こんにちは。窓際族博士課程院生のtyatyaotyaです。
このブログの開始理由が、学振提出ができなくて
「自分はなんてだめな院生なんだ~、なにもできないし人生詰んだ~
」
って病んだことが物理的な理由なんですけど、そこから無事1年が経過しました☆
そんで、一応学振書いて出すとこまではいきました☆
頑張りました![]()
あんまり成長とかはしてないとおもうけど、少なくとも今年は
学振は院生でもみんな出す!!!
ということを知っている!という点で、周回遅れをちょっと挽回する余地くらいはあるはずだ。
というわけで、今回は
・学内で、今まで学振の研究者育成支援に通った人が誰もいない!
・同じ専攻内に先輩も博士課程院生もいない!
・指導教員の指導が機能してない!
というやばやばな環境
で「とりあえず形にして提出」までいく過程で
「これは知っておきたかった!」
と思ったことを紹介する。
選考通って、実際に研究費もらっている人の「学振の書き方」とか、通った申請書類とかはnoteとかで公開している人がたくさんいるので、通ってもいない零細大学院所属の窓際族院生からは特になにもないです。
そういう「内容の」書き方以外で、初見が「こっちも必要なのかい!」ってなったチップス未満のやつ。
実際書いてみて躓いた点もそうだし、他大の授業受けに行って聞いた話で知ったやつとかある。
あと、まだ私が知らないだけの暗黙の前提とかたぶんある。
実際学振書いてみて躓いたポイントは、主に3つ
①レイアウトデザイン・図
②研究経費とその必要性
③研究遂行力の自己分析
研究内容のことはさ、自分でよくわかってるからいいのよ。
書けって言われている通り上から順番に対応させて書いて(指示されている通りに、指示内容に対応していることをわかりやすく項目分けして書く)、論理構成と専門外にも読めるか、抽象的じゃないかを先生方にチェックしてもらう。
え、指導教員?何出しても「素晴らしい
」としか返ってこないけど
1回目と2回目と3回目とで対応全部おおむね一緒だけど
無意味~時間返して~
で、「申請書ってこう書くんやで
」って教えてもらえる環境にいない人は、おそらく上記の①②③で躓くと思う。
順番にいく。
①レイアウトデザイン・図について
まず、学振は「論文」じゃなくて「申請書」ってことを頭に入れとかなきゃいけない。
ので、書く上で優先されることが論文書くときとはだいぶ違う。
なぜって、
「申請書はまず読んでもらわないと始まらない」
から~
なので、初見で「うわっ
読みづらっ
」って思われないように、レイアウトを工夫しなければならないってわけ。
審査する人が読む気になってくれるような紙面づくりを心掛けてねってことだね。
レイアウト自体は厳密には既定のダウンロードするファイルからは変更不可だけど、気にしないといけないのは「字の大きさ」「フォント」「余白」「強調表現」「図表」。
字の大きさの規定は10ポイント以上(2026年時点)の指定だけど、いろいろ見た結果11ポイントが基本みたい?
私は知らなくて10で出しちゃった![]()
仕方ない![]()
フォントも指定はないが、MacはわからないけどWindowsだと游明朝体が基本。太字、項目タイトルなどはゴシック体にする。
余白を作る。ぎちぎちだと読む気なくなるし、内容の取捨選択ができてない。そして、一文はコンパクトに。
強調表現はこんな感じ。下線と太字は使い分けて、強調箇所ばかりにならないようにする。
「研究計画」の部分に図表を入れる。簡単な概念図でよい。これがいるかいらないかは、先生によって結構意見が分かれる。絶対1ページに1つは必要!文章削ってでも入れろ!っていう人もいるし、いらないっていう人もいる。ので、自分の指導教員とかまわりに聞いてみるのがいいかも。
作り方もわかんないしどうやってつくるの
状態だったけど、パワポでなんとかなりました。同じようなひとはぜひ。
学振書くときのレイアウトの参考資料として、ある先生から「これ読め」っておすすめされたのは「伝わるデザイン」
高橋佑磨・片山なつ, 2021, 『伝わるデザインの基本増補改訂3版よい資料をつくるためのレイアウトのルール』技術評論社.
