[将棋]女流王将戦挑戦者決定戦:里見さん残念(>_<) | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 本日9月12日、18時からまずは残りの準決勝、室谷女流三段対伊藤女流三段戦の放送でしたが、実際の対局日は8月11日だったそうです。棋譜はこちら

 対局前の両者は特に変わった様子もなく、内面は分かりませんが落ち着いた感じに見えました。

 先手の室谷さんが1筋の端歩を受けなかったからだと思われますが、後手の伊藤さんは居飛車とし、対抗形に。ただ、この日の室谷さんは過激にというか、作戦だったかどうかは分かりませんが、序盤からガンガン仕掛けて、伊藤さんもしっかり受け止めつつもペースが乱された模様。・・・その後、私はちょっと観戦中断して、テレビの前に戻ってきた時に、伊藤さんがうっかりで飛車を取られちゃったとか・・・。持ち時間25分の短期決戦なので、気合が勝負運を引き込んだのか・・・。

 その後は、結構完勝でした。

 20時からは、いよいよ挑戦者決定戦の一局で8月20日が対局日でした。棋譜はこちら

 解説は野月八段、聞き手に加藤桃子女流三段。野月先生、怒っているわけではないのですが、顔が少し恐い(^^ゞ。ある本に書かれたところによると、ひとは真面目な顔だと恐く見えるところがあるらしいです。ですから、適度なスマイルニコニコって大事ですね。

 対局前の様子。いつもと変わらず普通な感じには見えましたが・・・。

 室谷さんの方が逆に自然にというか若干緊張気味でしたか?

 戦形は相振り飛車になりました。序盤に里見さんがやや優勢になったようなのですが、じりじりとした中盤戦で見落としがあったのか、丁寧に受けているようでやや守勢になって後手に形勢が傾いていったようです。もしくは穏やかに指していて突如一転して動いていったところかな?

 終局直後の様子。里見さん、最後王手王手で切り込みましたが、一枚足りず残念でした。

 勝者は室谷女流三段。10月から始まるのだと思いますが、西山三冠に女流王将のタイトルを掛けた三番勝負に臨みます。

 インタビューも終わって、少し笑顔に。このように嬉しそうな顔をされたら、何も言えないですね。室谷さんも悲願のタイトル奪取という目標がありますし。ただ、ここ最近、あんまり勝っていない印象があり、女流名人リーグも今期は現在1勝5敗と陥落のピンチで残り3戦が正念場という状況。昨年度の方が勢いがあった感じですが、冬の女流名人戦で里見さんに3連敗して、また自信をへし折られて再度復活リハビリ中かなぁとか思ってたくらいですが。でも、まんべんなく勝つより、どこかで一点集中したほうがタイトル戦に近づけるのかも。狙ってそうしているというより、結果的にそうなるのかもしれませんが。準決勝の伊藤さんとの対局で勝負に行って運を引き込みましたか。もちろん地力もあるという前提で。今日は仕方ない。室谷さん、おめでとうございます。タイトル三番勝負も熱戦を期待します。

 一方の里見さんですが、18日に清麗戦の第5局を勝利し、気分的には悪くはなかったでしょうが、中一日で体力的に少しきつかったんじゃないかなぁと。特に清麗戦は持ち時間4時間で、女流戦の中では(女流王位戦と並んで)最長の持ち時間。今回の女流王将戦のトーナメントは25分の早指し戦。時間を使ってじっくり深く読む力よりも、瞬発力が問われるので(と思うのですが・・・)、少しキレがなかったのかなぁと。御本人は、そういうのはまったく関係なくて、全部ひっくるめて実力だと言うのかもしれませんが。

 負けてしまったものは、仕方ないですし、もう過去のことです。今度は明後日の女流王座の挑決戦、伊藤女流三段との対局に向かって、強い里見さんが戻ってきますように。頑張れ~必勝将棋メラメラ