甲状腺異常に対して思うこと | 「子どもを守る結城市民」のブログ

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海村で実施されている子どもたちの甲状腺検診の中間発表がありました。
朝日新聞と東京新聞の記事、参考まで。


1/31朝日新聞




1/31東京新聞

「東京新聞:甲状腺検診 異常19人 全体の0.5%:茨城」(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20140131/CK2014013102000153.html?ref=rank

東京新聞の記事によると、
「甲状腺に二十ミリ以下の膿疱(のうほう)か五ミリ以下のしこりが見つかり「経過観察」と診断されたのは千百六十七人(32・4%)。二十ミリを超える膿疱か五ミリを超えるしこりが見つかった十九人のほとんどが、しこりだった。二、三歳児が三人ずつで最も多かった。」
とのこと。

私がこれまでに聞いた複数の医師の甲状腺異常に関する見解では、のう胞については評価が分かれるものの、結節については注意が必要だとする見解が多数を占めます。

東海村の中間報告内容では、19人のほとんどが「しこり」だった、と言う事は注視しなければならないのではないでしょうか。

そもそも、着目すべきは甲状腺異常はガンだけではないので、もう少し視野を広げて多角的に評価することが必要ではないかとも思います。

話しは飛びますが、福島では子どもたちの甲状腺検査の結果、22.6万人中59人の子どもに甲状腺がん、もしくはその疑いが極めて高い状況が見つかっています。
これは3830人に1人の確率です。

もし、これが東電福島第一原発事故によりばら撒かれた放射能の影響ではなく、子どもが甲状腺ガンにかかる一般的な罹患率なのだとしたら、放射能の影響を抜きにして日本全国の地域で子どもたちの甲状腺検査をする必要があるのでは?と思いますが、そうしないのはなぜなのでしょうか?

特に、医師の方々の声があまりにも少ないのですが、この状況をどのように評価しているのか、意見を聞きたいですね。

私の住む結城市には8000人近い子どもがいますが、この罹患率をあてはめると2~3人の子どもの甲状腺にガンが見つかることになってしまいます。

国や自治体、医師の対応について、私は非常に疑問に思っています。