一つ前のブログに書きましたが本日は女流王座本戦トーナメント2回戦の対局があり、後手となった里見女流四冠がゴキゲン中飛車で先手の鈴木環那女流二段の居飛車穴熊を粉砕し、完勝と言ってよい内容だったのではないでしょうか。これで次戦の準決勝は山根女流二段との対局となります。
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今日の鈴木さんは完敗になってしまいましたが、早速ツイートを出され、まだまだ（初のタイトル戦出場に向けて）頑張るとのことです。YouTubeの森内チャンネルでも次の放送あたりで今日の振り返りをやってくれるそうで、そちらも楽しみです。
しかし、今日の里見さんは盤石と言うか強かったです。春の女流王位戦の加藤女流三段戦でもそうでしたが、穴熊を崩す間合いと言うか距離感と言うか。手持ちの歩が２枚になると少し早目かとも思うタイミングで端に手をつけておき、その後は中央５筋からの折衝で飛角金銀を一気に捌き合って、あとは手順に敵陣を荒らして最後は９筋に香の三段ロケットとまったく危なげなかったです。持ち時間もだいぶ余してましたし、中盤66△４六銀と踏み込んだ後はずっと攻め続けてましたか…。昨日はヒット＆アウェイで絶妙な指し回しを期待する旨を書きましたが、いいパンチが入ってそのまま一気でした。
次戦は山根さんですが、持ち時間が違うものの相居飛車となった女流王将戦で加藤桃子さんに勝ってるし、安定して成績上位に食い込んでますでしょうか。これ、かなりの激戦だったようで最後、攻めていた加藤さんが桂を打って山根さんの玉をしばりに行きましたが、そこから逆に一気に十数手の即詰みでした。山根さんは詰将棋が得意ということですが、加藤さんは詰まないと読んでいたのか、焦ってうっかりしたのか（しまった！みたいな）、仕方なくそうなったのか・・・etc、放送を見なかったので残念ながらそこのニュアンスが分かりません。たぶん再放送があると思うので、是非見ておきたいかなと。それで、金星を挙げると普通は勢いに乗りそうなものですが、次戦で室谷さんに今度は相振り飛車から完敗。対局日が2局とも7月3日になっており、ダブルヘッダーだったんですかね？調子に乗ってというと変ですが、結果だけを見ると、勢い付きすぎて自滅ジリ貧のような感じもしますが室谷さんが手堅く冷静に守って勝ったのか。やっぱりテレビ見て解説聞かないと分かんないですね。
それで、とにかく次戦の相手が山根さんということで、恐い相手かどうかは分かりませんが若い人はそれなりに要注意。鈴木環那さんの場合は、今日の結果を見てそう思うだけかもしれませんが、ちょっと年上で真面目過ぎて勝てないムードがなんか最初から漂っていたように思わなくもなく。。。
今週は中２日、28日に王位戦予選で西川六段戦です。どんな将棋になるのか楽しみです。
里見さん、絶対勝ってほしいなぁ。
頑張れ～