タブロイド監視委員会 -6ページ目

タブロイド監視委員会

東スポ・夕刊フジ・日刊ゲンダイといったタブロイド紙の“前垂れ”や週刊誌の中吊り広告から社会の動きを独断と偏見で読み取ろうという大胆不敵なブログ(笑)。

20061026

今日はネタのなかった日だったせいか、それとも刺激的な現場写真が撮れたからなのか、夕刊フジは大判の前垂れで練馬の警官が刺された事件の写真を大きく掲載していた。警官のシャツには血が付いており、その写真で目をひこうという考えなのだろう。しかしこれ、ある意味で見せ物ではないか。別にテキストだけでも良かったと思うが。


この事件は「刃物を持った男がいる」との通報で駆けつけた警官3人が犯人に切りつけられ、一人は腹部を包丁でさされて重傷を負ったという内容。第一報の時点では、なぜそんな状況で拳銃を使わなかったのかとも思ったが、のちの報道によると、犯人は警官にいきなり切りつけ、その後警官3人で取り押さえようとしたものの、包丁で抵抗したために男の太ももに拳銃3発を打っていたという。


この拳銃発砲はまず問題にされないだろう。こんなときに使わずどうする。しかし、どの時点で警官が刺されたのかわからないが、打たれた後の抵抗で警官が刺されたのだとしたら、それはそれで凄い話だ。犯人は精神病院に通院していたというから、ある種の興奮状態もあってとてつもない力が出ていたのかも知れない。警官の怪我がたいしたことなければいいが。


ネタがなく、全体的に天皇賞の話が多い。こんな日は東スポが面白い。プロレスラーの大木金太郎氏が死去したニュースをわざわざ前垂れに大きく出しているほか、現役女子高生がグラビア写真集を出したことから在校のお嬢様学校とトラブルになり、強制退学処分になったという話が出ている。東スポを見て、今日も日本は平和だなぁとしみじみ(笑)。


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■夕刊フジ
 中国 米 騙し 陰謀
 警官 3人 刺される 練馬
 天皇賞・秋 確定


■日刊ゲンダイ
 モナ・細野 きっかけは合コン
 天皇賞 枠順 確定
 北 生物兵器 5000トン
 「笑金」スタッフ 大麻逮捕
 ヒルズ族 被害360億円 詐欺社長 逮捕

■東スポ
 天皇賞 確定
 女子高生 アイドル 退学処分
 大木金太郎さん 死去


■ナイガイ
 天皇賞 特集

関連本など
1987年アメリカで起こった事件を追った本。地元高校に麻薬のおとり捜査として潜入していた21歳の警官が高校生によって撃ち殺されたという事件を追い、少年の心理を描く。

20061025

今日の夕刊フジには驚いた。「メイド 珍 実態」という見出しは、先日メイドが襲われたことで一躍有名になった秋葉原の店「エアー萌えっと」のヨイショ記事だ。そもそも秋葉原でもキャバクラ&デートクラブという実態から異端児扱いの“半風俗店”をなぜそんなに嬉々として取り上げるのか?事件直後だというのに、メディアはその店をさんざんヨイショし、店も取材をあっさり受けるというのは、一体何が裏にあるのか?と勘ぐってしまう。


例の店は秋葉原でも異端であり、境界線ギリギリの“半風俗店”として、秋葉原をよく知る人たちにも相手にされていないお店。場所も風俗系ショップひしめく裏ゾーンにあり、いわゆる秋葉原で隆盛を誇るメイド喫茶とは違う。このあたりの細かい話は昨日さんざん書いたので、ここでは繰り返さないが、当初の報道を検証して深く掘り下げる話でも出るかと思えば、今度はこの店をひたすらヨイショする記事が出るとは驚き。


その記事というのも怪しいことこの上ない。秋葉原でもたいして話題にもなっていないのに「サービスがなかなかユニークと注目を浴びている。」「オタクのみならず、若者や会社員の間で大賑わい」と褒め、「界隈では断トツの人気を誇っていた」とも。はて?界隈とはどこを指すのデスか?(笑)。その店は裏ゾーン的なニュー秋葉原センター2Fという特殊な場所にあるのに、いかにも秋葉原の人気店と思わせるような表現をつかうのは、秋葉原を知る人間としてはまさしく噴飯ものだ。そして、笑えるのはこの先。店長は「若手芸人や歌手、韓国人俳優、プロ野球選手やJリーガーもご来店」と自慢し、メイドは「安田大サーカスのクロちゃんを接客」「政治関係者や教育者が来た」と発言、果ては「アラブの王族やAV男優まで来店した」と豪語。アラブの王族まで出る当たりは、あまりに怪しすぎで、もはや単なる風俗三面記事だ(笑)。


