」というマインドを表します。

 

そこには「愛さなければいけない人を愛せない」というのも含まれますが、このマインドがあると、あなたのまわりには悪い人が増えます。

 

「自分よりもっと悪い人がいる」という状況をつくりたいとあなたが思うからです。それによって、「自分はそんなに悪くない」と証明したいわけです。

 

違う言い方をすると、あなたの世界の中にあなたをいじめる加害者がたくさんいるほど、あなたは被害者を装う機会が増えます。そうしなければいけないほど、あなたは大きな罪悪感をもっているといえます。

 

3つ目のエゴの盗っ人、これは金品にかかわらず、時間泥棒であったり、まわりの人をがまんさせるエネルギー泥棒であったり、さまざまな形が考えられます。

 

盗む、奪うという概念は、「自分は豊かではなく、分け与えてあげられるほどの大きな愛を持っていない」という信念をも表します。

 

表面意識においては、ゆとりがないとか、いつも飢餓感があるとか、心配事が絶えないという症状が現れます。

 

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とても厄介な罪悪感。だからこそ、ぜひ、撲滅したいわけですが、これがなかなかうまく手放すことができません。

 

罪悪感の源をたどれば、あなたの中の攻撃性にたどり着きます。

 

あなたは、「だれかを罰したい」と思った度合いだけ、「自分も間違いを犯したら、罰せられる」というルールをつくっているのです。

 

ですから、罪悪感を手放すためには、自分の中にある攻撃性を手放す作業が不可欠です。

 

が、これがなかなか難しく、うまくいかないことが多いのです。「この攻撃性を手放すと、私はとても弱い存在になってしまう」と感じるからです。

 

しかし、あなたが世界に脅威を感じているときは、それと同じだけ、あなたのまわりの人々もあなたを恐ろしい人だと思っています。

 

「だれよりも強い無敵の人にならなければ」とあなたは攻撃性を保有しようとします。

 

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じつはほんとうの意味での「無敵の人」とは、まわりの人々にまったく脅威を感じさせることはなく、そして、だれからも愛される人なのではないでしょうか。

 

みんなから愛されることで、敵と呼べるものはまったくいない。そして、あなたもみんなのことが大好きという状態です。

 

それほどに“大きな愛”をもつことを自分に許すことでもあります。

 

そして、それは「自分の中にある罪悪感を、愛と交換したい」という意欲をあなたがもつことから達成することが可能になっていきます。

 

昔々、「怖すぎるから、ぜったい開けない」とあなたが閉めてしまったドア。

 

そのドアを5日間をかけて開けてみましょう───というそれはそれは恐ろしいセミナーがこのGWのヒーリングワークです。

 

怖すぎるので、来ないほうがいいかもしれませんね。

 

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