天然ガス自動車 Ⅲ ガソリン自動車と比べてのメリットとデメリット
メリット1炭酸ガスの排出量が少ない。・・・燃料中の水素と炭素の比がガソリンに比べてはるかに高いために地球温暖化ガスである炭酸ガスの排出量が相対的に少ない。
2燃料費が低い。・・・都市ガスにも税金が掛かるが、ガソリン(1リットルあたり53.8円)よりも税率ははるかに低い。
3衝突時の安全性が高い。・・・ガソリンは漏れると下に流れて拡散するが、メタンは空気より軽いために上に抜ける。また満タン時で比べると、ガソリンに比べて天然ガスのエネルギーは10分の1位なので安全性が高い。
4家庭で燃料補給が出来る。・・・圧縮ポンプを備えれば、家庭の都市ガスラインから燃料を補給できる。
5エンジンが長持ちする。・・・ガソリンに比べて天然ガスは腐食性が圧倒的に少ない。
デメリット1満タンにして走行出来る距離が短い。・・・そのため、長距離走行する場合には度々燃料補給せねばならない。
2天然ガス・スタンドがガソリン・スタンドよりもはる か に少ないため不便である。
天然ガス自動車 Ⅱ 種類
天然ガス専用車と天然ガス・ガソリン併用車に大別される。天然ガス専用車が大半であるが、ラテンアメリカでは天然ガスとガソリンのどちらでも燃料にして走れる併用車が90%を占めるらしい。
天然ガス専用車は燃料の積み方によって圧縮ガス搭載車と液化ガス搭載車に分かれる。圧縮ガス搭載車は高圧に耐える容器に200~300気圧のメタンを充填する。液化ガス搭載車は低音で液化したメタンを断熱容器に入れて蓄える。圧縮ガス容器は重量が嵩む。液化ガスは低圧で貯蔵できるが断熱容器と、走行時に液化ガスを気化する加熱装置とを必要とする。
圧縮ガス搭載車にメタンを充填するためには圧縮ポンプが必要だが、ポンプさえあれば家庭のガス配管からの充填が可能である。液化ガス搭載車への燃料補給は大型のタンクから行わねばならない。
天然ガス自動車 Ⅰ 天然ガス自動車の走行台数
天然ガス自動車とはガソリンの代わりに天然ガスを燃料として走る自動車の事である。2月にマレーシアに行った際に、クアラルンプールからマラッカまでタクシーで往復した。その際、何度も給油スタンドに寄るので、不思議に思って給油機を見たらCNGと表示してあった。CNGはCompressed Natural Gasの略であり、乗車したタクシーが天然ガス自動車だと知った。天然ガスは一回に充填できるエネルギーの量が、ガソリンよりはるかに少ない。そのため、約50km走ると、燃料を補給せねばならなかったのである。
その事を思い出し、世界で天然ガス自動車がどの位走っているのかをウィキペディアで調べてみた結果、2011年現在で次の通りであった。
イラン 286万台
パキスタン 285
アルゼンチン 207
ブラジル 170
インド 110
イタリア 78
中国 61
コロンビア 36
ウズベキスタン 31
タイ 30
中国系人の人口
中国の人口は世界一で、2011年度の統計では約14億人とされている。しかし、一人っ子政策以降、二人以上生まれた子供を隠して育てるために戸籍を持たない人間(ヘイハイズ)が急増したと推定されている。また、戸籍を持たない浮浪者も多いとされている。したがって、中国の人口統計は極めて不正確で、実数は17億人と見る向きもあるようだ。
中国に住む中国人以外に、中国や台湾から国外に移住した中国人やその子孫も大勢いる。彼らは華僑、華人、華裔などと呼ばれる。居住国・地域別に2011年度の人口を示すと、台湾2329万、インドネシア801万、タイ751万、香港700万、マレーシア654万、米国416万、シンガポール281万、カナダ151万、フィリピン124万、ミャンマー105万、ベトナム99万、豪州75万、日本67万、ロシア45万、フランス44万、英国40万、ブラジル25万、イタリア20万で、その総数は6800万人に達する(数字は朝日新聞グローブ13年4月7日号より引用)。中国の人口を仮に17億人とすると、世界中に18億人近い中国系人が住んでいる事になる。実に世界人口の4分の1を中国系人が占めているのだ。
