さて、UKロックも第8回目でございます。

今回は私がUKロックの中で一番好きな
アーティストを紹介します。
間違いなく10代の時私が一番聴いたアーティストです。
彼らの音楽に出会って私の人生は変わりました。
音楽が持つ力を教えてくれたアーティストです。

もったいぶりましたが、さあご紹介しましょう!
My Bloody Valentineです!

彼らは、ノイズという世界を最も研究し、
成功したアーティストだと思います。
前回書いたRideのシューゲイザーの先駆者であり、
トップであり、Creationレーベルを潰したのも
彼らと言われています。
アルバム制作の為に、1年間スタジオにこもりきり、
その費用が日本円で約4,500万円…。
アーティストというより、研究者の域ですね。

さてオススメのアルバムですが、
本当は全部聴いて頂きたいところですが、
悩みに悩んで、『Loveless』を挙げます。


このピンクのジャケットはあまりに有名です。
一体何回レコ屋でこれをパクったジャケを見た事か。

さてさてオススメの曲ですが、
やっぱり絞りきれず全部挙げておきます。
しかし多いので、まず、コレ!と言うのでしたら、
1曲目の『Only Shallow』と、
11曲目の『Soon』です。
気に入ったら是非全部聴いてみて下さい


1曲目の『Only Shallow』


アルバムの冒頭を飾る傑作ですね。
私の文章では曲の良さを下げてしまうので、
何も言いません。
とにかく聴いて下さい。

11曲目の『Soon』


アルバムの最後を飾るダンサブルで、
すっきりとした名曲です。


2曲目『Loomer』


4曲目『To Here Knows When』


5曲目『When You Sleep』


6曲目の『I Only Said』


7曲目の『Come In Alone』


8曲目の『Sometimes』


9曲目の『Blown A Wish』


10曲目の『What you Want』


さあ、かなり挙げましたが、どうでしたでしょうか?
かなり気合の入ったレビューであった事が
よく分かりますね。

いや、本当に大好きでした。
今回紹介するという事で、久し振りに聴きましたが、
懐かしい感は若干あるものの、全然聴けます。
90年代最高の1枚との呼び声も高いです。
実際、テクノ界の重鎮Boards Of Canadaをはじめ、
これが世界で最高のアルバムだと言う
アーティストも少なくありません。

一番上の方でも書きましたが、
彼らは1年間スタジオにこもりきって、
このアルバムを作り上げました。
この独特のギターノイズは、
サンプラーといって、今ではそこらへんの高校生でも
使ってるようなメジャーな機械ですが、
当時は珍しく、そこに自分達が弾いたギターの音を入れて、
エフェクターで加工して、またサンプラーに入れて、
というのを何百回と繰り返して作り上げたらしいです。
そんな想像も絶する作業を経てできあがったのがこの作品です。
彼ら以降に、フォロワーがたくさん出ましたが、
結局二番煎じだし、単純にクオリティー面で言っても、
彼ら以上の作品は出てません。


もうお腹いっぱいかもしれませんが、
彼らの事を紹介するには一回では
とてもではないけど足りません。
次回も今回紹介できなかった、
1stアルバムや、今ではレアな廃盤のEPから
オススメの曲を紹介したいと思います。

少しでも興味を持たれた方、
是非見て下さい。

ではでは。
さあ今回でUKロック入門も7回目。
もう少し、お付き合い下さい。

前回マンチェスター出身のアーティストを
紹介すると書きましたが、どうしても紹介したい
バンドがあったので急遽変更です。

今回はRideを紹介します。
Rideは、甘いメロディーと、
轟音ギターであっという間に、
UKロックの頂点まで昇りつめました。

シューゲイザーと言って、
爪先を見ながら演奏することから
名付けられたジャンルの代表格です。

さてさてオススメのアルバムですが、
『Carnival Of Light』です。


オススメの曲は一曲目の『Moonlight Medicine』
『?』何故youtubeに無い!
アルバムの最初を飾る傑作なのに…。ごめんなさい。

次は6曲目の『Birdman』です。


次に7曲目の『Crown Of Creation』を、
紹介しようと思ったんだけど、
これもyoutubeに無い…。
とても可愛らしい素敵な曲なのに!
私がズレてるのかな?
いやいや、いずれにしても残念です。