ネットでの反応も、事件報道当初は「メイドさんを守るにはどうしたらいいか」と盛り上がっていたのが、ショップ名がわかった時点で一転して冷めた反応。それまでさんざん自警団結成だの言っていたネットコミュニティもぱたりと動きが止まってしまったほど。


だいたい、自分の女性従業員が刃物突きつけられて襲われたことになっているのに、店側も良くこんなヨイショ記事に協力したもんだ。本当に流行っているなら、こんな事件後に野次馬客を呼び込む必要もなかろう。ほかに女性を守る体制を整えるとかやることがあるはず。秋葉原に詳しい人こそ避けていたお店の名前が、これで一気に知られたわけで、事件は結果として店の絶大なプロモーション効果を呼び起こした。TVも新聞も大騒ぎして、実は全て店のプロモーションのためのヤラセだった、なんてオチがつかないことを願うばかりだ。


メディアも、もう「秋葉原」というキーワードでなんでも乗っかって、たいして調べもせずに面白おかしく「流行っている」と報じるのはもうやめないかね。今回の件も、この店の問題点(業態、営業方法、安全管理)を指摘すべき点もたくさんあったはずだが、それはすっかり無視。まったくお気楽なもんである。


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■夕刊フジ
 北不審船 中国 臨検
 外務省 バトル テレビ朝日
 メイド 珍 実態
 天皇賞追い切り


■日刊ゲンダイ
 松坂 大物代理人と契約
 独占入手 ストーカー男 飛び降り映像
 造反組 小泉 対立 安倍

■東スポ
 赤西が脅す女性
 天皇賞 追い切り
 ホリエモン 新恋人 売り出し戦略


■ナイガイ
 天皇賞 追い切り
 オダギリ ハート ワカパイ 一部始終

関連本など
江夏豊が語る松坂大輔。松坂は本当に天才なのか?その技術や心理を江夏が分析。

20061024東スポ

秋葉原にいる「メイド喫茶」のメイドが刃物で脅されて体を触られたという事件は「メイド狩り」などという表現でずいぶんとTVのニュースになったので知っている人も多いに違いない。一般の人から見たら、秋葉原で流行っているメイド喫茶の女の子が被害にあって大変だな可哀想に…というところだろう。だが、メディア側がそういう方向に誘導して演出していた部分があって、そのニュース性を判断するために重要な部分が実は意図的に報じられていない。


そもそも、被害にあったお店「エアー萌えっと」は、一般に知られるメイド喫茶ではない。喫茶店やカフェの部類ではなく、これはどちらかといえばキャバクラだ。秋葉原の萌え系オタクの人たちさえ一切無視している半風俗のお店で、30分3,000円でメイドと客が個室に入って肩もみしたりゲームをし、メイドは指名も可能。さらにお散歩コースという名で二人で秋葉原を散策するサービスもある。こういう形態のお店は秋葉原でもここだけ。これは酒が出ないだけで実質的にキャバクラ、もしくはデートクラブだ。店側は風俗店ではないというかもしれないが、世間一般の認知としては“そちら”側に入る。だいたい喫茶店のウェイトレスが客と2人きりになって個室でサービスはしないし、これは法律的には「接客」ではなく風営法の「接待」にあたるのではないか。


「駅前でチラシを配っていたら店への案内を依頼され、そのまま店まで行ったら店の階段で襲われた」という話になっているが、もともとこの店は駅前でメイドを立たせ、客が依頼すれば店まで連れて行くこともあるお店だ。人によってはキャッチ方式じゃないかと評する人もいる。ちなみに、時間によっては駅前のチラシ配りメイドのかなりの数をこの店が占めることもある。



そういうところで働く女性だからといって、刃物で脅して触っていいというわけでは決してない。だが、そういう店ではそんなリスクもあるし、キャバクラでの事件といえば誰も見向きもしないだろう。メディアの報じ方は、とにかく「秋葉原」「メイド(喫茶)」という旬なステレオタイプのイメージを利用しようと、あえて狙いからはずれる部分は目をつぶって報じていなかったようだ。


キャバクラの話だとすれば、こんなのは良くある話でニュースにもならない。だが、「秋葉原」と「メイド(喫茶)」というステレオタイプのイメージで事件といえば、新聞は売れるしTVも視聴率が取れる。


