建築家 田口知子の日常をつづったブログ -27ページ目

第18回 MASセミナー開催報告

先週の土曜日、日本建築家協会(JIA)の会館で、第18回目のMASセミナーを開催しました。



テーマは「みぢかにほしいコミュニティ」。ちょっと抽象的かつ大きなテーマでした。

コミュニティーって何?それは欲しいものなの?今は失われている?等、考えるとさまざまな思いが浮かんでは消える深い言葉です。

MASのテーマは毎回変わりますが、パネラーが順番に担当してお題を決めます。
建築家の視点を、ハードとしての建築ではなく、それを取り巻く人の生活や環境のことを取り上げ、問題意識や気づきを共有し、参加された皆様との対話を楽しむことを一番の目的にしています。

建築家達は、町やコミュニティーにとても深いコミットがあります。その大切さとむつかしさ、両方を日々体感実感しています。建築家5人がパネラーになってスライドとともにお話しました。

村上さんは、カトリックの教会のお話し。今井さんは、昭和の下町人情。大倉さんは、現代の老人施設の孤独と、電車の中のスマホに向かう人たちの話。連さんは、赤坂で行っているまちづくり協議会のお話しでした。


私は、横浜市栄区にある、「公田町団地」に取材に伺って聞いてきたお話しをしました。住民の自治会が自ら、地域の拠点となる食堂とサロンを運営し、毎週あおぞら市やヨガ教室など開催している、という、URの団地の事例です。大切なのはいつでも開いているオープンな「場所」とウェルカムしてくれる「人」の存在。両方がある地域拠点づくり、これからの町には絶対に必要だと感じます。

参加者のみなさんからも、さまざまな感想やご意見をいただき、とても幅広く、充実した議論を展開することができたと思います。

日常生活や仕事から離れて、街やコミュニティーについて皆で考える、というひとときは、とても贅沢で豊かな時間だと感じました。

終わったあとの懇親会で、参加者のみなさんと気軽におしゃべりできることも、楽しみにひとつ。また6月ごろ開催しますので、ぜひお気軽にお越しください。


MASセミナー#18 のお知らせ

こんにちは。

まだまだ厳しい寒さが続いておりますがお元気にお過ごしでしょうか?

さて、今日は日本建築家協会 港地域会が定期的に開催して
おります、MASセミナーのお知らせです。

PDFチラシダウンロード→

テーマ:「みぢかにほしいコミュニティ」
日時: 3/7(土)  14時~16時
      懇親会:16時~17時半まで
    (同会場で簡単な懇親会を行います)

場所:日本建築家協会 JIA館1階 建築家クラブ
    渋谷区神宮前2-3-18
詳しくはこちら→ http://www.jia-minato.jp/


建築やまちづくりに興味のある方、生活環境を改善したい、という方、テーマについて興味がある方など、どなたでも参加いただける無料のセミナーです。
添付ファイルに記載がある複数の建築家が、スライドと一緒員テーマに沿った考えを語り、会場の皆さんと一緒に考えていく時間にしたいと考えています。

終わった後、同会場でワインとおつまみで簡単な懇親会も用意しています。
気軽な交流のひとときとしても、お気軽にお立ち寄りください。


田口知子

「steps]雑誌取材~美しく成長する空間

先日曜日,私達の事務所で設計して、昨年9月に竣工引き渡しをした、雪谷大塚のコーポラティブハウス、「steps」で、雑誌LIVES の取材と撮影をさせていただきました。6住戸のうち3住戸の方に宅内の撮影にご協力いただき、雑誌のインタビューにこたえていただきました。





お住まいにご協力くださった方の家は、撮影のためにほとんど手を加える必要もなく、生活しているそのまま状態でカメラを構えられるという、素晴らしい住まい手さんたちです。
プライベートな家ではありますが、セミパブリックに「見せる空間・人を招く空間」に住んでいただくことは、建築をつくる者の夢だと思います。

もちろん、家は、その人らしく、居心地良い空間であることが大前提です。同時に、自分の家を丁寧に整え、好きなものを厳選して、モノよりも、そこでの人の行為、気持ちを大切にして暮らすことは、その人の人生を幸せにすると思います。
そのために、建築にできることは何か?ということを日々探求しています。

自分でこつこつ空間を作り続けて素敵に住まわれているAさん。「光と風、緑を感じる家」という田口さんの提案を見てこれだ!と思って、すぐに申し込んだんですよ。
「毎日ほんとうに楽しく暮らしています。」とおっしゃっていただいて、とてもうれしくなりました。

生活感を出さないために、日々の緊張感を大切にしているとのこと。さすがです!




撮影にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました!