昨日は、はじめ将棋教室に行ってきました | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 昨日11日(金)、久々に横浜吉野町、はじめ将棋教室に行ってきました。

今年5月にオンライン指導を受けましたが、リアル教室に行ったのは昨年12月以来で9か月ぶり。僕のほかに常連さんの女性、好青年という感じの長身男性、それと超ガチの女子高生(今日のマイナビチャレンジマッチに出てます)と見慣れた方たちが来ていました。最初の女性は昔は二枚落ちでしたが、飛香落ちにステップアップされていました。何事も継続は力なりなんですね。肇先生は9日が誕生日だったので、みなさんプレゼントを持ってきていて、それと、てっちゃん(藤森五段)爆笑の突撃YouTubeを見ましたって話題になりました(アイスクリーム1kg!!)。

そのあたりも踏まえてか、あんまり太ると不健康なのではと心配されて、私はお酒ではなくお茶を持参、ほかの方たちも健康志向のプレゼントを選択をされていたようです。結婚して幸せ太りって言いますが、太るのは基本的にあんまり体に良くないですからね・・・(私なんかも実体験からシミジミ思う。)

 ここの教室は木金の夜に行ける時だけ予約(僕の場合、前日か当日お昼頃までにメール)するだけなので、スケジュールの融通が利きます。来ている人達は大人の部の前の時間帯に奨励会員の生徒さん達もいて、その子達が残っていることもあるし、去年は30台くらいの男性で将棋を始めてそんなに長くないので六枚落ちくらいでアドバイス受けながら手筋を覚えたりという感じの方もいました。基本は多面指しの指導対局ですが、肇先生がおしゃべりを始めて、それが長いと2分くらい止まらないときがある(笑)。昨夜は奨励会時の高見さんや佐々木勇気さんとの対局こぼれ話なんかをしてくれました。そんなことで、ほのぼのとしたアットホームな雰囲気を感じさせつつガチな人たちの空気も織り交ぜてと、料理に例えると、キャビアを添えたシーフードサラダ?ってとこかな・・・、違うか??ニコ。あと、肇先生、明日13日に将棋ウォーズの棋神戦があって、3分切れ負けなので運の要素が大きいと。

 

 さて、昨日は早めに着いたので、今年に入ってから加藤桃子さん、渡部愛さん、オンラインで里見咲紀さん、村田千穂さんに二枚落ちで歯が立たずにボコボコにされましたと言ったら、肇先生、みんな強いし特に女流棋士の方が男性棋士より対応が厳しいって面もあるからなぁとニヤニヤしてました。と言うことも踏まえ、いつもは自己流四間飛車なんですが、銀多伝の方が勝ちやすいかなぁ→定跡通り進める→もしも上手が5五歩止めしてきたらどうしたら良いか分からない・・・という会話になり、肇先生が5五歩止めでやってみましょうかということになりました。

 

◆棋譜:一局目(負け)

 こんな感じのオープニング。上手5三に銀が上がるか、金が上がるか(所司七段の『二枚落ち裏定跡』の本で解説あったはず。図書館で読んだだけですが)は、取りあえず銀が上がるバージョンでと対局前にオーダー?しました。それで、先崎九段の『駒落ちのはなし』に下手5六歩を突け(本では▲5八飛と回る前?)と書いてあったような記憶があり、その方針で。やっぱり振り飛車っぽく指したいので。

 居玉のまま、どんどん戦いが進む乱戦になって、居飛車も振り飛車もないかって感じ。ここで本譜はおとなしく、42▲5八飛と下がりましたが、代えて42▲2六飛も考えました。そちらの方が良かったようですが、どんどん乱戦になってアンコントローラブル(制御不能)になるかなって。飛車を追いかけ回される展開になるのも嫌だし。

 この50▲3八金は意味なかったかな?直前、上手が49△7三桂と跳ねてきたので、5七をケアしてむしろ50▲6八金だったか。ただ、ずっと上手が△4七銀と捨ててきて、▲同歩、△同歩成、▲1八飛とか▲7八飛とかなると嫌かなぁって思ってたので。

 56▲5七同飛と取ってしまいましたが、肇先生から、ここが勝負所で56▲4四桂が良かったのではとのことでした。なるほど。

 金銀桂あれば、なんとかなるんじゃないって思ってて、ほぼ手拍子で60▲5三銀と打ってしまいました。玉を下段に引いたら詰じゃんくらいの感覚でしたが、打って盤面見た後になって初めて4三に上がられたら全く捕まらないのでは・・・と気づくガーン。完全な錯覚でした。

 66▲7八同金で飛車取ったら△5八銀まで。はい、負けました。

 

(orqhaという評価関数)

60手目が最終的な敗着手。42手目の5八飛と引いたのも結構マイナスポイント大きかったようですが。

 

◆棋譜:二局目(勝ち)

 多少違いますが2局目も上手が△5五歩と押さえた局面になり、ここで肇先生と会話。下手の玉は右か左かどちらに行くべきかという判断について、駒全体を働かせることを考え、7九の銀と6九の金は守り駒にするのが自然。したがって(振り飛車にこだわらず)玉も左に行くべきでしょうとのことでした。こういう展開になったら、手数が掛かりすぎて今さら2八玉、3八金、4八金のような形は組めないでしょと。なるほど。

 不本意ってことではないですが、飛車を3筋に戻してカニ囲いとし、二歩突っ切りと似たような形になりますかね。確か▲3六飛と浮いて▲3七桂と石田流みたいに組むんだったかなぁといろいろ思い出そうとしてみましたが、そういう展開にはならず。

 38▲3四歩と突いて、角道が通っているので39△同歩とは取れず39△5五歩と持ち駒を打ってきたところ。角を使ってうまく攻めれそうな気がしてきました!

 46▲5五角と出て、これは一本取ったのではと。ただ、この後、47△6五桂の金取りに48▲5八金と引いてしまったため、49△4九銀の割打ちを喰らってややこしいことに。代えて48▲4七金なら下手完勝で終わってたでしょうと・・・。割打ちに気づかないとかは、最近あんまり指してないので感覚が鈍ってるのですかね。夏休みに渡部愛さんの指導対局受けてからほぼ1か月ぶりでした。

 上手も徐々に嫌味を付けてきて、金銀4枚だけで下手玉の包囲網を築く。気持ち的に、もう負けてるかなぁとか思ってました。

 自玉は詰めろ掛かってるし、上手玉は詰まなそうだし、4八飛と銀を外しても、上手に飛車渡すと(即詰でなくても)詰まされそうだし、「もうこれ負けてますか?」と聞いてしまいましたが、肇先生からは「自玉の逃げ道を作りながら自然な手で、それを指されたら投了級」とのアドバイス。2分くらい?考えて答えは分かりましたが、負けたとか思っていると冷静に局面を見れないもんですね・・・。簡単な次の一手問題風に、答えはここには書かずにおきます。

どうしても答えを確認したいという人は棋譜の方を見ていただければ。ノーヒントなら局面を把握する時間が必要かもしれませんが、ヒント読んだ上なら、1分で5級とかそんなイメージ?

 

悪くなっても、ずっと1500点以上キープだったんですね・・・。