以前、ある継続セッションの
クライアントさんが
テーマにされたこと。
それは
「孤独・孤立・ひとり」
ということでした。
でも、すぐに出てきた言葉では
ありませんでした。
はじめは「謎の不安」と称されていたのです。
むしろ、以前に比べて今は好調だと。
心身ともに元気だと。
仕事が特にしんどいわけでもないし、
家族ともうまくいっていると。
自分が幸せな環境にいることに気づいたのに、と。
そんな中で話し始められたのでした。
そこでいろいろ紐解いていった結果
キーワードとして出てきたのが
「孤独・孤立・ひとり」だったのです。
＊クライアントさんの許可を得てご紹介しております。
ライフコーチの小国里恵＠京都です
40代、50代の方が
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以前、私のコーチから
こんな話を聞いたことがあります。
「目の前にテーマがなくなった時から
本当の人生のテーマが始まる」
たしか、こういうことだったと思います。
つまり、クライアントさんは
大概はいまの問題や気になっていることを
お話しされるんですが、
そのうちこれと言って
話すことがなくなってくることがある、と。
「特に悩みとか問題ってないんですよねー」
っていう状態。
その時に、本当に探求したいことが出てくる。
そんな話だったと思います。
もちろん、今話したいことがあるなら
それを話したらいいんです。
何がテーマになってもいいですし
それが本当ではなく
「うそ」だということではありませんので
誤解なきようにお願いします。
本当とかウソとかではなく、
その人にとっての
「大きな主題」と
「小さな主題」があるんだなと
イメージしてもらえばいいかと思います。
ということで、
今回のクライアントさんのように
「いまはむしろ順調なんだ」という時に
自分の中から出てくる
なんとも言えないものに向き合ってみるというのは
とても大切なことだと思いました。
おそらくすぐには答えって出ないでしょう。
あー、スッキリ！
もう終わり！なんてことではないでしょう。
やみくもに外側に正解を探しても
焦るばかりでしょう。
だからこそ、
何かに取り込まれることなく
飲み込まれることなく
内側に土台をつくっていくチャンスだと
思うのです。
孤独・孤立・ひとり
私もこれについては
ここ何年か、そばにあります。
避けたいけど避けられないもの。
怖れているといってもいい。
ある意味、ずっと昔からあるといってもいい。
長年、社会福祉職場にいたこともあり
孤独・孤立については現場感覚としても
避けて通れなかったというのもありますが、
自分の内面にも長年、あったと思います。
もちろん年齢的なこともあります。
そして「孤独・孤立・ひとり」という
抽象的な言葉にただ飲みこまれ
それ以上は考えず、
避けるがために
「思考停止」になっている時もあります。
だからこそ、私も
クライアントさんとともに探求していきたい。
そして、それらを一方的に避けるのではなく
「抱えがいのあるもの」として
捉えてみたいと思うのです。
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