(メールマガジン2013年6月から)

 昨年12月に、窮鼠猫をかむように、民主党が衆議院解散に打って出た結果、自民党・公明党が与党に復帰しました。また日本維新の会を加えると、憲法改正発議の「各議院の総議員の3分の2」に届きそうなので、この勢力でまず、憲法改正発議の第96条を「各議院の総議員の過半数」に変えるそうです。今の小選挙区制では第1党は3分の1の得票で過半数を得るので、実質3分の1で発議することになります。
 世界をより良く変えられるか?それは鏡の中の貴方、私次第(man in the mirror)


 ナショナリズム、排外主義に陥りがちな国境領土について、歴史の来し方行く末を見通して根源的な発想からどう解決するか、国際人権規約の「内外人平等」の理念を引きながら【1】「過渡的な民族国家で、国境を考える誤り」(60号)を書きました。
次に具体的な案として【2】「国境の長期の解決方針」(61号)を示しました。これが私の結論です。
 以下は補足として、【3】「国境の長期の解決方針を導いた考え方」を4回に分けて示します。〔1〕国境領土を考える注意点(今回62号)は、要点を列挙します。

次回以降の〔2〕事実経過の認定は、各島の詳細年表を時系列で書き出します。

 また今号の総括として、【北東アジアの領土交渉三原則】T(東郷本)提唱・・・に賛同します。 T-p150-p151
(1)現状を変更しようとする国は力を用いない
(2)実効支配している国は話し合いに応じる
(3)両国が知恵を出して衝突に至らないメカニズムを考える


【3】「国境の長期の解決方針を導いた考え方」
 〔1〕国境領土を考える注意点(今回62号)

 国境領土を考える注意点を、参考図書のT(東郷本)とM(孫崎本)から抜書きする。参考になる記述を抜書きするが、全面的に賛同するものではない。

1 国境、領土で必要な考え方
(1)領土に関する事実経過、根拠を知り、日本の方針・対応で良いのか、考えてみる M-p17
(2)他国を含む歴史は、外交課題に指針を与える、現在にとって意味がある M-p20
(3)日本の外務省で、重要案件は「首相・次官・課長しか知らず」伝達しないので、時間が経過すると重要性が分からなくなる M-p34  〔尖閣諸島棚上げ、(当時は)日本の管轄を容認〕
(4)領土問題で重要なのは、両国が納得する状況を作るか、紛争に発展しない仕組みを作ること M-p45
(5)平和的解決方法、(ア)相手国と交渉して合意する、(イ)国連等の取り決めに従う、(ウ)国際司法裁判所などに委ねる、(エ)共通利益になる地域機構を作る M-p170

2 領土は国民感情を刺激して紛争になり易い
(1)領土紛争は、武力紛争になりやすいが、国民は、相手国が何を根拠に主張しているか、知らない M-p13
(2)日本が正しいと思っているだけでは、国際紛争は解決しない、どちらが説得力ある証拠を示せるか M-p15
(3)領土問題は、司法的判断だけでなく、二国間の関係により、沈静化したり対立したりする M-p15
(4)領有権を主張して、具体的行動で補強すれば、武力衝突になる M-p22
(5)外敵を口実に穏健派を排除することは歴史でよくある、紛争を望む人が居る、内政と関連する M-p30
(6)国民感情が高ぶるときに、平和的解決を説くことは難しい。国民が冷静に判断できることが重要。 M-p169 M-p170
(7)日本が軍事的に有効に対応することは難しい M-p168
(8)「紛争を戦争で解決する自由」は第一次大戦前までで、第一次大戦後から武力行使への制約が始まり、1945年国連憲章では自衛権以外の武力行使は制限した。M-p170
(9)国際司法裁判所への付託は、ナショナリズム(民族主義)に煽られている国民に冷静さを求める機会になる、武力紛争を回避できる  M-p182
(10)「交渉」は、裁判に比べて事案に対する支配権を保持できるが、対立の存在を表面に出して、国民の感情を鼓舞するため武力紛争になりやすい。 M-p187
(11)「権利留保条項」は、条文に明記するとき以外も、記者会見で一方的に発言することでも、「棚上げ」に効果がある  M-p189 ドイツは国境の権利留保を記者会見で宣言したが、そのための平和条約交渉は行わずに棚上げにしている(アデナウアー方式)  M-p190
(12)領土に関連する懸案を個別に分けて、処理することで、紛争にならないようにする、漁業協定、石油ガス共同開発  M-p195
(13)国家目標は「国民が平和で繁栄する環境を整える」こと、領土は最優先ではない、正常な関係があって経済が発展する M-p199 協力による実利を求めて、複合的相互依存関係になれば、戦争の可能性は無くなる M-p208
(14)領土が動くのは、経済交流等の利点があるときに、二国関係を正常化させるために動く M-p214

