2/16 コリントス → アテネ
2/16 コリントス → アテネ
朝のコリントス
ギリシャといえども2月は冬。
ちょっぴり肌寒い風の中、僕はホテルを後にした、
今日の目的地はコリントス遺跡。
町中のバス停からバスに乗り、10分ほどすると遺跡が見えてきた。
入館料学割3ユーロを支払い、中に入ると、なぜが犬がついてくる。
犬×2
なぜ遺跡に犬がいるのかは結局わからなかったが、
犬があまり得意でない自分は、はやくどこかにいかないかな・・・・と
いうことを考えてしまった。
そうしていると、思いが通じたのか、ほかの観光客のほうへ行ったようだ。
吠えなかったのが幸いである、
遺跡群を一通りながめ、付属の博物館を見たあと、遺跡を後にした。
さくっと見学を終えてしまったが、青い空に映えるやや朽ちた神殿の跡の様子が
非常に印象的だったように思う。
なお、地球の歩き方によると、このコリントス遺跡の背後にそびえる山に
「アクロコリントス」という別の遺跡があるとのこと。
実際遠目に見ると遺跡のように見える。
山肌に切り立つ遺跡を遠目に見つめ、「行きたい」という衝動に駆られたものの、
そうとう時間がかかると判断し、泣く泣く後にした。

良く見ると山の上に遺跡が見えます
コリントスの町に戻る。
僕は、こないだ迷った末行かなかったエピダウロスを目指してみようかと考えていた。
バス乗り場で「エピダウロスに行きたい」と話すと、どうやら乗り換えで行けるらしい。
言われるがままにバスに乗って下された場所は・・・・また、あそこだった。
あの、話を聞いてくれない店員さんのいる
イ ス ト モ ス 。
そしてやってくる運命の時間。
「Excuse me ・・・」
今度は話を理解してくれた。
しかし、「エピダウロス行は17時発だ」とのこと。
現在時刻はお昼過ぎた程度。
少し悩んだが、目的地をアテネに変更し、イストモスを後にした。
一路アテネへ。
途中かの有名なコリントス運河をとろうと意気込んでいたのだが、バス停を出て5分もしないうちに通過してしまった。
思いがけない早さであったため、写真を撮り逃がす。まあしょうがない。
バスは長らく滞在したペロポネソス半島を抜け出した。
章のタイトルにつけていた偉大なる田舎。
これは、このペロポネソス半島を回るのが不便であることを示したものである。
簡易ツアーでは回りきれないこの田舎には、「偉大」がつくだけあって多くのものが詰まっていたように思う。
まだまだ行っていないところもあったが、そこは偉大がゆえ一度でまわれるはずもなく、
またいつかのリベンジに残しておこうと思う。
エピダウロスやコリントス運河だけでなく、まだ見ぬペロポネソス半島の魅力を。
そんな思いをのせ、バスは数日ぶりのアテネへと進んでいった。
5日ぶりのアテネ。
出迎えてくれた大都市は、少しも変わらず、僕を待ち構えていた。
そして、待ち構えてくれたアテネを観光・・・するのは後にして、
スニオン岬へ出かけることにした。
スニオン岬とはアテネからバスで南へ1時間ほどの地にある半島の先っちょで、
「そこで見る夕日は絶景である」とガイドブックには書かれており、
ちょっと興味をそそるものがあった。
バスは山側、海側を通るルートの2種類。
当然海沿いのルートを選ぶ。
アテネ近郊のリゾート地として人気のあるアポロコーストを過ぎ、青い海岸線や小さな漁村を脇に眺めながらの道のりはなかなかに楽しいものだった。
バスは海岸線を走る
バスを降りると、風が強く吹いている。
岬の先端だけあって風の強さが半端ではなかった。
風にあおられながらスニオン岬にあるポセイドン神殿へ向かった。
ポセイドンというと、いろいろなRPGで海の大王のような感じで出てくるイメージであったが、
このスニオンのポセイドン神殿も例にたがわず、岬の先端で海を見守るというようなものであった。
眼下にはエーゲ海が広がり、さぞかしキレイだろうと思われるかもしれないが、
正直寒くてそれどころではなかった。
それは私だけじゃなく、その場にいた観光客しかり、大量にいた日本人ツアー客しかり。
強風下の中、そそくさと近くの土産物屋兼カフェに逃げ込む羽目となっていた。
そういうわけで、観光に来ていたイタリア人?に記念に写真を撮ってもらい、
私はスニオンを後にした。カメラを奪られなくてよかった。
さて、宿さがしである。
初日に泊まったホテルTEMPIでも良かったのだが、
「これからアテネに3泊するので安いほうが良い」
との結論に至り、ドミトリータイプの「StudentTravelersInn」へ行ってみることにした。
Student Travelers Inn
受付で話をすると、空いているとのこと。
値段は18ユーロ。・・・安い。パトラの一番疲れの取れなかったユースホステルの次に安い。
しかもパトラのホステルと決定的に違うのは、「清潔」なこと。
相部屋の人はとりあえずいないようだったが、
念のためベットと荷物をつないで鍵をかけ、夕食を食べに外へ出た。
ひさびさにタベルナに行きたいと思った。
ここ数日は、露店でギロピタを買ったり、スーパーやらいわゆるキヨスクのようなところで購入だったので、店で食べるのは最初で最後のオリンピア以来である。
さすがアテネだけあって、ほかの町で感じた入店の気まずさは少し和らぎ、
すんなり店に入ることができた。
入口の客寄せが「日本人?WelcomeWelocme!」とフレンドリーに話しかけてくれる。
俺は消して騙されないぞ・・・と思いながら、
グリークサラダにムサカとパン。
すごくおいしい料理に、隣りに座った観光客は具材をメモっていた。
帰ったら作るのだろうか・・・
店を出た後、客引きと少し話す。
「あしたは雪が降るらしいぜ」
とのこと。
アテネに雪のイメージがなかったので、東京に雪が降るようなもんかな・・・と思いを巡らす。
帰り路、ひっそりとした夜のプラカ地区を歩きながら、
ギリシャの旅を振り返っていた。
その最後となるアテネでの日々。
アテネの空気を味わいながら、私はホテルへの帰路を急ぐのであった。








