Number Ex 「理想と言うか、好きなんですよね」
9月3日に発売されたNumber1010号が20万部を突破したとか、サッカーやラグビーのW杯特集の発行部数を超えたとか話題になってます。その原動力になってるのは間違いなく藤井二冠でしょうが、将棋ファンを超えて一般世間にどれだけインパクトを与えられるかという尺度で言えば、お昼のワイドショーなどで取り上げられる時点で、常識を超えていると。僕なんかもそうですけど、世間のみんなもそういう凄い人の明るい話題を渇望しているんですね。ちょと閉塞感のある状況下でもあるし。
20年くらい前にオグリキャップが庶民代表、雑草魂で一生懸命走る馬として社会現象を起こしました。おっさんどもが、オグリのぬいぐるみを抱いて絶叫していましたからね・・・。それはさておき、当時オグリキャップの功績は大きいけど、歴史上の一番はハイセイコーだと言われてました。そこまで遡ると僕も小学生でしたが、確かレコードとかも出てたはずです。その後はディープインパクトが武豊と凱旋門賞挑戦とかありましたが、今だとどうなんでしょうか？競馬ファンを超える存在と言える馬がいるのかどうか？教えてください⇒競馬通の渡辺三冠！
将棋界だとやっぱり羽生さんの七冠制覇、最近の永世七冠＆国民栄誉賞がダントツですか。でも、今の勢いは藤井さんですよね。しかもデビュー29連勝の時と今年の最年少タイトル獲得と短い間に2回も社会ブームを引き起こしてますからねぇ。
で、ここからが今日のブログの本番
。Numberの雑誌に収まらなかった記事がオンラインで続々と公開され始めていて、これも本誌の方とは別に読み応えあります。
こちらの記事に戻って、里見さんは渡辺三冠の感想戦が好きだとか。ナベさんは勝っても負けても（というかむしろ負けた時ほど？）はっきり大きな声でしゃべって観る将ファンにも人気ありますもんね。感想戦は観戦記者の人に具体的な手順を伝えるためという側面もありますが、この手順で進んでたら勝ち、これは負けとかハッキリしてれば中身が分からなくたって耳心地がいいというか。・・・そういう点で、里見さん、自分でそう思っている割には一番聞き取りずらい部類ではないかと（小声でモゴモゴって話すんで）・・・
。この前の清麗戦の実験動画ではカメラが入っているのを気づいてないというか、あんまり気にしてなかったのかもしれませんが。明らかに今日はテレビ収録ですとかネット放送ですって向きではなかったようだし...。あと、里見さんの言わんとしているのは、渡辺三冠は声が大きくマイクに通るとか、そういうしゃべり方そのものの話というより、形勢判断がしっかり出来ているのでこうだと自信を持ってはっきり断言できる。そういう実力そのもののことを言ってるのですかね。「この局面は分かりません」って、大きな声で言ってもしょうがないし・・・。しかし、だんだん思い出してきましたが、渡辺さんと里見さんと言えば、去年の餃子の王将のイベント、抽選外れて行けなかったの悔しいなぁ。
さて、明日はいよいよ女流王座の挑戦者決定戦で伊藤沙恵女流三段との大一番です。伊藤さんもタイトル戦出場の常連（かつ初のタイトル獲得が悲願）ですが、今年度はマイナビ、女流王位、清麗、女流王将、倉敷藤花と逃しており、女流名人もリーグ戦で2位追走ながら全勝キープの加藤桃子女流三段との直接対決で敗れておりちょっと厳しい状況。つまり明日の対局は、普段通りの姿勢で臨むとしても、掛ける意気込みは当然大きいでしょう。熱戦になること必至ですね。
里見さん、頑張れ～