3 日米安保条約
(1)安保条約は「日本の管轄の下にある領域」に攻撃されたときに、(自国の平和安全を危うくするものと認めて)米国は「自国の憲法上の規定に従って行動する」 M-p13 M-p143 (米国憲法で、戦争宣言は連邦議会の権限、大統領は軍の最高司令官。大統領は戦争に入るときは政治的に議会の承諾を得るように努める。)M-p156
(2)過去に、北方領土で日本漁船が拿捕や銃撃にあったが、米国が関与したことは無い(日本の管轄下にないから安保条約の対象外) M-p13
(3)米国の地名委員会は竹島を韓国領と区分している M-p14 M-p144
(4)米国は尖閣諸島の帰属について中立 M-p14 M-p154
(5)トゥーキュディデース「戦史」同盟国を支援する功罪。他国との非生産的な争いに引き込まないのが望ましい同盟国。(米国が、対中包囲網を作るときに日中対立は有利だが、米国にとって無用な戦争は望まない) M-p163
(6)米国国内で、金融・産業界は中国との融和協調を望み、産軍複合体は緊張対決を望み、両者の間で対中国政策の綱引きがある M-p131
(7)日本の米軍基地は全世界の30%、受入国の基地支援で日本はNATOの1.6倍、全世界の50% M-p142
(8)中国は国防に重点的に投資して、米国は中国の反撃を考慮せずに軍事力を展開できなくなっている。 M-p218-p221 ステルス戦闘機の開発、在日米軍基地を破壊できるミサイル、潜水艦の量。米軍が介入すれば、犠牲を伴う。

4 ポツダム宣言の受諾、サンフランシスコ条約をどう解釈するか M-p131
(1)カイロ会談(米英中、対日戦争継続を確認)
(2)テヘラン会談(米英ソ、米国がソ連に対日参戦を要請〔関東軍が日本に帰れなくする〕)
(3)ヤルタ会談(米英ソ、ソ連の対日参戦、樺太南部・千島列島のソ連領有)
(4)ポツダム会談(米英ソ、ポツダム宣言に合意)、ポツダム宣言(無条件降伏、主権が及ぶ範囲)
(5)サンフランシスコ条約
(6)サンフランシスコ条約第22条「いずれかの紛争当事国の要請により、国際司法裁判所に付託する」 M-p181
(7)北方領土の大枠、日本は「本州、北海道、九州及び四国、並びに連合国の決定する諸小島」以外を放棄している、ただしソ連は後者に参加していない

