美登利 ~昌~ 成城学園前
安くて美味しい回転寿司を皆が求めるものの、美味しいものは「高く」なる。それは、当たり前なんだけど、どこか抜け道的なものを庶民としては求めてしまうのだ。関東において、安くて美味しい回転寿司として行列が出来る店と言えば、「活美登利」。いつも混雑していて、だいたい避けていた。そんな、美登利が、カウンター12席しかない完全予約制の鮨屋を成城学園前にオープンさせたと聞いた。それは行ってみるしかない。オープン当初は、予約が全然取れなかったけど、最近はコロナの影響と価格がオープン当初よりUPしたみたいで苦労なく予約がとれるようになってきた。
成城学園前。駅から徒歩5分程度の場所だが、地下にあるのでわかりずらい。
高級感あふれる店内。鮨屋は雰囲気も大事なので安心した。
凛とした雰囲気は大事。コロナ対策でアクリル板が隣席との間に置かれていたが、洒落てた。こういう拘りも大事だと思う。
【ランチ】おまかせにぎり(12貫/手巻一本)5,500円を事前予約済。ドリンクは当日。
まずは、鮪の血合い時雨煮。酒の肴にイイ感じだった。
次に茶わん蒸し。鮨屋の陶器は重要だと思う。美しい。蓋を開けるのが楽しみになる。
熱々の茶わん蒸し。出汁がしっかりとしており美味しい。王道です。
天然ヒラメのカラスミのせ。そのまま口へ運びます。ちょうどカラスミがアクセントになっていていい感じで調和する。
淡路のスミイカ、能登の墨塩のせ。イカの弾力が堪らない。そして、海水のみで造られた黒塩とよく合うのだ。お気に入りの1品だった。
下田の本マグロ赤身。ねっとりとしている。コレ本物だ。
下田の本マグロ、中トロ。脂が甘い。
淡路の真アジ。肉厚な身。だけどサッパリと頂けた。
熊本の車海老。これも肉厚。せっかくなので、生で食べるかボイルするか聞いて欲しかった。
銀座「久兵衛」は聞いてくれたんだけどな~~~。映えはボイルだと思うが、生は、海老の濃厚な甘さを感じられたんだと思う。
宮城の生帆立。能登塩で。 流石、最高級のネタを仕入れていると自負されているだけあって、どのネタも肉厚だ。これも、帆立そのものが旨く、塩で食べるのが正解だったと思う。
ホッキ貝の炙り、黒塩で。北海道旅行で散々出てきたホッキ貝。炙った方が旨味を感じる。
雲丹。手巻きにして食べる。
イクラ。鮨屋の巻物は、海苔が凄く重要だと思っている。パリパリの海苔だった。有明産の海苔を使用しているらしい。個人的には、もっと海苔が主張する方が好き。
そして、とろたくのネギのせ。
最後の1貫は、煮穴子と玉子2種(出汁巻とカステラたまご)。汁物。
デザートは、杏仁豆腐。
1日前の銀座 鮨 たじま でランチしたが、こちらの方が江戸前の仕事をしており好みだった。お店は、清潔で、店員さんお目配りや気配りも感じられるお店で満足。ただ、お値段が5,000円オーバーなので、夫婦2人で1万円オーバーする。そこだけが、ちょっとネックだな。
【銀座 久兵衛 訪問記】