秋を、
食べに泊まる。

秋になると、
北信濃の町に食べものが集まってきます。

木から落ちた栗。
畑から届くりんご。
房いっぱいに実ったぶどう。
山から採れるきのこ。

それらが菓子になり、
ワインになり、
蕎麦や料理と一緒に食卓へ並ぶ。

畑を見るだけではなく、
実ったものが町のおいしさに変わるところまで旅にする。

小布施、高山村、須坂。
秋を食べるために泊まりたい5つの宿を選びました。

FROM ORCHARD TO TABLE

実ったものから、
町がおいしくなる。

秋の小布施を歩けば、栗の文字を何度も見かけます。

少し山へ向かえば、ぶどう畑やりんご畑が広がり、その先にはワインや温泉のある高山村。

須坂まで降りれば、また果樹園と町がつながっていく。

「何を食べるか」だけではなく、
その食べものがどんな土地から町へ来たのかを見る。

今回は、食卓の向こう側まで旅します。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、果樹園、料理、ワイナリー、町並み、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO TASTE AUTUMN

信州の秋を食べる、4つの視点

FRUIT|りんご、ぶどう、栗が実る季節を見る

WINE|畑のぶどうが、一本のワインになる

TABLE|土地の旬を、宿の夕食で味わう

TOWN|宿の外へ出て、町そのものを食べ歩く

01 / SHINSHU ON THE TABLE

TheHotelObuse

まずは小布施で、
信州を一皿ずつ食べる。

小布施の町にある、5室だけのホテル。

夕食には旬の信州食材と手打ち蕎麦。そこへ地元のワインや酒を合わせます。

昼間に栗や果物の店を歩き、夜は宿で信州の食卓へ。町で見てきた「秋」を、そのまま夕食につなげられる宿です。

SEASON|旬の信州食材

SOBA|料理長が打つ信州そば

WINE|地元産ワインと信州の酒

この宿の決め手|小布施で見つけた秋を、夜の食卓までつなげられる

 

02 / FRENCH TABLE IN OBUSE

小布施の宿 ヴァンヴェール

栗の町で、
フランス食堂に泊まる。

小布施の町の中心にある、和風の建物を使った小さなプチホテル。

1階にはフランス食堂があり、ガレットやキッシュ、ディナーのコース料理を楽しめます。

小布施の秋というと和菓子を思い浮かべるけれど、一日の最後だけ少し方向を変えてみる。栗の町を歩いたあと、フランス料理のある宿へ戻るのもおもしろい過ごし方です。

TOWN|小布施中心部

TABLE|フランス食堂

WALK|栗菓子店を歩いて戻れる町

この宿の決め手|栗の町を食べ歩いた一日を、少し違う食卓で終えられる

 

03 / MUSHROOMS FROM THE MOUNTAIN

松川渓谷に佇む宿
信州山田温泉 山田館

果樹園を抜けたら、
山の秋を食べる。

高山村を山田温泉まで上っていくと、果物の風景から少しずつ山の風景へ変わります。

山田館では、信州の地の幸を使った会席料理を用意。秋には松茸やきのこが食卓に加わります。

りんごやぶどうだけが信州の秋ではない。山から届くものまで食べることで、季節の奥行きがもう一段深くなります。

MOUNTAIN|松川渓谷と山田温泉

AUTUMN|松茸ときのこ

TABLE|信州の地の幸を使った会席

この宿の決め手|果物だけでは終わらない、山から来る信州の秋を食べられる

 

04 / SMOKE AND WINE IN THE HIGHLANDS

Spa Lodge
Redwood Inn

高原まで上ったら、
秋を燻して食べる。

高山村・山田牧場にある、小さな山の宿。

旬の地元食材を使った料理に加えて、この宿らしいのが自家製の燻製です。

果樹畑やワイナリーのある麓から標高を上げ、夜は山の料理とワインへ。町で食べる秋とはまた違う、少し野性味のある信州を味わえます。

LOCAL|旬の地元食材

SMOKE|自家製燻製

WINE|料理と合わせるワイン

この宿の決め手|果樹の里から高原へ上り、同じ土地の秋を違う料理で味わえる

 

05 / EAT OUT IN THE FRUIT TOWN

ゲストハウス蔵

最後は、
食事を宿の外へ開く。

須坂は、ぶどうやりんごをはじめ、多くの果物が育つ町です。

ゲストハウス蔵は、築100年以上の日本家屋を使った小さな宿。ここでは食事を宿の中だけで完結させず、町へ出ることを旅の一部にしたい。

直売所で果物を買う。気になる店で夕食を食べる。宿へ戻ったら、その日に見つけた場所の話をする。秋を食べる旅を、最後は町の日常へつなげます。

FRUIT|ぶどうとりんごの町・須坂

TOWN|蔵の残る町を歩く

STAY|築100年以上の古民家

この宿の決め手|「宿で何を食べるか」から、「この町で何を見つけるか」へ旅を広げられる

 

CHOOSE YOUR AUTUMN TABLE

どの秋を、食べに泊まる?

