情報提供。
これはチャンスです。
今の公教育を見つめ直すいい機会です。
いわゆるフツーの公立の小学校の姿。
映画として見ると、だいぶ客観的に見ることができます。
その上で、今の、学校を捉え直す、学びを見つめ直す。
11月24日(月・休) 午前9:30から、
ドキュメンタリー映画「小学校 ~それは小さな社会~」が放送されます。
午前9:30~11:10 Eテレ
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-N7Y1NRQ3Q2
私たちは、いつどうやって日本人になったのか――。
アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネートの山崎エマ監督が紡ぐ、
ありふれた公立小学校の日常がもたらす新たな気づきの物語。
https://shogakko-film.com/
映画館で見た時の感想はこちら
(3月1日の記事より)
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『小学校〜それは小さな社会〜』を見てきました。

率直な感想は、
モヤモヤと息苦しさ。
個人的な意見としても、
映画の内容としても、
先生や学校を責めているわけではないです。
それが前提で、
モヤモヤが残り、息苦しさを感じたということ。
公立の小学校のあるあるなのだとは思いますが、
客観的に映像で見てしまうと、
「待て待てこれはキツい!」と思ってしまう。
登場する先生はどちらかというと
優秀でできる先生だと思う。
それが故に、
なんというか、
子どもを手のひらに乗せてコントロールしようとしている
ように感じてしまいました。
「手のひら」はテクニックやスキルの一つではあると思います。
有効かつ効率的な。
映画に出てくる、
運動会での「縄跳び」や入学式に発表する「演奏」の
やる気やチャレンジがどこから出てくるのか。
できない、うまくいかない壁にぶち当たった時の
粘り強さはどこから捻出されたものなのか。
観ていると、
内側から沸々と湧いて出てきたり、
溢れ出てくるものではないような気がする。
結果的には乗り越えて笑顔が見れて先生との関係も良くなって、
という一連のストーリーがあるのだけれど、
これって「やる気スイッチの入れ方」、違くないかな・・・と。
テクニックにより、「落としてから上げる」戦法じゃん、と。
そのやる気スイッチの入れ方に慣れて馴染んでしまったら
自分でスイッチ入れること、できるのかな。
自分のやる気スイッチを
他者に握られていることに気づかないままになってないかな。
そんな視点を先生や子どもや保護者は持っているかな。
やる気スイッチなんて本当はなくて、
気がついたらスイッチONになっていること、
目の前のことに夢中になって没頭して楽しくて仕方なくて、
気がついたらスイッチON。
というのが自然であり理想なのだと思います。
モヤモヤと息苦しさはそんなところから出てきています。
と同時に、
息苦しさの本当の原因は、
きっと、自分も同じようなことを、
同じような姿勢を、同じような関わりを
しているのではないかと思えるから、だと思います。
「シャドーの投影」。
自分の”あってはならない姿”を映画の中で見てしまったのでしょう。
映画に出てくる先生方がなんだか完璧すぎるのです。
完璧を求めすぎるというべきか。
子どもに求めているように見えますが、
実際には先生自身にも求めている。
ちょっと飛躍してしまいますが、
「ダメ人間を晒す」こと
ができたらもっと楽なのになぁと思います。
それがなかなかできないのですが・・・。