5 南樺太、千島列島=T(東郷本)の提言、及び引用者の補足説明(1)(2)(4)(5)(6)
(1)第二次大戦前に合法的に領有したのは千島列島の全部。樺太での日ソ住民の衝突を避けて、北海道開発に専念するため、樺太・千島交換条約で南樺太と交換で千島列島全体を取得した。
(2)ところが第二次大戦の敗戦で放棄した中に北千島・南千島ともに含まれた。ソ連がサンフランシスコ条約に参加すれば領有を争う余地は無かっただろうが、参加しなかったから領土問題として続いている。仮に返還する場合の手順は、小笠原や沖縄の施政権返還と同じで、まず事実上実効支配しているロシアが返還に同意する、次に連合国が異議を唱えず承諾する。
(3)東郷の祖父は外務大臣として、第二次大戦末期に日ソ中立条約を結んでいたソ連に講和の仲介を打診している。T-p33 これが成功しなかったので、孫の東郷にとっても無念の思いが強い。T(東郷本)では、ソ連の非を列挙している。
(ア)「領土問題」でなく「歴史問題」。1945年春から秋の出来事。 T-p30-p32
(イ)1945年8月9日、満州に攻め込む日ソ中立条約違反。2月ヤルタ会談。 T-p32
(ウ)満州居留民、17万6千人の被害。日本兵60万人のソ連抑留。 T-p32-p34
(エ)1855年日露通好条約で日本に帰属した4島を占拠。1875年千島樺太交換条約で日本領に確定した千島列島全島を放棄。 T-p34
(オ)敗戦国。1945-1952年の7年間、連合国の占領。 T-p34
(カ)1951年署名サンフランシスコ条約、1956年署名日ソ共同宣言、1960年ソ連グロムイコ声明。 T-p35
(4)ところが戦後処理としては、テヘラン会談、カイロ会談、ヤルタ会談、サンフランシスコ条約と、戦後処理の枠組みが決定する。ソ連の参戦や関東軍のシベリア抑留は、日本の降伏、進駐統治の過程での連合国の損害、リスクを少なくするために、米国を始めとする連合国が望んだことで、その恨みをソ連だけに向けることは妥当ではない。
(5)また日ソ中立条約は1941年4月調印だが、6月に独ソ戦が始まると、日本は「満蒙国境警備、ソ連軍侵攻阻止」を名目に7月に関東軍を兵力増強して日ソ国境で関東軍特種演習を行い、ドイツ軍からのソ連軍の首都モスクワ防衛を妨げた。
(6)他方、第一次大戦中に、日本は、日米英仏伊による対独牽制とロシア革命妨害でシベリア出兵(1918-1922年)を行い、ウラジオストク、北樺太、沿海州、満州、バイカル湖東部、西部イルクーツクを4年間占領した。占領地に傀儡国家を画策した。
1925年まで北樺太を占領した。村落を焼き払った。軍紀が退廃して不法行為もあった。
ロシアの歴史認識、国民感情では、忘れていない。

6 韓国の領有権主張=T(東郷本)の提言
(1)韓国にとって1905年 1月「竹島の日本領編入」(日露戦争中)は、1910年韓国併合の布石 T-p77
(2)「満州と朝鮮半島をめぐる日露の確執」から日露戦争開戦(1904年2月)して、日韓議定書(1904年2月「第三国の侵害に対する防衛義務」「軍略上必要な地点の臨検収用権」「施政の改善に関する忠告権」)、第一次日韓協約(1904年8月「日本が財務・外交の顧問権」)があり、「竹島を無主の地として日本領に編入(1905年1月)」して、第二次日韓協約(1905年11月「日本が外交権」)、第三次日韓協約(1907年7月「日本が内政統括権」)、韓国併合(1910年8月)に至る。日露戦争、竹島領有、韓国併合が同時進行しているのは事実。 T-p80
(3)日露戦争の中で、海軍と外務省が戦略的観点から竹島を考えていた・・・最低限の事実から逃れるようなアプローチは正解ではない T-p83