あまりに少ないので、もう1枚挙げます。
1stアルバムの『Nowhere』です。


これも↑の『Carnival Of Light』と迷った
アルバムで傑作です。

オススメは何と言っても、
8曲目の『Vapour Trail』です。


これがRideで一番有名かつ傑作でしょう。


Rideの中心メンバーでヴォーカリストのアンディ・ベルは、
1996年に解散後、Hurricane #1というバンドを組みますが、
2枚のアルバムを発表後、OASISにベーシストとして電撃加入。
これはびっくりしました。
しかし、バンド最後の頃のブリットポップへ傾倒していった
過程やHurricane #1の事を考えると、
なるほどな、といった感じですかね。
何より、アンディ・ベルのポップセンスは非常に高いので、
ギャラガー兄弟もほっておけなかったのでしょう。

UKロックって横(縦もかな)のつながりが
非常に強いのが特徴です。
一人のアーティストが色んなバンドやアルバムに
参加してる事が非常に多いので、
そういった聴き方や、CDの買い方も面白いです。

あ!、一つ重要な事を書き忘れてました。
このRideが所属してたレーベルの、
CreationはUKロックの最重要レーベルです。
第1回目で紹介したOASISもそうですし、
第3回目で紹介したTeenage Fanclubもそうです。
よくレーベル買いしましたが、本当にハズレの無いレーベルです。
残念ながら、90年代途中からソニーに取られ始め(援助?)、
最終的には倒産してしまいました。


さてさて、次回もUKロックを紹介する予定です。
次回もお楽しみに!

ではでは!
さて今回は前回書きましたが、
マンチェスター出身のアーティストを紹介します。

マンチェスターと言えば、
皆さん何を思い浮かべるでしょうか?
マンチェスターユナイテッドでしょうか?

マンチェスターはサッカーでも有名ですが、
90年代、80年代の音楽シーンでは、
欠かすことのできない、最重要ワードです。
第1回目で紹介したOASISもマンチェスター出身です。

あまりにもマンチェスター出身のアーティストは
多いので、何回かに分けて紹介したいと思います。

さて、今回はStone Rosesを紹介しましょう。
彼らは90年代UKロックを代表するバンドです。
しかし、たった2枚のアルバムしか残してません。
恐ろしい数のブート盤が出てるのは人気の証でしょう。

さてオススメのアルバムですが、
ごめんなさい、今回は絞りきれず2枚とも紹介します。

1枚目のアルバムはその名も『The Stone Roses』です。


オススメの曲は1曲目の『I Wanna Be Adored』


↑これヤバイです。
イントロのベースが流れるだけで鳥肌もんです。
よく昔、スタジオの休憩時間に誰かが弾き始めて、
結局1曲丸々弾くっていうのをやってました。
それ位強烈なイントロですね。

↓に1stのオススメの曲、絞って挙げてますが、
コレ!というのは↑の『I Wanna Be Adored』です。
多過ぎるなあと思う方はとりあえず↑を聴いて下さい。

『Elephant Stone』


『Waterfall』


『Made Of Stone』


『Fools Gold』



さて次は、2ndアルバム『Scond Coming』ですが、


これは1stアルバムから何と5年も掛けて作ってます。
しかし、1stとかなり曲の雰囲気が変わってて、
賛否両論あります。
私は、どちらかというとこっちの方が好きです。
かなり作り込まれてます。
1stのキラキラ光るようなポップさは確かに消えてますが、
単純に作品として聴いた時、かなりクオリティーは高いです。
つまりは、以前のStone Rosesを期待した人には裏切られた
感じがするんだと思います。

さて、オススメの曲は、
まず1曲目の『Breaking Into Heaven』です。


このイントロはすごいですね。
長いのに無駄な音が一つもない。
特に曲に入るとこ(このビデオだと4分40秒あたり)は
圧巻です。リバースを使ってて卑怯だなと分かっていても
すごいと思います。

はい、7曲目の『Begging You』


これもすごいです。
バキバキのBreak Beatsをやってます。
そう、UKロックのすごいところは、
ロックでありながら、こういった別ジャンルを
正面きって作る事です。
例えば、レディオヘッドなんかは良い例ですね。
ロックから一転、Electronicaに走りましたね。
しかも即席ではなく、そっちのリスナーもうならす、
クオリティーの高さです。
この曲もそうです。
実際、私はこの曲でBreak Beatsに興味を持ち、
warpに手を出しました。
よく、友達のDJがクラブでこの曲を掛けてて、
全くロックを聴いてないオーディエンスに、
『この曲誰の?』って聞かれてました。