秋葉原の近くで仕事をしている自分も、事件の一報を知ったときは、えらいことがおこったなぁと思ったが、TVを見て驚いた。事件の現場が写ると、そこは秋葉原でもアダルトグッズ店や出会い系喫茶など風俗系店舗がひしめく裏ゾーンのフロアへ向かう雑居ビルの階段。こんなところは秋葉原に詳しい人間だって避けて行かないこところだ。30台男の私でさえ、そのフロアはあまりの雰囲気にびびってしまうくらいだ。レポーターはその階段で「ここで事件がおきました」と話す。それを見た瞬間、おいおいそこにあるのはメイド喫茶じゃないじゃん…と、一気にニュースのイメージが崩れてしまった。そのビルの2Fは薄暗く危険なイメージのところで、アダルトビデオやグッズを売る店がひしめき、被害店舗の真ん前には出会い系喫茶なる半風俗店もあるのに、あえてTV(日本テレビ)はそこを映さなかった。


これは、あきらかに当初から狙っていた「秋葉原のメイド“喫茶”の女の子が大変!」という先に出来た報道イメージからずれてしまうため、あえて落としたということではないのか。これじゃ事件の真相を追いかけて掘り下げたのではなく、単なる野次馬報道だ。現場に取材に来た時点で、普通の場所ではないことはすぐわかったはずだし、裏社会のニオイを記者も感じたはずだが、これではなんのために現場まで出向いたのか。


新聞も「メイドが襲われる」「メイド狩り」と書けば売れると思ったのか、24日には東スポは一面、ほかのスポーツ新聞もメイド姿の女の子の写真を載せて大はしゃぎだ。もっとも、東スポは、行間にこのあたりの真相をにじませていて、なぜその店が狙われるのかをソフトに書いていたし、「アキバ メード レイプ未遂衝撃告白」と大仰なタイトルのわりには、メイド姿のプロレスラーを紹介して「メードレスラーに征伐頼もう」とおちゃらけをいれたり、決して社会問題として扱わず、真実をちらつかせながら東スポ的エンターテイメントに仕上げられており、こここまでやれば立派なもの。


「普通のメイド喫茶」も一般の目からすればおかしな世界だし、夜中もメイドの格好で一人でチラシを配っている実態もあって危ない話だが、今回の事件とそれとは、厳密には違う話だということは知っておくべきだし、これは新聞やTVといったメディアが注目を集めるために演出したニュースであるという面も知っておくべきだろう。


ちなみに新聞社が「メイド」を「メード」と表記するのは、新聞社の外来語表記規定によるもの。新聞社などが参考にする共同通信の記者ハンドブックでも「メード」と表記されている。


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■東スポ
 アキバ メード レイプ未遂 衝撃告白


■日刊スポーツ
 アキバ メード喫茶に刃物男

関連本など
メイド喫茶の制服写真を集めた本。秋葉原では、こんな格好の女性が普通に歩いていたりするのです。もうその時点で普通じゃないって?(笑)

20061024

携帯電話会社を変えても電話番号が変わらないモバイル・ナンバー・ポータビリティ(MNP)が今日からスタート。前日になってソフトバンクは「0円割引」をアピールして話題をさらったが、その内容の怪しいこと…。


Vodafoneを買収してから「安易な値下げはしない」と言っていたソフトバンクは、MNP開始前夜になって突然緊急記者会見を開いて「0円」を強調した価格攻勢をアピール。ソフトバンク同士なら通話とメールは無料だとか、ほかの携帯電話会社より常に安くするだとか、いろいろ言っているものの、実はすべて条件付き。ほかの携帯電話会社の端末にかけ場合は割高だし、無料通話も時間制限付き、ほかにも加入必須のサービスがいくつか設定されていて、実質トータルではかなり高くなってしまう。そもそもvodafone時代からアンテナ設置局が少ないため、電波が入らないところが多いというのは有名な話で、これじゃ安かろう悪かろうってところか。「0円」というキャッチコピーに騙されてしまう人がいないことを祈るばかりだ。


MNPについてはドコモがシェアを失い、auがシェアを伸ばすというのが大方の見方だが、「0円」キャンペーンでどれだけの人が引っかかるのか、というところでだいぶ変わってくるかも知れない。ソフトバンクはYahoo!BBのときもそうだったが、とにかく人の注目を集めることには長けているし、価格引き下げの挑戦者であるという演出にすっかりやられてしまう人が多い。「0円」キャンペーンにしても、まともな知識と情報があればそう簡単には引っかからないはずなのだが、こういうマーケティング手法はオレオレ詐欺と一緒で、ひっかかり安い層を狙い打ちしているのだろうな。


