「考え続けるって全然自分に優しくないね」
あるドラマでそんなセリフがありました。
先日終わった「御上先生」に出てきた生徒が
卒業式の日に語ったことば。
本当にそうだと思いました。
考えるって、考え続けるって
ある時はしんどく辛いことです。
ライフコーチの小国里恵@京都です
40代、50代の方が
《自分ともう一度生きていこう》と
思っていただけるようサポートしています
私もそうなることがありますが、
すぐにでも「わかりやすい答え」が
ほしくなります。
自分ではない人から
「こうすればいいよ」
「この方がいいよ」
「こっちが合ってるよ」
「あなたはこうだよ」って
言ってほしくなります。
おまけに何もせずに
思い通りの結果がほしくなります。
そのうち、考えることを放棄する。
誰かにそれを明け渡そうとする…。
ドラマではさらに
御上先生がこんなことを言っていました。
「考える力というのは」
「答えを出すためだけのものじゃない」
「考えても考えても答えの出ないことを
投げ出さず考え続ける力のことだ」
***
おそらくコーチングセッションも
なかなかそう簡単に答えのでないものを
クライアントとコーチふたりの前にある
見えない机の上に置いて
じっと眺める…
そんなところから始まるのだと思います。
時にはこのクライアントさんのように↓
当初はもうどうしようもなく、
自分の中に答えなんてなく
「コーチの思うところに導いてほしい」と
すがるような気持ちになることもあるでしょう。
でも、結局は自分の進む道は
自分の前にしか広がっていないことに気づく。
それはたしかに自分に優しい道じゃない。
でも、きっとどこか
「清々しい道」だと思います。
それは関わらせていただいている
クライアントさんから共通に
感じることでもあります。
あらためていろいろなことに
気づかせてくれる
「考える」という言葉であり行動なのでした。