おそらくこれ。
もう出した後だったからさ、私は次回以降生かすよ…。
②研究経費とその必要性
申請書ファイルとは別に、「特別研究員奨励費」っていうのがあって、区分別の金額(最大)で研究費の申請ができる。
これも基本出す。
で、問題は申請書のお手本は結構公開してくれている先人がいるんだけど、お金関係の部分はあんまり見ない。
しかも、申請項目とか、大体の目安金額とかは初学者はわからないし、文系理系とか、専門分野によって大分変わる。
「どこまで『研究費』として申請できるの?」っていう部分とかね。
これは、見せてもらうのが早い。
採択された科研費書類のデータバンクが所属校にあるならそれを見てみる。
で、大まかに項目ごとの品目を決めて、細かい部分は指導教員か同じ専攻の先生にいちいち確認しながら書く。
うちの指導教員は「私、こういうのよくわからないんですよね~
」って何の参考にもならなかったけど、自分の科研費の申請書類のコピーをくれた。わかんないなら、どうやってそれを書いたんだ![]()
それを参考に書く→他の先生に金額の妥当性とか、項目があってるかとかいちいち確認する、っていう流れで一応形にはできましたね。
③研究遂行力の自己分析
これ!一番困る!!私にアピールできることなどあるだろうか、いやない(反語)。
ただ、これは実際に自分が「ここわたしの長所です!ドヤ
」ってことを書く場所ではなく、
「研究遂行能力」を具体的根拠に基づいて書くところである。
今後取り組みたいことについても同じく、「研究遂行能力」をより高めるうえで必要なことを具体的に書く。
で、具体的根拠ってなんだよ、という話だが、それが「成果物」です。
つまり、今まで書いてきた論文ややってきた学会発表。
本出してたり、社会貢献活動がある人はそれを書いてもいいんじゃない?
そういう具体的な実績を提示しながら、研究遂行能力があるってことを説明するのがこの項目ってわけ。
「じゃあ、具体的に何の能力があったら『研究遂行能力があるって言えるの?」っていうことについては、先人の知恵を参考にしよう。大体みんな3項目ずつくらい書いているのでそれくらいの分量で、専門分野が似てる人の過去の採択申請書に書かれている内容を参考にしてひねり出そう。
今後取り組みたいことも、同じく「自分無能です!」というアピールにならないよう、今後どの部分を高めることで成長するのか、それをやることがどう研究遂行能力を高めることにつながるのかを、具体的に書くこと。
そんで、それをやるのがDC2ならDC2の期間でできることを書く。
無謀じゃない、現実的にその期間内に実現可能なことを書く。
現場からは以上です!
あとはなんだろう…。最初から規定ページに収めようとして書くな!ひとまず書いてから削れ!ってことかな?
書ききってみて思ったことは、自分の中でちゃんと決めてあると思っていることでも、書き出してみるとまだまだ抽象的なことがあるなと思いました。調査の実際の対象の定義とか、スケジュールとか。
書きながらはっきりさせていったこともたくさんあるので、そういう意味でも書ききれてよかったと思います。
で、「申請書要綱」に書かれてない前提の件。
マジ、こういう申請書系の暗黙知を一部の研究室内で共有するだけなのやめてほしい。
前提知識を知ってるか知ってないかで、スタートダッシュがまず違うんよな
。
レイアウト関連は「読みやすさのための前提」なので、研究内容に重きをおいた添削だと指摘してもらえないまま終わっちゃうのである。
というのを、他大の学振関連の話を聞いて思いました。
ほんと、「当たり前だよね☆」って軽ーく紹介されたことが初見で肝を冷やした。もう出しちゃった後で鬱![]()
これから学振チャレンジをする方々はわたくしの屍を超えて行ってください…。
わめいててもしょうがないので、来年以降のPDに生かす。
あと、申請書に書き慣れる!