7 中国の領有権主張=M(孫崎本)の提言、及び引用者の補足説明
(1)中国が主張し始めたのは「石油が出てから」と日本では言うが、明治政府と清国が行った沖縄県の境界確認が最初。1971年に再開したのは、米日間で沖縄の施政権返還交渉が具体化したからである。また鄧小平の棚上げ方針があったこともある。また第二次大戦後の「ふたつの中国」の時期には、尖閣諸島はどちらかと言うと、中華人民共和国(大陸)ではなく中華民国(台湾)の問題だった。
(2)上記のとおり、明代までは「界する島」で境界だった。琉球藩が沖縄県になったときに、沖縄の範囲を日清で確認しようと交渉したところ、日本が「境界の島」と主張するのに対して、清国が「台湾の一部」と主張した。これ以来、見解の相違、平行線が続いている。
(3)日清戦争の結果、清国が不同意のまま、「先占の法則」で日本に組み込んで、日本の主張を通して決着した。
(4)第二次大戦で、日本は植民地統治していた台湾等を放棄したが、これは日清戦争で決着した、上記の見解の相違、平行線が白紙に戻ったということ。もし「平行線に戻す」以上に踏み込んで「台湾の一部にする」ならば、それは台湾から見て、第二次大戦の戦利品になる。
(5)中国は、通常ミサイルと核兵器を持っている、在日米軍基地を攻撃できる M-p24-25
(6)紛争解決が相手に利益になれば解決する M-p166

8 海洋法の排他的経済水域200カイリ(370キロ)
(1)明代までは「界する島」なので、言わば島の中央線で分かれていた。
(2)日本が「先占した」としても、当時は領海の12カイリ(22キロ)だけなので、大きな影響はない。
(3)ところが、海洋法で200カイリに変わったので、明代には「界する島」の中央線だった境界が、中国側に200カイリ入り込むことになり、中国から見るとマイナスの変更になる。日本にとっては「棚からぼた餅」になる。
 例えば、沖の鳥島のように、大洋の中の島ならば、200カイリで日本が得をしたとしても、ただちに他国の既存の権利が損になることはない。
(4)従って、明代の中央線で「界する島」であったことを判断基準にして、「尖閣に起因する200カイリについては共同開発する」。つまり海洋法200カイリが関係してくるので、陸地の国境確定とは違う考慮が必要になる。

9 T(東郷本)の提言
(1)竹島と尖閣の領有の過程はよく似ていて、韓国や台湾(中国)から見れば、旧日本帝国がアジアに拡張したことと一体だ T-p141 (日露戦争、日清戦争)戦時下に「無主の地」を先占して日本が領有」した、それぞれ領有の5年後に韓国併合があり、3か月後に台湾併合がある T-p142
(2)北方領土についてグロムイコ外相が「領土問題はない」と言ったことに屈辱感と怒りを感じた。尖閣諸島について日本が「領土問題はない」と言うことは、中国にとってはこれと同じだ。前提条件なしに双方が言いたいことを言い合うことが必要だ T-p144 韓国にとって「竹島は日本領」と言うのは「韓国併合は正しかった」と言うのと同じ T-p78
(3)日本は尖閣諸島の実効支配を続けていて、戦後処理を含めて法的には有利 T-p141

10 ドイツの場合 M-p46-p55
(1)第二次大戦後、ドイツは領土を多く失った(アルザス・ロレーヌ地方、ポーランド国境移動、東西ドイツ分割)
(2)領土を回復するより、影響力を拡大することを目標にした(EUの中核になる、フランクフルトに欧州中央銀行本店を置く)
(3)フランスとの確執を克服して、協力する方が両国に利益になることを示した
(欧州石炭鉄鋼共同体で共同管理、EU欧州議会本部をストラスブールに置き、ヨーロ行政地域を設定)

11 M(孫崎本)の提言
(1)相手の主張を知る、自分の言い分と客観的に比べる、相手を刺激する行動は取らない
(2)紛争を避ける具体的な取り決めをする、日中間で軍事力を使わないことを原則にする
(3)解決に第三者を入れる、国際司法裁判所など。国連憲章の原則を前面に出す
(4)相互依存関係を作る。現在解決できないことは棚上げして対立を避ける
(5)要素に分解して、個別に解決策を作る、漁業と石油ガス。紛争を招きやすい事業に、漁業協定などを作る
⇒ 武力紛争にしない了解の上で、個別分野で協力を進める   M-p230