このアルバムはそんな、ある意味では実験に満ちた
アルバムだと言っていいかもしれません。
確かに1stのファンががっかりする気持ちも分からなくはないですが、
ここまで成長した彼らのすごさは認めてあげて欲しいものです。

さてさて次回もマンチェスター出身の
アーティストを紹介したいと思います。

ではでは。
さあ、早いものでUKロック入門も今回で5回目。
他にも紹介したいジャンルやアーティストは、
やまほどあって、いいところで切り上げようと思ってるんですが、
10代の思春期という一番影響の受けやすい時期に
UKロックに魅せられたので、思い入れが強く
どうしても止められません。

月並みに言えば、ビートルズが出ただけあって、
UKロックの質の高さは、やっぱり群を抜いてます。

前置きが少し長くなりましたが、
今回もグラスゴー出身のアーティストを紹介したいと思います。

今回はBell&Sebastianを紹介しましょう!
彼らはグラスゴーでも最重要バンドです。

彼らはデビュー前からすごい評判で、
メジャーレーベルが出した契約金の1億円という条件を蹴って、
Jeepsterというマイナーなレーベルと契約した。
理由はバンドの方向性との相違だったと思うが、
プロモーション能力の違いや、
単純に目の前にポンと1億円出されたら、
私だったら簡単にハンコを押してしまいそうなものだが、
そこはさすがBell&Sebastianと思う。
もっとも↓でも書こうと思うが、
後で訳の分からん道に走るのだが…。

さてオススメのアルバムは、『Tigermilk』である。


このアルバムはデビュー前に自主制作で1,000枚限定で
出したレコードです。
今でも強烈に覚えているのは、プレミアでレコ屋で
10万円で売られてた事。
当時の私は前回も書いたように、貧乏だったので(今でもですが)
もちろんそんな大金など出せる訳も無く、
ただただ、そのレコードが売れていくのを悲しげに眺めてました。
そこのレコ屋の主人とはとても仲が良かったのに、
試聴さえさせてくれませんでした。

そんな憧れのアルバムが、何と3年後の99年にCDで再発されると聞いて、
真っ先に買いました。そして何よりその綺麗なメロディーに驚かされました。
既にBell&SebastianはBell&Sebastianだったのです。
むしろ純度が高いように思えます。

全部オススメだけど、その中でも厳選して、
7曲目の『We Rule The School』がオススメです。


いやあ、何回聴いたことか。
泣きまくりですよ。


彼らは4枚のアルバムをJeepsterから発表し、
2002年にRough Tradeに移籍して、2003年
5枚目のアルバム『Dear Catastrophe Waitress』を発表する。
ここで決定的な分岐点を迎える。
移籍はともかく問題はこのアルバムのプロデューサー選びである。
何とかつてあのTATU(ロシアのクソガキ)をプロデュースした
Trevor Hornという人がこのアルバムを手掛けた。
日本のCMでも『あのTATUのプロデューサーの!』みたいなセールスが
画面を走って、本当に我が目を疑ったものである。

知ってる人には分かってもらえると思うが、
Rough Tradeというレーベル自体はとても良いレーベルである。
問題は何故このプロデューサーを抜擢し、
何故こんな売り方をしなくてはいけなかったのか?という点である。

↑でも少し書いたが、彼らは自分達の音楽を貫き通す為に、
1億円の契約も蹴った位の人間である。
それが、一転して超売れっ子路線を進み始めたものだから分からない。
実際、このアルバムはひどかった。
私の中では、Jeepster時代に出した4枚のアルバムが、
Bell&Sebastianである。
今の、というよりRough Trade以降の彼らは別人である。
どんな理由や経緯があったかは知らないが、
こんな風になってしまったのは本当に残念である。
しかも皮肉な事に、この路線を打ち出してから、
今までのファンはもちろん放れ、
更には新しいファンもつかず、過去の存在となってしまった。

私は、幸福にも移籍前の2001年にライブを観れた。
名曲だらけの3時間弱、ずっと鳥肌が立ちっ放しだった。
演奏はもちろん、ヴォーカルのStuart Murdochのゲイっぽい
パフォーマンスもとても素晴らしく、観客を楽しませてくれた。

