登山が趣味の私ですが、冬山は怖いので登らないのであります。
夏などは標高の高い山は登れば登るほど涼しくなって、とても快適なのですが、高山であればあるほど冬の訪れが早く、長野県の髙いお山なんか、もう10月から雪山になるのであります。
雪山のなにが怖いかというと、雪で一面が真っ白になると、ふだんならわかりやすい登山道がどこにあるかがわからなくなり、道に迷ってしまうことなのであります。
雪が降っていなければ、歩いてきた足跡が残るので、それをたどれば登山口に帰ることはできます。
しかし、急に大雪が降ったりしたら、その足跡が雪に埋もれてしまい、そうなるともう、自分がどこにいるのかわからなくなるわけです。
さらに、雪山はとっても寒いわけで、そんな中で凍えて死ぬのはいやです‥‥。
そんな私ですが、安全に行くことのできる雪山で冬の風物詩を楽しむのは大好きなのであります。
登山好きにとっての冬の風物詩のナンバーワンは、氷瀑。凍りついた滝なのであります。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、冬場の凍てつく寒さの時期は、水道管の水が凍らないようにと水道の水をほんのちょっとだけ流しっぱなしにしたりしますよね。流れている水は凍りにくいからです。
そうやって考えると、あの激しく流れ落ちる滝が凍りつくのはよっぱどのことであって、だいぶ寒くないといけないのであります。
しかも、寒さが何日も何日もつづかないと、流れ落ちる滝は凍らないのであります。
‥‥ここから先は、ちょっとバチ当たりなことを書きますので、大目に見られる人だけに読んでいただきとうございます。
1月15日までは、日本全国、暖冬でありました。
氷瀑どころか、うちの近所の六甲山の霧氷すらまったくなし。登山道も凍らないので、せっかく買ったチェーンスパイクも出番のない状態でありました。
ところが、です。例のヤツがやってきたのであります。
そう、10年に一度の大寒波!
日本列島を凍えさせ、雪で包んだあやつなのであります。
私が狙っていた氷瀑は、去年も行った奈良県の御船の滝であります。落差50mほどの激しい滝が全面的に凍ったさまはそれはそれは壮観であります。
わが家から2時間半ぐらい、井光(いひか)の里というところの駐車場に車を駐め、そこから徒歩で片道1時間程。
比較的、安心・安全に見られる氷瀑ながら、スケールの大きな滝なので大人気。歩いて登るのは一般道であり、見学者も多いので道を見失うこともありません。
ただし、一般道といっても雪が積もって凍りついておりますので、チェーンスパイクは必要です。
チェーンスパイクとは金属製のトゲトゲしたもので、登山靴に付けることで、歩いたときにそれがグサグサと氷の大地に突き刺さり、スッテンコロリンと転ばずにすむものなのであります。
ということで、本当に低温の日が1週間ほどつづいたので、氷瀑見学に出かけたのであります。
が、しかし、4分の3は凍っていたものの、4分の1は凍りかけの状態でした。
わが家の家の中でさえ、氷点下6度という、私が生きてきた中で過去最低気温を記録する寒波だったにもかかわらず、大きな滝が凍るのには、まだ寒さが足りなかったようなのであります。
というわけで、この日は氷瀑やそのまわりにあるデカい氷柱などでひと遊びしたあと、井光の里に戻り、温かい豚汁なんかを食べ、帰路についたのでありました。
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