横浜の「はじめしょうぎ教室」に行ってきた! | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 昨日のブログに書きましたが、「突然」思い立って、横浜市の吉野町でやっている鈴木肇アマ名人の、はじめしょうぎ教室に行ってきました。突然の行動ではありましたが、本当は長年の悩み?をなんとかしようと思った末のことで...。悩みってほどでもないのですが、将棋うまくなりたいし、どっかサロンとか行ってみたいし(ネット将棋は絶対嫌っていうか抵抗大)・・・、でも将棋って何となく昭和の価値観では下手っぴはすっこんでろという世界に見えて、どこに行っても弱い奴は恥ずかしいもんだという気後れがあるんですね。。。むしろ全くの初心者でこれから始めます!ってほうがまだ精神衛生上マシと思ったり。そのくせ、ノコノコとプロのイベントには行ったりして(これも結構内心はびくびくしてたりするんですが・・・、行ってしまえば絶対楽しいんだけど)。そういうことで、観る将ですって宣言は僕の場合は自分の棋力を悟られないための隠れ蓑のようなもんで、実際は観る方が好きなんだけれども自分でも指したいって気持ちもあったりしてそっちの方が普通じゃん。・・・結局俺何言いたい??
 でして、時々プロの指導対局にチャンスがあれば行ってきましたが(中村太地七段片上七段橋本八段、塚田女流一級)、上達という観点からは同じ人に継続的に見てもらうのがいいんじゃないかなぁと思っていて、それで横浜だと家から近いし、アマ名人だし、優しそうだし(これ大事!)。肇先生は横浜以外でも教えられているということで、土日は両国将棋センター(月1回)らしいのですが、僕も昔だったら仕事帰りの平日はきついかなって感じでしたが、今は金曜ならいいじゃん(あと木曜もあり)と思って、それでメールで急遽予約を取って昨日行ってきました。長くなりましたが、「突然」とはそんな意味です・・・。長えぇよ。
 
 それで大人向けののびのび教室は19時スタートで、私は15分くらい前に現地に到着。その前の子供クラスの授業で、昨夜行われていた叡王戦の菅井vs永瀬戦の大盤解説をやっていました。子供たちは元気というか自由に発言しまくりなので、おっさん目線の私からしたら、先生に対して失礼で行儀悪いのではとか思っちゃうのですが、教えているレベルは高いなぁと思って聞いてました。後で分かりましたが、子供クラスと言っても、奨励会の子や研修会の子達ということで、ひえぇというところ。中にはどっかで顔見たことあるなと思った中学生が、私の母校の後輩(制服着てたので分かった)で41歳差!で、一昨年のNHKの小学生将棋名人戦に出てましたね(というか勝ってましたが・・・。)
 19時からの教室って、授業みたいなこともあるのかとか一瞬思いましたが、普通に指導対局で、ホームページでは21時までになっていますが、実際には22時少し前のたぶん将棋道場(Y. Y. World 囲碁・将棋)の閉店時間まで指すことが多いそうです。それで、適度に雑談とか私の棋力の程度を話して、二枚落ちで2局教わりました。私のほかに大人は女性一名で、聞いたら夏頃に始めてその後、足しげく通ってるとのことでしたが、二枚落ちの二歩突っ切りで2局とも勝たれてたようです。そのほかには、先のつんよい子供達3人の、5面指しでした。
 こちらが一局目。久しぶりで準備がなかったので、銀多伝で行くことに。私の選択肢は、①だいたいの序盤定跡までは分かる銀多伝、または、②びりたんに狙いが無いと揶揄される(笑)美濃囲い三間飛車。何回か教わっていれば、こちらの弱点とか傾向とか分かってくるでしょうが、最初はオーソドックスに行くのが良いかなと思って。それを教えてもらうのが元々の主旨でもあるし。また四枚落ちでどうかなとかも思いましたが、上手も二枚落ちで余裕あった方が教える幅も広くて(どの辺でどう緩めたら良いかという絶妙手が出しやすい?)と考えました。上の局面の少し前に、▲5五歩、△同歩、▲同角、△5四歩で▲6六角、△6五歩、▲7四角と、角が動いて攻めの争点をずらしてみてはどうですか?とここは完全にアドバイスしてもらって指しました。あともう少し前で、▲8二銀→▲9一銀不成で香を拾った手はちょっとそっぽというのと、7九の角を▲8八角と戻した手(そうなった経緯を説明するのは少し面倒^^;。7九の角の利きを支えに、4六の銀を3五、2四と進出させて上手2三の金にぶつけて交換しようとしたら、△2二金と引かれて銀バサミを喰らいかけ、それを救出するのに8八角が役立った。。。全部はうまく説明しきれない。。(^^;)を褒めてもらいました。今となっては、何を褒められたのか具体的な手順は分からないのですが、誉めてもらったところだけはしっかり覚えているという。。そういうので上達するのか??
 この後、なんとか勝った(せてもらった)のですが、二枚落ちの醍醐味は飛車か角を切ったりして、なんらか上手の構造的不備を突いて突破するところにあるのでしょうが、そこがよく思い出せない。あと銀多伝だと7八の金が最後遊んじゃうのと、二枚の銀が攻めに行くと、結局最後自玉の守りは金一枚になって薄い。そう指してるアンタが悪いんでしょということですが、そうなっちゃうんだよね、何故か。
 
 一局目が終わった後に、二枚落ちは3筋の歩も伸ばして、上手左銀を2二に釘付けにしたほうが良い、とアドバイスがあったので、教えてもらったことに逆らうのも変なのでそういう出だしにしました。ちなみに上の写真は終局図で最後まで行きませんでしたが、22時の閉店が迫っており投了しました。それで出だしに戻って、下手の手だけで言うと、▲7六歩、4六歩、4五歩、3六歩、3五歩で、次に6八銀、5六歩、3八銀のどれかを指したと思うのですが、歩ばっかり動かして、3筋、4筋の歩が浮いているような気がして、なんかしっくりこない。結局は右銀が4七、左銀が4六に到着するまで、別に事件も起こらなかったので大丈夫なのでしょうけど、なんか遅刻してんじゃねえかというような焦りを感じちゃうんだよね。。その後、1一に成り込んだ角を7七まで戻したりとか・・・あと省略。最後の方、2局目ということもあり9時半頃を過ぎてからは段々と頭が回らなくなってました・・・。
 次回には中盤に入るくらいまでの構想をもう少し描いておいて(暗記してというかイメージしてというか)、駒がぶつかり出したあとの中終盤で時間を使えるようにしたい。
 
 今後目標としては金曜夜、月に2回くらいのペースで通うようにしたいなと。ちなみに肇先生は来週は3月2日(土)の加古川青龍戦アマチュア選抜大会に前泊移動のため、金曜クラスはお休みとのことでした。
 
---2月24日追記---
最初、はじめ将棋教室と書いてたのですが、正しくは平仮名の「しょうぎ」でした。小さい子供でも読めるようにということだとも思いますので、謹んでお詫びし訂正いたします。