The Hotel Obuse
信州の旬を、蕎麦とワインまで一つの食卓で。

小布施の宿 ヴァンヴェール
栗の町で、フランス食堂に泊まる。

信州山田温泉 山田館
山から来る松茸やきのこまで味わう。

Redwood Inn
高原で、旬の食材と燻製を食べる。

ゲストハウス蔵
果物の町へ出て、その日の店を探す。

AUTUMN COMES TO THE TABLE

秋は、
食卓まで降りてくる。

第一章では、冬を前にした山の中で一晩過ごしました。

第二章では、少し町へ近づきます。

栗、りんご、ぶどう、ワイン、きのこ、蕎麦。

実ったものが収穫され、
人の手を通り、料理になって町へ届く。

秋を、食べに泊まる。
信州の季節を、今度は舌でたどります。

※果物、栗、きのこなどの収穫時期や提供内容は、その年の天候・生育状況・宿泊プランによって変わります。飲食店、ワイナリー、直売所等の営業情報とあわせて、出発前に最新情報をご確認ください。

山が、
閉じる前に。

山の秋には、
終わりの日があります。

カラマツが黄色くなり、
朝の草には霜がつき、
稜線に少しずつ雪が見え始める。

夏にはたくさんの人が歩いた道も、
やがてバスが止まり、宿が扉を閉じ、
山は長い冬へ入っていきます。

紅葉のピークを見に行くのではなく、
今年最後に、山の中で一晩過ごす。

上高地、乗鞍、白骨。
冬が来る少し前に泊まりたい5つの宿を選びました。

BEFORE THE MOUNTAIN CLOSES

景色がきれいだからではなく、
もうすぐ終わるから行ってみる。

山の季節には、町とは違う区切りがあります。

気温が下がり、葉が落ち、雪が積もれば、道も宿も春まで休みに入ります。

だから晩秋の山では、
いつもの散歩も、朝のコーヒーも、温泉も、少しだけ特別に感じられます。

「また来ればいい」ではなく、
「今年はこれが最後かもしれない」。

その感覚まで含めて、泊まってみます。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、山、紅葉、積雪、温泉、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR SIGNS OF THE LAST AUTUMN

山の終わりを感じる、4つの時間

GOLD|カラマツや草原が最後の色に変わる

COLD|朝の空気が、一段冷たくなる

WALK|人が少なくなった道をゆっくり歩く

STEAM|冷えた身体を、山の温泉へ戻す

01 / HOT SPRING AT 1,500 METERS

上高地温泉ホテル

冷えた山から、
そのまま温泉へ戻る。

標高約1,500mの上高地にあり、源泉かけ流しの温泉を持つ宿。

朝から歩き、梓川沿いの景色を見て、夕方になる前に宿へ戻る。

秋が深くなるほど、外の空気と温泉の温度差がうれしくなります。山を歩くことと、湯に浸かることを一日の中でつなげたい宿です。

HEIGHT|標高約1,500mの上高地

BATH|自家源泉かけ流しの温泉

EVENING|冷えた身体で宿へ戻る時間

この宿の決め手|晩秋の上高地を歩いた一日を、山の温泉で終えられる

 

02 / THE LAST WALK BY THE AZUSA

上高地アルペンホテル

朝、梓川のほとりから
歩き始める。

河童橋から少し離れ、梓川沿いに建つホテルです。

宿を出れば、大正池へも、明神へも、その日の気分で歩き出せます。

秋の終わりに欲しいのは、予定を詰めたトレッキングではなく、朝の光や葉の落ちた木々を見ながら歩く時間。宿に泊まるからこそ、観光客が増える前の道を自分のペースで使えます。

RIVER|梓川のほとり

WALK|大正池、河童橋、明神へ

MORNING|人が増える前の上高地

この宿の決め手|泊まった人だけの朝から、上高地を歩き始められる

 

03 / AUTUMN COMES DOWN NORIKURA

休暇村乗鞍高原

山の上から降りてきた秋を、
高原で待つ。

標高約1,600mの乗鞍高原に建つ宿。

乗鞍では、9月下旬ごろから高い場所で紅葉が始まり、10月にかけて少しずつ高原へ降りてきます。

山頂へ急ぐだけではなく、宿のまわりを歩きながら、今日はどの高さまで黄色くなったのかを見る。時間をかけて秋を待つのに向いた場所です。

HEIGHT|標高約1,600m

COLOR|高い場所から降りてくる紅葉

WALK|高原の散歩道

この宿の決め手|山頂ではなく、高原まで降りてきた秋の中に泊まれる

 