結城九段の十段戦挑戦手合い
先日結城九段がNHK囲碁トーナメントで優勝を飾った記事を書いた。その中で、十段戦5番勝負で井山十段に挑戦し、初戦に敗れたが巻き返しを図って十段位を奪取して欲しいと書いた。
伊坂幸太郎著「バイバイ、ブラックバード」双葉文庫
私は20台前半から30台後半にかけて、SF小説や幻想小説をよく読んだ。SFマガジンを購読していた時期もあった位だ。その頃はA.C.クラークやロバート・ハインラインらの描き出す虚構の世界に何の抵抗もなく入り込むことができた。しかし40代頃から、あまり現実離れした小説は読まなくなった、というか読めなくなった。多分脳に弾力や柔軟性がなくなって来て、リアリティーが感じられる範囲が狭まったためだろう。
本書は本屋の入り口に近い所に大量に平積みしてあった。こんなに売れる程の小説なら読んでみようとつい買ってしまった。伊坂幸太郎と言う名前は聞いた事はあったが小説を読むのは初めてである。
読み始めて、買わなければよかったと後悔した。登場人物たちのキャラクターにリアリティーが全く感じられず、文体にも馴染めないのだ。途中で読むのを止めようかとも思ったが辛抱して最後まで読んだ。
読後感をまとめると、「読まなければ良かった」の一言。
結城九段のNHK杯戦優勝
今日放映されたNHK囲碁トーナメントの優勝戦で、結城九段が井山棋聖を破って優勝した。序盤から強手を放って、さしもの井山棋聖に圧勝したように見えた。
この棋戦での結城九段の戦績には目を見張るものがある。この5年間で実に優勝4回、準優勝1回と言う凄さである。この棋戦は50人の棋士(年間の公式戦での獲得賞金ランキングの上位者)によって争われる。結城9段はシードされていて2回戦から登場したが、優勝までに5連勝が必要だった。この棋戦での彼の5年間の勝率は、多分9割6分に達する。一流棋士達を相手にしてのこの成績はまさに驚異的と言えよう。
井山本因坊の快挙
井山本因坊が張栩棋聖に挑む今期棋聖戦7番勝負の第6局は井山の中押し勝ちとなり、井山棋聖が誕生した。井山は日本囲碁界の7大タイトルのうち6つを独り占めし、史上初の6冠王となると同時に棋聖の最年少記録も更新した。
海外でのロングステイ
最初に海外で暮らしたいと思ったのは、一つ目の職場での勤務が30年を超えた頃であった。仕事に行き詰まりを感じ転職しようと思ったのだがなかなか適当な勤め先が見付かない日が続いていた。そこで、少し早いけれど引退してオーストラリアのパースに移住しようかなと考えた。40歳の半ば頃にパースに約1週間滞在した事があり、その際この静かで美しい街は老後を過ごすのに最適だとの印象を持っていたからである。当時80万の人口だったが、車の警笛が法令で緊急時以外使用禁止となっているため実に静かな街であった。近くには世界三大美港の一つと讃えられるフリーマントル港があり、海産物が豊富に出回っているのも魅力だった。
ところがそうこうするうちに転職が決まり移住は取り止めとなった。その7年後第二の職場での仕事も非常勤となり時間の余裕が出来ると、パースに行ってみようと思い立った。ネットで予約したアパートホテルで過ごした2週間は期待に違わず、快適で楽しいものであった。
その後、老後を過ごす土地ははかにもあるのではないかと、情報を集めてみた。その結果、ポルトガルのナザレ、マレーシアのキャメロンハイランド、中米のコスタリカを自分なりの候補地とした。
旅行社のツアー旅行で訪れたナザレは余りにも寂しい港町であり、日常生活に必須のポルトガル語の習得はとうてい困難だと考えて先ず候補地から外した。
次にキャメロンハイランドを下見に行ったが、自分には合わないと感じた。気候温暖で豊かな自然に恵まれた反面、ハエや蚊が多いのに辟易したのであった。
コスタリカはアクセスに時間が掛かり過ぎるので断念した。
結局、候補地がなくなってしまった。
その後、先日の旅行でマレーシアのペナン島、イポー、マラッカを観察したが、いずれも自分にとって長期滞在には向かないと結論した。
