[将棋]里見女流五冠、対局の日々 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨日は王位戦予選で、里見女流五冠は星野五段と対局。星野さんは超速本家ということで、対中飛車対抗形の戦いになることも予想されましたが、振り駒で後手番となった里見さんの側から角交換し、その後、△4四歩にすかさず先手の打ち込んだ▲4三角からの馬作りを消すために△3二角(打ち)、▲同角成、△同金の交換が入り、里見さんはそのまま居飛車で戦うことを選択。モバイル中継の戦形も一手損角換りとなりました。

 里見さんが居飛車を選択することも無くはないですが、序盤早々からやや先手ペースになり、その後も反撃を試みて持ち時間4時間をフルに使って戦いましたが、星野さんも3時間44分とたっぷり時間を投入し、慎重に一手一手を進めてリードを徐々に広げての完勝となりました。

 敗因が何だったかと考えるのもなんですが、清麗のタイトルを奪回して名古屋から関西に戻っての移動を含めての中一日はやっぱりきつかったのではないかと。流石にタイトルを取ってホッとした部分もあったと思うし。ただ昨日は、佐藤天彦九段が竜王戦トーナメントで広瀬九段と戦ってましたが(結果は惜敗)、一昨日に山崎八段と王将戦二次予選を戦っての2日連戦と、そんなこともあるので...。天彦さんは7月に新型コロナに感染されたため王将戦の日程変更があったようですが、そこしか入らなかったのでしょうかね。

 星野さんとは若干相性が悪い部分(2019銀河戦2021王座戦)もあるかもしれませんが、最近なら五分で戦えそうに思いますが、やはり基本的には格上(だった?has beenくらい?)でしょうし、年齢が少し上で同じ関西というのも心理的に少し影響があるかもしれません。(全くないかもしれませんが爆笑)。

 そういう訳で、序盤をガチガチの研究パターンに持ち込んで勝ちを最優先するよりも、持ち時間4時間をフルに使って未知の局面を考えようという戦い方を選んだのかなぁと。ずっと形勢が悪かったようなので、その中で我慢して指し続けるのは疲れることだと思いますが、(人にもより、プロならその人の勝負哲学によるんだろうけれど)早々と投了したりせず頑張るのは大事なことなのではないかと。

 

 

来週は8月10日(水)に先手番で加藤圭女流二段と女流名人戦リーグ。

12日(金)は朝日杯予選で有森八段と対局。同日、勝者は黒田五段と対局。

再来週15日には延期された阿久津八段との棋王戦予選だったはず。

 

8月18日から里見女流五冠の棋士編入試験が始まりますが、対局の様子は囲碁将棋チャンネルやABEMAで生中継されるそうです。(会社休むべきかな?仕事が手に付かない可能性200%になりそうだし。)

 

あと、第2期白玲戦七番勝負の大盤解説会の案内があったので、8月27日第1局の観覧申し込みをしました。〆切90名に対し、昨夜気づいてからすぐに申し込みましたが、受付番号は既に46番でした。この前の清麗戦のときと同じく、席は受付順だろうなぁと思うと少し出遅れた。ただ、今のコロナ状況でどうなるか不明ですが。