バウンサー(用心棒) | 懐古録

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人はいずれ無くなるのよ

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私が初めてバウンサーて言葉を聞いたのは、、

松永光弘が海外で用心棒をしてるバウンサーて選手にケンカを売られて…

日本で試合するぞ!

て言うか、
とても遠距離な挑発が週刊ゴングで紹介されてからです。
結局バウンサーは水ぼうそうか何かで来日しなかったのですが
私の中で
バウンサー=用心棒がインプットされました。

その後リングスのオランダ勢が、普段バウンサーのバイトをしてるって事で一般的によく聞くフレーズになりました。

バウンサーのバイトをしてたディックレオンフライレオンフライとハンスナイマン
私は前田日明より、超合金のようなこの2人が好きでした。

日本ではバウンサーを見る機会がありませんでした。

それから数年後

私はラスベガスのツアーに参加した時に初めてバウンサーを見ました。

そこはバーとビリヤード場が一緒になってる酒場でした。

そこで私はお腹が痛くなりトイレに向かったのです。

トイレは中二階にあり、
その階段の手すりのとこにバウンサーがもたれ掛かって、馴染みのヤバそうなお客さん達と談笑してました。

身長はわたしと同じくらいですが、
横幅が身長と同じくらいあり
腕は私の胴回りより太かったのです泣
腕にはデカデカとマジックでSECと書かれており、

私を見るなり
バウンサーはゲラゲラ笑いだし

『中国人の子供が酒飲んでビリヤードしてるぜ!
補導してやろうか!?』

と言ってるのが何となく分かりました。

他の客も爆笑
『中国のガキはませてるぜ!』
とか私が英語が分からないと思ってるのか好き放題。

言われて腹立つより初めて見れたバウンサーに私は舞い上がり
トイレの階段のとこで

三助
『ワタシ日本人です
アナタ、バウンサーか?』

バウンサー
『ぁー、セキュリティーだ』

と目も合わせず嫌そうに答えました。

三助
『アナタ、カッコいいな
プロレスラーみたいだね』

と話し掛けると

バウンサーはため息をつき
首を横に振りながらバーカウンターに
頭を抱えて座り込んでしまいました。

バーのマスターや、馴染みの客が
『オマエ、どうしたんだ?』と聞いてたのですが下を向いて首を振ってました。

なんか不穏な空気になったので、
私はさっさとトイレを済ませて自分の台に戻りました。

バーカウンターから離れた死角だったので、その後何事もなかったのですが、
後日私はツアーガイドの方にこの出来事を話したところ、


怒られました。

バウンサーはステロイドやってたり、ヤバイ薬も使ってる人も多いらしく
下手に話しかけたら殴られる事もあり
バウンサーが悪くても正当防衛になってしまう事が多いみたいです。

下を向いて座り込んだのは、
私と話をしてバッドトリップしたのだろう!と解説してくれました。

バウンサーて仕事は
死と隣り合わせ
まともな精神状態では務まらないらしく、薬に手を出してしまうのでしょうね。

でも私と話をして、
そんなに落ち込まなくても良いのでは?泣

と思いました。