本日9月5日放送の対局で、里見女流四冠が挑戦者決定戦への進出を決めました。対局日は7月23日だったそうです。次週、トーナメント反対の山の伊藤女流三段対室谷女流三段戦の放送があり、どちらが勝ったのかが分かります。その対局はおそらく終わってるものと思います・・・が、最後の挑戦者決定戦も対局自体は終わっているのでしょうか？何を心配しているかというと、里見さんもほぼ無敵と言える強さを誇っているようで、大きな勝負を落とすと他の棋戦も続いて落とすという極めて人間的な側面もありますので・・・。それで7/28の女流王座1回戦の対中澤戦は勝ったけど不調のようにも見え、清麗戦の第3, 4局は上田さんが単純に強かったで良いのかもしれませんが、8月1、6日でした。ですから、挑決戦がその辺りに収録だと少し嫌な予感が・・・、いや、そういう無意味な邪推は捨てましょう。それと、将棋連盟のページ（もう一つの準決が9/12）と女流王将公式サイト（準決と挑決が両方9/15）で、相変らず放送日程の案内が食い違っています。前は、別にそんなに急がないと書きましたが、来週のことなんで、そろそろ、ちゃんとしないさいよ・・・
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ところで昨夜9/4（金）23時から、山根vs加藤戦（棋譜）の再放送をやってました。結果は土壇場で山根さんの逆転勝ちだったのですが、その最終盤の様子を知りたくて見ることにしました。
対局前のインタビュー。早指し戦は久々とのこと。いつ以来？かすぐに分かりませんが・・・。いずれにせよ、少し緊張気味だったかもというのと、表情がちょっと疲れ気味？適切な表現が浮かびませんが、ボサッと出てきちゃった感じ...。
解説は上村五段と聞き手に貞升女流初段でした。これまた、一瞬のことですが、上村さん、虚を突かれたような表情に・・・。で、そういう話は良いとして、最終盤の様子なんですが、24時を回っていて、私も眠気と戦いながら見ていたので、加藤さんの表情は見落としました
。ただ、山根さんが詰ましに行った瞬間、上村さんもこれは詰むのか詰まないのかはっきりしないような話で、少しして、その前の一手が実は詰めろ逃れの詰めろだったと、2，3手応酬を見ながら、いよいよはっきりしてきたとのことだったので、山根さんは逆転が見えていた、加藤さんの方も少し遅れて気が付いた・・・ようです。
今日の18時からは、最後のベスト４進出を決める、頼本女流初段vs塚田女流初段のフレッシュ対決（棋譜はこちら）。
終局直後のお二人の様子。やっぱり負けた方はがっくり肩を落とすという表現がぴったりの絵になりますね。
先手中飛車から、序中盤の駆け引きをうまく行い、中終盤からはやや強引にこじ開けていき、攻め切りました。塚田さんに反撃のターンが回って来なかったので、それは確かにがっくりするかも。ただ、解説の佐藤秀司八段の話では、1筋端の攻防で守りに使った1手が余計だったのではとの指摘も。
さて20時からは本日の真打登場。頼本さんはダブルヘッダーですね。しかも、振り駒とは言え、後手になったのは少し不運。そんなの無いんだけど、先後のハンデくらいあげても・・・って思わなくもなく。（棋譜はこちら）
先の18時からの放送に引き続き、解説は佐藤八段、聞き手は中村女流三段でした。佐藤さんの八段昇段は7月31日だったので、表示はぎりぎり、まだ七段時代のまま。
対局前の表情はやっぱり厳しいですね。こんなに怖い表情だったかな？とか思い返してみるものの、対局前の表情ってNHK杯とか、この前の清麗戦の中継ブログの実験動画とか、倉敷藤花のネット中継など動画で見る機会は限られるので、その他だと静止画の写真なんで、そんなに見慣れていませんでした。表情が怖そうに見えるのは、相対的な意味もあって、対局相手の頼本さん目線の観点が入っていたからかもしれません。若い人から里見さんを見た時の怖さっていうのかな。
頼本さんは振り飛車党ですが、居飛車を選択し対抗形になりました。佐藤八段も事前予想で相振り飛車か里見さんが居飛車の対抗形は予想されていたものの、このパターンは予想外。頼本さんの側が、狙って選択したのかもしれませんが、遠慮してってニュアンスなら、やっぱり変だし。序盤はいきなり先手が上手く運んだ（と言うか後手に不備があった？）かと思われましたが、頼本さんも辛抱強い指し回しで、一気に崩れるとかはなくイーブンな中盤戦に戻ったようです。
まだまだ中盤戦で、両者1分将棋に。里見さんの方が1分遅く、秒読みになりましたが。
結果は、やはりという感じで、中盤に少し形勢を戻されたのかもしれませんが、その後は再度二次攻撃で切り崩し、危なげない勝利でした。
先週よりは、少し表情も可愛く優しい感じ
。シャッターを切るタイミングの加減でそう見えるだけですが。
最後はキリっとした表情で。霧島だけにね
。
さて、次はいよいよ挑決戦です。収録日がいつであろうと、里見さん、頑張れ～