04 / STEAM IN THE COLD AIR

白骨の名湯 泡の湯

葉が落ち始める頃、
白い湯気が濃くなる。

白骨温泉の山あいにある、乳白色の大きな野天風呂で知られる宿です。

夏には景色の一部だった温泉が、空気が冷たくなる秋には旅の目的そのものになっていきます。

色づいた木々を眺めたあと、白い湯に身体を沈める。山の季節が終わりに近づいていることを、目ではなく肌で感じる滞在です。

BATH|乳白色の大きな野天風呂

STEAM|冷たい山の空気

AUTUMN|紅葉から落葉へ変わる森

この宿の決め手|晩秋の冷たい空気まで、温泉を楽しむための景色になる

 

05 / RETURN TO THE OLD HOT SPRING

白骨温泉 湯元齋藤旅館

最後は、
山の奥の湯へ戻る。

長い時間、白骨の源泉を守ってきた温泉宿。

第一章の最後は、山をもう一度登るのではなく、静かな谷へ降りていきます。

上高地や乗鞍で秋の終わりを見たあと、温泉に浸かって一日を振り返る。外が暗くなれば、もう出かける場所はありません。山の旅を、きちんと宿で終わらせます。

SOURCE|白骨温泉の湯元

VALLEY|山あいの静かな温泉地

NIGHT|外へ出ず、湯と宿で過ごす夜

この宿の決め手|山を歩く旅を、最後は古い温泉の時間へ戻して終えられる

 

 

CHOOSE YOUR LAST AUTUMN

今年最後の山で、どう過ごす?

上高地温泉ホテル
山を歩いたあと、そのまま温泉へ戻る。

上高地アルペンホテル
梓川沿いの朝を、歩く時間にする。

休暇村乗鞍高原
高原まで降りてきた秋を見る。

白骨の名湯 泡の湯
冷たい空気と、白い温泉を味わう。

白骨温泉 湯元齋藤旅館
山の旅を、静かな湯の中で終える。

ONE LAST NIGHT IN THE MOUNTAINS

今年の山に、
おやすみを言いに行く。

紅葉が一番きれいな日を当てることだけが、秋の山旅ではありません。

葉が落ち始め、朝が冷え、冬の準備が始まった山には、その短い時期だけの静けさがあります。

今年最後の散歩をして、
今年最後の山の朝を見て、
温泉に入って帰る。

山が、閉じる前に。

※紅葉、降雪、道路状況、公共交通機関、各施設の営業終了日は年や天候によって変わります。晩秋は朝晩の冷え込みや積雪・凍結の可能性もあるため、出発前に各施設・交通機関・現地観光情報の最新情報をご確認ください。

湖が、
静かになる頃。

夏が終わると、
北海道の湖から少しずつ人の気配が引いていきます。

朝の霧。
森から聞こえる鳥の声。
水面に落ちる雨。
温泉から立ち上る湯気。

絶景を見に行くのではなく、
何も起きない湖の時間を過ごしてみる。

9月後半から10月。
阿寒、摩周、屈斜路。
夏が終わった湖の静けさに泊まる、5つの宿を選びました。

AFTER SUMMER LEAVES THE LAKE

湖を見るのではなく、
湖の時間に入ってみる。

夏の湖には、船があり、人がいて、光があります。

その季節が過ぎると、同じ場所なのに聞こえる音が変わります。

風で水面が揺れる音。
森の葉が擦れる音。
温泉の湯が流れる音。
夜になると、それさえ遠くなる。

何を見るかより、
何もない時間をどこで過ごすか。

それが今回の宿選びです。

画像は記事テーマをもとに作成したイメージビジュアルです。実際の宿、客室、湖、森、温泉、霧、星空、周辺景観とは異なる場合があります。

FOUR WAYS TO HEAR THE LAKE

静かな湖を味わう、4つの時間

MIST|朝、湖と森の境界が消える時間

WATER|風や光で変わる水面を眺める

STEAM|冷たい空気の中で温泉の湯気を見る

DARK|町の明かりを離れ、夜を暗いまま過ごす

01 / MORNING ON LAKE AKAN

阿寒湖温泉 あかん鶴雅別荘鄙の座

朝の湖を、
温泉から眺める。

最初は、阿寒湖のすぐそばへ。

全室に温泉露天風呂を備え、一部の客室は阿寒湖に面しています。

ここで欲しいのは、湖を巡る忙しい一日ではありません。

朝起きて湯に入り、水面を見る。霧があれば霧を見る。晴れていれば、光が湖を横切っていくのを眺める。湖の変化を部屋の中から待つ滞在です。

LAKE|阿寒湖畔

BATH|全室温泉露天風呂付き

MORNING|部屋で待つ、湖の朝

この宿の決め手|湖へ出かけなくても、湖の一日が部屋までやってくる

 

