この春の子ネコの獲得は1匹だけだった。
わが家は田舎のプチポツンと一軒家なので、駐車場や納屋や藏のあたりに野良ネコがやってきては、子どもを産むのである。
どんどん産んでいくのであるが、野良ネコの子どもなので非常に育ちにくい。
われわれのほうで確保することができれば、病院に連れていったり、ミルクを飲ませたり、髙栄養価のフードを与えたりできるのであるが、確保することが難しい。
さらに、残酷な話なのだが、メスネコが子ネコを産むと、オスネコはその子ネコを襲う。
育児に専念している間、メスネコはオスネコに見向きもしない。セクシャルエネルギーが途絶えるのである。それを嫌うオスが子ネコを攻撃し、なんと、食べてしまうのである。
よって、なんとか子ネコを守ってやりたいと思うわれわれと、邪魔者の子ネコを襲おうとするオスネコの攻防になるわけである。
ちなみに、野良のメスネコが、出産のときはわが家に入ってきて、書庫あたりで産んでくれると子ネコの確保もしやすい。
が、しかし、敵もさるもの。最近はその場所にもオスネコが侵入してきたりして、安全とはいえない場所になっているのである。
一方、うちのメスネコたちは避妊手術をしているので子どもを産むことはないのであるが、どこからか子ネコをくわえてきて、自分で育てようとしたりする(母性本能の名残なのであろうか‥‥)。
しかしながら、オッパイは出ないので、子ネコにとってはたいそう迷惑な話なのである。
ただ、それによって、われわれは子ネコを確保できたりするわけだからして、痛し痒しだったりするのである。
そして、今週も、いつもうちの車庫で出産するメスネコが4匹ほど、子ネコを産んだようなのである。
そして、いつものようにオスネコに襲われ、その騒ぎに気づいて駆けつけたうちの奥さまによって、1匹が確保されたのである。
そして、この1匹をミルクで育て、現在はすっかりわが家の一員となっているのである。
わが家にはたくさんのメスネコがいるので、オッパイは出ないが、彼女たちは日替わりおかあさんを楽しんでいるのである。
ちなみに、子ネコにはどのぐらいのエサをやっていいのかがよくわからず、子ネコの平均体重なるものを調べたうえでチェックしたのである。
それによると、生後1カ月の子ネコの平均体重は420〜440gだという。
さっそくうちのこの体重を量ったところ、なんと、350gしかないではないか!
で、ちょうどこの時期から、ほかのネコが食べていたちゅ〜るを食べたがったので栄養価の高い子ネコ用ちゅ〜るを買って与えてみたところ、食べるというよりもチュウチュウとおっぱいを吸うように吸いこむのである。
「あぁぁ、かわゆ〜〜」
その後は子ネコ用の缶詰などをものすごい勢いで食べるようになった。それはもう、上品なお嬢様育ちの平家のネコとは思えないほど下品な食べ方である。
もちろん、上品かつ優雅な平家のメスネコに育てねばならないので、キビしくしつけるのである。
「ダメだよぉ〜〜〜」
日々、このようにキビしく指導しているのであるが、なにゆえかまったく効果がない。
そして、このようにして、この春、わが家にはメンバーが1匹増えたのであるが、その一方で4匹のメンバーが減ってしまったのである。
1匹は、生後1歳半のダイちゃんである。おそらく、先天的な腎不全のためと思われるのだが、平家のニャンコメモリアルパークの一員となった。
また、目がほとんど見えない黒マルちゃんと黑シマちゃんの姉妹が、野良のオスネコに追いかけまわされたのであろう、行方不明なのである。
さらに、わが家イチの美人ネコであったポンちゃんもオスネコに追いまわされたのか、行方不明になっているのである。
だいぶ捜索したのであるが、いまだに不明。
が、じつはこのようなことは以前から多発している。わが家に野良ネコがやってくるように、うちのネコがよその家で飼われていたということもよくあるのである。
ただいま、村内のお友だちを使い、捜索中なのである。
今年の夏は、名古屋初!
5日間セミナーin名古屋
※料金・振込先等の詳細は下記バナーをクリックし、特設ページをご確認ください
心理学講座音声配信サービス「きくまる」では毎月7のつく日に、無料音源を配信しております。
私たちが大切にしている“分かり易く、すぐに使える心理学”をぜひ聴いてみて下さい。
なるほど!と腑に落ちたり、思わず笑ってしまったり、ぐっと胸が熱くなったりする話が満載です。
まずは、多数ご用意しております無料音源をお楽しみください