今のところ、日本で暮らすのが楽で快適に思える。
マレーシアへの旅10 マレーシアについてのあれこれ
a.マレーシアの英語
マレーシア人の話す英語はManglishと呼ばれ、表現が簡略化されているが日本人には分かり易い。
マレー語の中に外来語としての英語が沢山取り込まれているが発音し易いように、Train→Tren、Station→Stesen、Restaurant→Restoran、Telephone→Telefonのように語形が変えられている。また英語のCはCake,CableのようにKの発音になる場合とCentral,CityなどのSの発音になる場合がある。マレー語に取り込む際にはKの発音の場合はCをKに、Sの発音となる場合にはCをSに置き換えている。Centaral→Sentral、Counter→Kaunterがその代表例である。発音を間違えないための配慮であろう。イポーで泊まったシュウエン・ホテルでは集会室に「SENTRAL MEETING ROOM」と表示されていた。この場合は英語なのでCENTRALと書くべきなのを、マレーシア人が故に間違ったのだろう。マレーシア人はthの発音が苦手だそうで、this→zis、that→zatと聞こえるのは、日本人に似ているなと感じた。
a. 民族構成
総人口2860万人で、マレー系が65%、中国系26%、インド系8%、その他1%で構成されているらしい。1970年頃から、経済的に劣勢となっているマレー系の地位向上を目指したプミプトラ政策(マレー系人優遇政策)が実施されているが、温和で控えめなマレー系が中国系のパワーに対抗出来るまでにはまだまだ時間が掛かりそうな印象だった。それどころか、下手したらマレーシア全体が中国系に支配されてしまう事さえ起りそうに思えた。
今回の旅行中に中国系の人達のマナーの悪さに至る所で出会った。行列に平気で割り込む、深夜まで爆竹や花火の音を響かせる、爆竹の後片付けをせず道路を紙片まみれにする、電車やエレベーターで降りる人が降り切らないうちに乗り込もうとして混乱を生じさせる、静かな電車内でも声高にわめく、道路にごみを捨てて平然としている等々であった。マレー系やインド系の人達がこのような行為をするのを目にした事は一度もなかった。他人への気配りには頓着せず、恥を知らない事が、中国系のバイタリティーの源泉となっているような気さえした次第であった。
c.マレーシアでの食事
前回の旅行以来マレーシアは「安い値段で美味しいものが食べられる国」
だと思い込んでいた。しかし、今回その評価は「安いけれども不味いものしか食べられない国」に一変したのが残念であった。ただし果物だけは例外で、ポメロ(ザボンのような大型の柑橘類でグレープフルーツを甘くしたような味)、メロン、マンゴスチンなどは特に美味しく感じた。
一度だけココナッツミルクで炊いたと言う白飯を食べたが、日本の米飯に似た味になり、割合美味しかった。
d.ある新聞記事
ペナン島のホテルで現地の新聞を貰い、日本のニュースなど載っていないだろうと思いながらページをめくっていると「Japan’s‘Godmother’dies」と言うヘッドラインに驚いた。日本にゴッドマザーなんていたのかなと不思議に思い読んでみると、元首相の母親であるYasuko Hatoyamaが90歳で亡くなったとの記事であった。ブリヂストンの創業者の娘として生まれ、日本のケネディ家とも称される有力な政治家一族に嫁し、二人の息子を国会議員に育てたと略歴が紹介されていた。ペナン島の記者の目には彼女がゴッドマザーだと映ったらしい。
e.長期滞在
前回も含めてマレーシアで長期滞在できる場所はないかと、キャメロン・ハイランド、ゲンティン・ハイランド、ペナン島、イポー市、マラッカ市、クアラルンプールを巡ったが、格好の地には巡り合わなかった。言葉の不自由がなく、各国の料理が食べられ、気が向けば毎日でも碁が打てる日本が暮らし易いと改めて感じている。
以上