暇老身辺雑記 -25ページ目

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅹジェラール・ダルモン



 本職はフランスの俳優であるジェラール・ダルモン(Gerard Darmon1948-)も素晴らしいしわがれ声の持ち主だ。動画では沢山の人形たちと一緒に、いかにも楽しそうに「マンボ・イタリアーノ」を歌い踊る。なお、この人形達はすべてCGで作成されており、本物は一つもないそうである。

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅸダイナ・ワシントン


 サラ・ヴォーンはジャズの「女王」と呼ばれたが、ダイナ・ワシントン(Dainah Washinton1924-1963)は、「ブルースの女王」として名を馳せた。情感を込めた歌い方で人気を保っていたが、39歳と言う若さで他界した。睡眠薬、痩せ薬およびアルコールを同時に過剰摂取したのが死因とされている。この短い人生において8回の結婚と7回の離婚を経験したとは驚嘆に値する。動画は彼女の代表曲。

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅷサラ・ヴォーン


 サラ・ヴォーン(Sarah Voughan1924-1990)は「女王」とまで呼ばれたジャズ・シンガーで、日本での人気も高かった。1日にクールを3箱も吸う程の愛煙家であったが、66歳の時に肺ガンで他界した。

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅶナット・キング・コール

 少しかすれた柔らかい低音で、ナット・キング・コール(1919-1965)が歌う「キサス・キサス・キサス」が連日のようにTVに流されていたのはもう遠い昔のように思われる。何かのコマーシャルに使われていたのだろうか。
 曲の中の一節の、イアシパサンロスディアス イジョッ デセスペラーンド イツ ツコンテスサーンド キサス キサス キサスのフレーズが今も耳に残っている。一日に「クール」を3箱も吸っていた彼は46歳の若さで肺ガンで他界した。煙草と病気との因果関係は分からないが、彼は煙草が低音を保つのに有効だと信じていたそうだ。
Y así pasan los días
Y yo, desesperando
Y tú, tú contestando
Quizás, quizás, quizás

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅵコンパイ・セグンド


 典型的なだみ声の持ち主だったのが、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(B.V.S.C.)でセカンドボーカルを務めたギタリストのコンパイ・セグンド(1907-2003)だ。彼は10歳頃から歌手をしていたらしいが、国際的に知られた存在となったのは1997年で何と90歳の時であった。しかし95歳で他界する直前まで元気に演奏活動を続けていた。
 コンパイ・セグンド(二番目の仲間)と言う芸名は、専らセカンドボーカルを受け持っていた事に由来する。B.V.S.C.ではリードボーカルのイブライム・フェレールの盛り上げ役に撤していた。フェレールの声にエコーを付けるように歌ったり、合いの手の掛け声を発したり、リフレインの部分ではジェスチャーで聴衆に一緒に歌うように促したりしていた。
 彼自身が主になって歌う活動もしていて、何枚かのCDを出している。動画は彼が主になって歌う「サブローソ」と、セサリア・エヴォラと共演した「黒い涙」。



しわがれ声とだみ声の歌手Ⅴジプシー・キングスのリードボーカル


 ジプシー・キングスのリードボーカルのニコラス・レイエスも素晴らしいしわがれ声の持ち主である。
 ルンバ・フラメンカと呼ばれるジャンル専門のフランスのバンドだが、日本でもファンが多い。代表曲であるギター演奏「インスピレ-ション」が「鬼平犯科帳」のエンディング・テーマとして採用されて以降、一層人気が高まった。動画はボーカル代表曲の「ボンパレオ」。


しわがれ声とだみ声の歌手Ⅳ柳ジョージ

 今日の朝刊に柳ジョージの訃報が載っていた。63歳だったそうだ。ロック歌手だが、派手なパーフォーマンスを見せる事もなく、しわがれ声で静かに切々と歌っていた姿が目に浮かぶ。

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅲ桂銀淑

 しわがれ声の女性歌手と言えば、まず桂銀淑が思い浮かぶ。1961年生まれで、1979年に韓国で歌手デビューした後、1984年に来日した。その後ヒット曲を連発し、数々の音楽賞も受けて大いに活躍した。しかし、二一世紀に入って、借金トラブル、うつ病発症などに見舞われ生活は暗転した。さらに、覚せい剤取締法違反で2007年に国外退去を命じられ、日本の音楽界から姿を消した。独特のハスキーボイスで縋り付くように歌うバラードが魅力だった。

しわがれ声とだみ声の歌手Ⅱルイ・アームストロング

 だみ声の歌手の代表格は、サッチモSatchmoの愛称で呼ばれたジャズ・トランペッターのルイ・アームストロング(1901-1971)だろう。
 いま、20世紀を代表するジャズマンを投票で選ぶとしたら、多分彼が1位となりそうに思われる。それほどの足跡をジャズ界に残した存在であった。
 動画は、映画「上流社会」でサッチモがハイソサイエテイーカリプソを歌う場面である。

しわがれ声やだみ声の歌手ⅠCigala

 しわがれ声やだみ声は美声の範疇には入らない。ところがこのような声の持ち主が歌手には意外に多い。その一人がフラメンコ歌手のDiego El Cigalaで、よく響く美声で朗々と歌う人が多い中で見事に存在感を保っている。振り絞るように出すしわがれ声が人々に強い印象を与えるようだ。
 動画はキューバの高齢ピアニストBebo Valdesの軽妙な伴奏で、Cigala の歌う「Lagrimas negras黒い涙」。なお、動画に付けられたタイトルのnegrosは誤りである。