Number 1010号：将棋特集

　ええ、それはもう良い記事がいっぱいありましたよ、本日発売のNumber1010号。表紙に始まり、藤井二冠を中心に77ページまで、どれも読み応えのある全23コラム。よくぞこれだけまとめたものと思います。だけど、やっぱり僕たちは、ここですよね。窓際の光の加減でしょうか、眉が薄く平安時代の日本女性の引き眉のようにも見えて、西洋風ではない神々しさが表れているとでも言うか。。。そして次のページの写真では、一転してこちらを見上げる表情が可愛いらしいお嬢さんって感じで、そのギャップがたまりません。でも、いい記事でしたね。これぞ、ザ・里見って感じで、普段とまったくスタンスが変わらないし、今知りたいことが詰まってるなと。（文：内田晶、写真：平野愛）

　ネタバレしないように記事の中身は書きませんが、「誤解を恐れずに言えば、人間離れした実績を持つ里見が人間らしくなった」と紹介されています。御本人は過剰に特別扱いされたくないと思われているようですし、棋力に関しては一貫して一本の軸目盛上で評価してくれと言わん様子で、女性としてどうとか男性と比べてどうとか、そういうのは要らないと、そんなスタンスなんじゃないかなぁって思ってます。とは言え、やっぱり凄い人なんで、世が世なら我々庶民は近づくことすら叶わなぬ高貴な御方かもしれずと思ったりするものの、イベントとかではいつも気さくな感じでお話してくれるしツーショット写真も（コロナ禍になる前は）撮らせてくれたり。

　我が家では今年、長女が大学生になりましたが、幼稚園のときは「パパ、いつも遊んでくれてありがとう」って、お手紙を書いてくれました。こちらも、よっぽど疲れているとき以外は楽しくて一緒に遊んでただけなんですが。その時のうちの子と少し似たようなことになるのか、イベントとかで会うたびに、「里見さん、いつもお話してくれてありがとう」って、思ってます。

　明日は女流王座本戦トーナメント準決勝で、山根女流二段を迎え撃ちます。今日のもう一つの山では、伊藤沙恵女流三段が意表を突く四間飛車対抗形とし、加藤桃子女流三段を下しました。よくぞ、こんな大一番で大技出したなぁと魅せてくれました。加藤さんは女流名人リーグを全勝キープしているので、秋冬はそちらに注力でしょうか。本命ですからね。それで、明日ですが、対抗形になるのか相振り飛車になるのか分かりませんが、とにかく、ここは絶対に里見さんが勝ちますように

　マイナビの村山聖全局集発売記念イベント動画で、今日は瀬川六段とのフリートーク編が公開されました。「君には将棋では負けない」？は、大人げないですね・・・