またmixiをきっかけにした事件が発生している。日テレの未成年女子アナが飲酒で泥酔していたことをmixiで本名付きで告白したものだから、さぁ大変。「お酒をなめちゃいけないね」とmixiで書いていたそうだが、なめていたのはお酒だったのか(笑)。報道番組に出ていたらしいが、公開の場で情報をコントロールするリテラシーがないという時点で失格。お酒飲んでましたなんて話はかわいいもんだわね。


女子アナと言えば山本モナ。ようやく降板発表となったわけだが、News23では筑紫哲也曰く「短い間で残念でした」とだけ言って終了。これは何かのギャグなのか?(笑)。結局、報道番組スタッフと議員との不倫疑惑について、News23という報道番組は一切無視。当事者なのにね。これじゃ普段からどんな都合のいいフィルター通して報道番組やってるか知れるね。


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■夕刊フジ
 ソフトバンク 0円 カラクリ
 金正日 亡命 米が画策
 日テレ未成年女子アナ 乱痴気
 ケータイ戦争勝者は 番号ポータビリティ 開始


■日刊ゲンダイ
 金正日 完全居直り
 ホリエモン 元JJ美女 新恋人
 安倍政権 周囲で蠢く黒い人脈

■東スポ
 アキバ メード レイプ未遂 衝撃告白
 秋山 名乗り ヒクソン戦
 天皇賞 大特集


■ナイガイ
 PRIDE 男祭り テレ朝 放映か
 天皇賞 3強 丸裸


■夕刊デイリー
 濃縮ウラン 販売 逮捕
 ピン子 号泣

関連本など
週刊DIME増刊号による、ナンバーポータビリティー完全ガイド。基礎知識からケータイ電話最新モデル情報まで網羅。しかし、ソフトバンクのおかげで、こういう本は全部書き直しだな(笑)。

20061023

北朝鮮を巡ってまた世界は空回り。日テレによる2回目核実験報道に続いて、朝鮮日報の金正日謝罪発言報道もやはり誤報だったようだ。中国側は、会談で謝罪や核実験見直しなどの発言は金正日側からは出ていないと声明を発表し、一連の報道をきっぱり否定。では会談で何をしゃべったのかという公式な情報は未だに公にならず、憶測や誤報で世界は一喜一憂…。敵が勝手に混乱している様は、金正日からすれば面白くて仕方ないかも知れない。夕刊フジは「ニセ謝罪」と書いているが、ニセどころかガセだったんじゃないの?


中国と北朝鮮との直接会談という大きな外交カードが切られたのに、その後はなんとも不気味な静けさだ。そこでどんな話が出たのか、どんな条件のやりとりがあったのか、細かいことが全く公式に出てこないし、この後の展開も見えない。そうこうしているうちに日本の核武装問題で韓国とぎくしゃくって、まったくもって金正日は高笑いしているんじゃないか(笑)。日刊ゲンダイは「金正日 ライスを手玉」と書いているが、もちろん手玉に取られているのは米国ライス国務長官だけではあるまい。もしかして、北朝鮮問題はこのままなんの進展もなく長引くのか。


東スポは「タイソンVS藤田」と書いているが、もうタイソンのネタもいい加減にしろよ、と誰もが思っているんじゃなかろうか?20年前のチャンピオンボクサー連れてきて総合格闘技で試合させてどうすんだよ。マイク・タイソンより<ヒクソン・グレイシーを呼べっつうの。


前垂れには出ていないが、秋葉原でメイド喫茶の女性が刃物を突きつけられて体を触られたという事件が報じられている。まぁTVでもさんざんやったようだが、いつものように秋葉原での奇異な事件として野次馬的に扱っている。これも、もういいかげんにしろってなもんだ。秋葉原のメイドに関する事件だったら嬉々として報じ、TVは「それ秋葉原で街頭インタビューしてこい!」ってなもんだ。日本中でほかに痴漢やらレイプの悲惨な事件だって山ほど起きているのに、事件の社会性より「メイド」という客寄せ効果がニュースにも欲しいのか。


日本は核の脅威よりメイドさんの身が心配です。あぁ本日も平和なり。


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■夕刊フジ
 金正日 ニセ謝罪
 UFJ 4人組 復活


■日刊ゲンダイ
 自民連勝 呆れた勝因
 金正日 ライスを翻弄

■東スポ
 タイソン VS 藤田
 ヒョードル 圧勝復活
 福山雅治 平井堅 仰天密会


■ナイガイ
 天皇賞 悲願へバルク
 ビッグショー 大みそか 参戦

関連本など
1997年の世界ヘビー級タイトルマッチでタイソンが対戦相手の耳を噛みちぎった事件をテーマに、マイク・タイソンという男の深層心理に迫った本。