12 T(東郷本)の提言・・・【北東アジアの領土交渉三原則を提唱】
(1)現状を変更しようとする国は力を用いない
(2)実効支配している国は話し合いに応じる
(3)両国が知恵を出して衝突に至らないメカニズムを考える T-p150-p151

13 過渡的な民族国家で国境を考える誤り(60号から)
あなたが、日本人として日本に生まれたのは、たまたまであり、日本人として存在する以前に、人として存在している
(1)人は、法律制度の枠組みを作らないと社会を運営できないので、一定の地域を決めて国家を作っている。 それは、いきなりEU国家とか、国際連合国家とかは見通せないので、便宜的に作っている。
(2)民族国家という枠組みは、恒久的なものではなく、過渡的なものである。
(3)北海道は、アイヌ国家だったかもしれないし、沖縄は、もともと琉球王国で、日本国天皇とは対等だった。今は、日本という枠組みで国家を作っている。
(4)もちろん、中国の「核心的利益」であるチベットの地位も過渡的だろう。隷属的に中国のままか、よりましな自治区か、三権を持つ独立か、はたまた対等な統合融和か。

14(参考、補足)
(1)メールマガジン・バックナンバー

60号) 「過渡的な民族国家で、国境を考える誤り」

https://ameblo.jp/t1997/entry-11385605315.html?frm=theme

61号) 「国境の長期の解決方針」

https://ameblo.jp/t1997/entry-11427933315.html

62号) 「国境の長期の解決方針を導いた考え方」〔1〕国境領土を考える注意点

https://ameblo.jp/t1997/entry-11553449279.html?frm=theme

63号) 「国境の長期の解決方針を導いた考え方」事実経過の認定・・詳細年表「南千島(国後島、択捉島)

https://ameblo.jp/t1997/entry-11567474428.html?frm=theme

64号) 「国境の長期の解決方針を導いた考え方」事実経過の認定・・詳細年表「竹島

https://ameblo.jp/t1997/entry-11572999043.html?frm=theme

65号) 「国境の長期の解決方針を導いた考え方」事実経過の認定・・詳細年表「尖閣諸島」前編

https://ameblo.jp/t1997/entry-11753460318.html?frm=theme

65号) 「国境の長期の解決方針を導いた考え方」事実経過の認定・・詳細年表「尖閣諸島」後編

https://ameblo.jp/t1997/entry-11753729772.html?frm=theme

●「ウクライナ南東部、クリミア半島と国後島、択捉島」
~南千島(国後島、択捉島等)については、(1)歴史的経緯〔1945年 2月ルーズベルトからスターリンあての書簡及び米英ソのヤルタ会談(米ソのヤルタ協定)で「樺太南部と千島列島をソ連が領有することを認める」としたことの変更〕、(2) 南千島を日本及び第三国が軍事利用しない保証(1945真珠湾攻撃の空母艦隊は択捉島から出港した)、(3)ロシア系住民の権益保護、が要点になる。
https://ameblo.jp/t1997/entry-11802971061.html

(2)引用者のWebサイト
(ア) 随想
「50年単位の国益」相互互恵の「開かれた国益」を目指すこと(イラク開戦の前)
   http://www.hi-ho.ne.jp/t1997/z-50nentanikokueki.htm
 8月15日を「平和を祈念する日」に
   http://www.hi-ho.ne.jp/t1997/z-815heiwakinen.htm
 映画「CASSHERN(キャシャーン)」渾身の力(思い)を込めた作品
   http://www.hi-ho.ne.jp/t1997/z-casshern.htm
 コソボ(旧ユーゴ)紛争ー民族主義、排外主義ー
   http://www.hi-ho.ne.jp/t1997/z-kosobofunsou.htm
(イ) 「究極の目標」http://www.hi-ho.ne.jp/t1997/m-kyuukyokunomokuhyou.htm
(ウ) 「米を食う虫、美しい明日」http://www.hi-ho.ne.jp/t1997/m-utukushiiasu.htm