ゲームセンターとゲームコーナーの主な違いは
店舗の形態と法律による規制の有無です。

↑ UFOキャッチャー ↓
ゲームセンター
独立した店舗であることが多く、風営法の許可が必要です。
18歳未満は18時以降の入店が禁止されています。業界では「アミューズメント施設」と呼ばれることもあります。

ゲームコーナー
ショッピングモールなど商業施設の一角にあり、風営法の許可は不要です。ゲームセンターに比べて、法律による規制が少ないです。

ゲーム機などの遊技設備を設置して客に遊技させる営業を行う店舗やそれに類する区画された施設である。
遊戯設備の設置面積が風適法で定める物より少ないものは「ゲームコーナー」と呼ばれる。

↑ エアホッケー ↓
歴史
ゲームセンターの起源は温泉旅館の内外にあった遊戯施設である。戦前にはすでにあった卓球台や射的場などから派生し、1960年代にはメダルゲームやピンボールゲーム等が置かれはじめ、親子や会社の仲間の親睦に供されていた。

また、同時期にデパートの屋上に同様のメダルゲーム等が置かれ、集客に効果を発揮した。
また、遊園地にもこういったゲームが置かれたゲームコーナーが出現し、各種施設のおまけ的な位置付けで置かれていた。

1972年にメダルゲームによって射幸心をあおり、ギャンブルに近い雰囲気を楽しむ施設が大都市の繁華街に出現した。メダルが他のものに換金不可能であったため、通常の店舗として運営されていた。

この頃は、チェーン展開もなく業界としての連携もなかったため機器の販売者も施設の運営者も零細業者であった。

↑ 卓球台 ↓
日本においてゲームセンターの転換点となったのは1978年8月にタイトーが製造販売したインベーダーゲームである。
空前の大ヒットを記録し、これ以降、ゲームセンターはビデオゲームを中心に運営されていく。

それまで、ゲームセンターは一時の暇つぶしとして脇役のポジションであったが、インベーダーゲームの登場によってゲームすること自体が目的となり、主役に躍り出ることとなった。

↑ スロットゲーム機 ↓
これ以前からゲームセンターには、ある程度ビデオゲームは存在していたが、インベーダーゲームが起爆剤となって、ゲーム業界が機械産業から電子産業に切り替わった瞬間でもある。
会社の規模が必要な電子産業となったことでゲーム機販売業者の淘汰が始まった。

その後、ビデオゲームは急速な進歩を遂げ、ビデオゲームによる賭博が1981年頃から急増し大きな社会問題となった。
また、ビデオゲーム拡大以降ゲームセンターの治安が悪化し、こちらも問題とされた。

そのため、1984年8月にビデオゲームを扱うゲームセンターを警察の監督下に置くことを目的として従来の「風営法」は「風適法」に改正され、ゲームセンターは風俗営業となった。

↑ ワニワニパニック(もぐらた叩き) ↓
これ以後、ゲームセンターは、警察の許可が必要となり、深夜の営業ができなくなった。

従来からあった前述のおまけ的なゲームコーナーの救済として「事業所の床面積に対し、機器の設置面積の占める割合」が10%未満であれば「風適法」から除外される措置が取られ、ゲームコーナーの絶滅は免れた。

平成に入り、ゲームセンター第2の転換点となったのが、1995年7月にアトラスが製造販売したプリクラである。テレビで取り上げられたこともあって翌年には大ブームとなり、ゲームセンターの雰囲気を一変させた。

↑ アーケードゲームビーストバスターズ メリーゴーランド ↓
プリクラのユーザーは女性が大半であり、それまでゲームセンターを担ってきた男性を脇に追いやる形で、急激に店内が明るくカラフルになっていった。
ほぼ同時期に、セガが製造販売していたUFOキャッチャーがぬいぐるみ等のキャラクターグッズを景品としたことで女性を中心に受け入れられヒットしたこともゲームセンターの雰囲気の変化に拍車をかけた。

この大規模な変化についていけず、各地の小規模チェーン店はこの時期に多くが脱落し、ゲームセンター業界で寡占化が進んだ。
21世紀に入ると家庭用ビデオゲーム機の性能が大幅に上がり、ゲームセンターでしかできないビデオゲーム体験がほぼ無くなった。

↑ カーレース パチンコ ↓
このことにより単純なビデオゲームはゲームセンターから減少し、アトラクション型のビデオゲーム機がほとんどを占めるようなった。
ここに至り、ゲームセンターは「風適法」施行時の面影はなく、家族で楽しめる場となっているところが多い。

営業に主として供される遊技設備には
ビデオモニターに表示される映像や機械的に再現された状態でゲームを行う、ビデオゲーム(格闘ゲーム、シューティングゲーム、ガンシューティングゲーム、音楽ゲーム、レースゲームなど)
小額の景品自体をクレーンやレバーなどでつかむなどして獲得するプライズゲーム(クレーンゲームなど)

ギャンブルゲームを金銭や景品の授受を伴わずにシミュレートするメダルゲーム(7号転用機のパチンコ・パチスロ、競馬ゲームなど)
各種自販機(写真シール自販機・プリント倶楽部、トレーディングカードゲームなど、操作、遊技の結果に関係なく有価物が払い出される機械)
自動車の形をした遊具などが一定時間揺れて動く遊具
上記を組み合わせた装置などがあり、運営会社や地域によって設置される設備も大きく異なる。ビデオゲームがまったく設置されておらず、プライズゲームやメダルのみで占める施設も多い。

「ゲームセンター(game cente) 」という呼称は和製英語で、古くから慣用的に使われているが、日本の業界ではこの呼称を用いず「アミューズメント施設(AM施設)」と呼ぶことがある。
特にビデオゲームの設置がない施設で用いられることが多い。

これは1980年代以降、アーケードゲーム業界のトップ企業の一つであるセガの中山隼雄が、当時自身が社長を務めていたセガ系列の施設や業界団体で、イメージの改善を目的として積極的にこの呼称を推進したことによる。
また、「アミューズメントスポット」と称される場合もあるが、これは、ゲームセンターに限らない遊園地やボウリング場などの娯楽施設一般を指す場合にも使われている。