何だか、マイナス面を少し強調してしまったが、
今の彼らがどうであろうと、
Bell&Sebastianは私にとって変わる事はない。


さて次回はグラスゴーを離れて、
90'sUKロックの最重要地、マンチェスター出身の
アーティストについて書こうと思います。

ではでは。
最近ものすごく忙しくて更新遅くなりました。
5日間で、睡眠時間6時間。
うち、3日間徹夜・・・。
本当、かなりまいってます。

まあ、そんな話はやめて、
今回もUKロック入門書きます。
今回で第4回目です。

さあ今回はArab Strapを紹介してみたいと思います。
彼らは前回書くと言ったグラスゴー出身のバンドです。

さてオススメのアルバムですが、
『Philophobia』です。


オススメの曲は、
2曲目の『Soaps』↓


あと4曲目の『New Birds』↓


↑、これ後半のノイズ、もっとすごいはずです。
高音部が帯域でカットされてるのか知らないけど、
もっとギュンギュンいってて、
ノイズだらけなはずだったんだけどなあ…。
観たライブと違うから何とも言えないけど。

あと、本当は10曲目の『Afterwards』もオススメなんだけど、
残念な事に、youtubeで出てきませんでした。
毎回、この出てこないという事に非常に歯がゆい思いをします。
何とかならないんですかね。
mp3とかでアップしたらやっぱりアウトなんですかね?
ちょっと時間あったら調べておきます。
もし誰か良い方法知ってたら教えて下さい。

話が少しそれてしまったので、元に戻すと、
彼らの良さって、大きく分けたら3つあります。
1つ目はメロディーの綺麗さ。
2つ目は独特のダルさ。
3つ目はノイズ。

知ってる人だったら、3つ目のノイズで『?』って思うかもしれませんが、
というのも彼らはCDではノイズってほとんど使ってないんです。
↑でも少し書きましたがノイズはライブの時やってました。
私がまだ学生の時、渋谷の『屋根裏』でやった彼らのライブを観に行きました。
当時私はライブやイベントに週3回位行ってて、
ファンの方には申し訳ないんだけど、
彼らの事はレコ屋で試聴して中々良いなと思って行きました。

更にファンの方には申し訳ないんだけど、
私は彼らのゲストとしてタダで入れてもらいました。
と言うのも、当時私は画材代やレコード代でほとんどバイト代が消えて、
とてもじゃないけど、チケットを買うお金が無くて、
ライブやイベントは全部アーティストに直接交渉して、
タダで入ってました。

どうやってたかって言うと、
開演の一時間前位に会場の付近をウロウロして、
アーティストを探すんです。
そうすると大概、近くのレコ屋とかにいます。
ちなみにArab Strapは『屋根裏』の横のゲーセンで、
当時流行ってた、ドラムのゲームを真剣に叩いてました。
そして、近付いて声を掛けて、
『私はあなたのすごいファンなんだけどチケットがどうしても取れなくて、
でもどうしても観たくて来たんだけど、入れてくれないかな?』
って言うんです。
嘘だと思うかもしれないけど、これで9割方入れてくれます。
多分こんな奴いないんでしょうね。
実は卒業後にいたNYでも同じ技を使って入ってました。
どうしても観たい人のライブの時は、
自分の自信作(当時美術学校に通ってて色々なアート作品を作ってました)
を持って『これをあげるから入れてくれない?』
って言ってました。
これは恐るべき事に100%の確立で入れました。
やっぱり珍しかったんでしょう。
しかし、自信作なんて滅多にできないし、
試行錯誤を繰り返し数ヶ月をかけて、
作成したものがほとんどだったから、
渡す時はかなり辛かったもんです。
↑の理由だけじゃないけど今手元にほとんど無くて、
かなり後悔してます。
しかもその時作ったものって、二度と作れないし。
まあ、彼らの手元にある事だけを祈ります。

そんなこんなで、私は彼らのライブを観れました。
初日のライブ後、感想やお礼を言いに楽屋に行って色々話してたら、
『明日もやるんだけど、良かったら来ない?』
って言ってくれて、もちろん行きました。
次の日のライブ後もまた誘ってくれて、
結局3日間連続で観る事ができました。
ライブ内容も最高で、泣きそうでした。

これを書きながら、Arab Strapの事ググってたら、
彼らは2006年で解散してたんですね…。
しかもラストライブは何故か渋谷O-nest。
非常に寂しいですね。
実は、ライブがあまりに良かったから、
ライブ後にCDを全部買ったんだけど、
↑でも書いたように、全然ライブと違って、
それ以降全然チェックしてなかったんです。
それでもあのダルさは何とも言えない魅力があって、
iPodでは今でも一軍選手です。

少し話がそれてしまったので長くなってしまいましたが、
次回もグラスゴー出身のアーティストを書こうかなと思ってます。

ではでは。