02 / FOLLOW THE WATER INTO THE FOREST

ラビスタ阿寒川(共立リゾート)

湖を離れて、
川の音に泊まる。

阿寒湖から森の中へ入ると、水の景色は湖から川へ変わります。

宿のそばを流れる阿寒川。客室には温泉の展望風呂があり、大浴場では川辺から湧く自家源泉に浸かれます。

湖のような大きな景色はありません。その代わり、聞こえるのは水の流れと森の音。第二章までの「見る北海道」から、少しずつ「聞く北海道」へ移っていきます。

RIVER|阿寒川

FOREST|水と森に囲まれる滞在

BATH|川辺から湧く自家源泉

この宿の決め手|大きな湖の静けさを、川の音へつなげられる

 

03 / THE DARK SIDE OF MASHU

ぽらりす

摩周では、
夜の暗さに泊まる。

摩周湖の旅で、もうひとつ見たいのが夜です。

弟子屈の自然の中にある小さなペンション「ぽらりす」は、周囲の光が少なく、晴れた夜には星空観察を楽しめる宿。

夏より夜が長くなっていく秋は、湖を見た一日を星空で終えるのに似合います。

翌朝、まだ観光客の少ない時間に摩周湖へ向かう。夜と朝の間まで、旅の一部にしてみます。

DARK|光害の少ない夜

STAR|晴れた夜の星空観察

MORNING|朝の摩周湖へ向かう拠点

この宿の決め手|摩周の旅を、湖だけではなく夜の暗さまで広げられる

 

04 / STEAM FROM THE EARTH

お宿欣喜湯 別邸 すいかずら

霧の次は、
地面から上がる湯気を見る。

摩周湖と屈斜路湖の間にある川湯温泉へ。

ここでは水は、湖でも川でもなく温泉になります。

硫黄山を泉源とする強酸性の湯。宿のリビングカフェからは、木々に囲まれた温泉川を眺められます。

外の空気が冷たくなり始める秋は、温泉の湯気が少しうれしくなる季節。静かな湖の旅に、「地面が生きている時間」を挟みます。

STEAM|川湯温泉

EARTH|硫黄山を泉源とする湯

FOREST|温泉川と木々を眺める時間

この宿の決め手|湖の静けさの途中で、火山がつくる温泉の時間に入れる

 

05 / WAIT FOR THE LAKE TO MOVE

屈斜路プリンスホテル

最後はもう一度、
大きな湖の前へ。

旅の最後は、屈斜路湖のほとり。

客室はすべて湖面側。朝になれば、窓の向こうに大きな水面が広がります。

晴れた日も、曇った日も、霧の日も、それぞれでいい。

湖を「きれいに見る」ことを目的にせず、風が吹くまで、水面が変わるまで、ただ待ってみる。三部作の最後は、何もしない時間で終わります。

LAKE|屈斜路湖畔

VIEW|全室湖面側

MORNING|湖が動き出すまで待つ朝

この宿の決め手|三部作の最後を、大きな湖の前で何もせず終えられる

 

CHOOSE YOUR SILENCE

どの静けさに、泊まる?

あかん鶴雅別荘鄙の座
温泉に入りながら、阿寒湖の朝を待つ。

ラビスタ阿寒川
湖を離れ、川と森の音を聞く。

ぽらりす
摩周の夜を、暗いまま過ごす。

お宿欣喜湯 別邸 すいかずら
川湯温泉で、地面から上がる湯気を見る。

屈斜路プリンスホテル
最後は大きな湖の前で、何もしない。

WHEN THE LAKE GETS QUIET

夏が終わると、
湖に時間が戻ってくる。

第一章では、畑が秋になるところを見ました。

第二章では、秋が山を下りてくるところを追いかけました。

そして最後は、その季節が湖と森の中へ入っていくところへ。

朝霧を見る。
川の音を聞く。
温泉に入る。
夜空を見上げる。

湖が、静かになる頃。
北海道三部作を、ここで終わります。

※霧、星空、紅葉などの自然現象は、天候や時期によって見られない場合があります。各施設の営業状況、温泉・アクティビティの提供内容、道路・交通情報とあわせて、出発前に最新情報をご確認ください。