F1ヨーロッパ3連戦の真中は、スプリント方式のオーストリアGP。

まずは金曜日のスプリント予選。
Mタイヤ指定のSQ1は、新しくグラベルができたコースでも1stアタックでハミルトンと周がタイム取り消しに。
最終的にはフェルスタッペンがトップ、角田は2ndアタックでスピンしギリギリ15番手。リカルド、ヒュルケンベルグ、ボッタス、アルボン、周が脱落。

続くSQ2もMタイヤ指定。
再びフェルスタッペンがトップタイムを記録し、マグヌッセン、ストロール、アロンソ、角田、サージェントが脱落。

Sタイヤ指定のSQ3は全車が終了間際を狙った一発アタックに。
しかしルクレールはピットレーンでPUトラブルが発生し、リセットしてコースインしたもののスタートラインでチェッカーが振られてしまいます。
そしてグリッド争いは5秒台のメルセデス勢に対し、まずはピアストリが4秒台に突入。ノリスがそれを0.2秒更新しますが、フェルスタッペンが更に上回りポール獲得。
4番手以降はラッセル、サインツ、ハミルトン、ペレス、オコン、ガスリー、そしてノータイムのルクレールとなりました。

土曜の24周のスプリントレース。
アルボンがピットレーンスタートを選択し、タイヤは全員Mを装着。
カメラマンが禁止エリアに入ったとかで、フォーメーションラップやり直しの23周レースとなりました。

フェルスタッペンが好スタートを切り、2番手ノリスにピアストリがプレッシャーを掛けるオープニングラップ。
サインツが4番手に上がり、以下ラッセル、ハミルトン、ルクレール、ペレス、マグヌッセン、オコンと続きます。

序盤戦はDRSのないフェルスタッペンを、2番手以降のDRSドライバーが詰め寄る展開。
5周目のT3でノリスが一旦フェルスタッペンの前に出ますが、T4でフェルスタペンが再逆転。そしてこのT4での争いの隙を突き、ピアストリがノリスの前に出ました。
また8周目にラッセルがT4でサインツをオーバーテイク。

この後はフェルスタッペンが単独、ピアストリとノリスが第2グループ、ラッセル、サインツ、ハミルトン、ルクレールが第3グループを形成するもののフェラーリは若干離されていく展開。
そしてそのままチェッカーとなり、8位にはペレスが入りました。

この後の予選と明日の決勝が、何となく想像できますかね~。

[写真は、M.フェルスタッペン (https://www.redbullracing.com/ より)]

先週末はF1第10戦スペインGPでした。

66周の決勝のスタートタイヤは基本的に全車がS。ピットスタートのアルボンのみがMを装着します。

スタートはポールのノリスも悪くはありませんでしたが、T1で守りのブレーキング。
アウト側から攻めた4番手スタートのラッセルがトップに立ち、フェルスタッペンが2番手。ノリスは3番手に下がり、以下ハミルトン、ルクレール、サインツ、ガスリー、ピアストリ、オコン、ヒュルケンベルグの順となります。
更に3周目、フェルスタッペンがT1でラッセルをアグレッシブにオーバーテイク。最終的にこのオーバーテイクは大きかったかもしれません。またサインツも軽く接触しながらルクレールをオーバーテイクしていきました。

10周目辺りから1回目のタイヤ交換が始まり、上位勢ではまずラッセルとサインツがMタイヤに交換。ラッセルはやや手間取りますが、アンダーカット傾向であったため、あまり影響はなかったでしょうか。
ハミルトンとフェルスタッペンがこれに続きましたが、優勝を狙うノリスとルクレールは異なる作戦を取り、スタートタイヤを少し引っ張ります。
その結果、1回目のタイヤ交換が一通り終わった時点でのポジションは、フェルスタッペン、ラッセル、ハミルトン、サインツ、ノリス、ガスリー、ルクレール、オコン、ペレス、ピアストリの順となりました。

ここからの見どころはノリスのオーバーテイクショー。
特に35周目は2番手ラッセルと3番手ノリスがサイド・バイ・サイドのバトルを展開。クリーンなバトルでノリスが2番手に上がります。
この後、ラッセルとサインツは早めの2回目のタイヤ交換を実施。これは少々早かったでしょうか。
他の上位勢は45周目付近で2回目のタイヤ交換を実施。今度はノリスもメルセデス勢にアンダーカットを許さない周回でSタイヤに交換しました。

終盤は、先頭のフェルスタッペンと約7秒差の逆転を狙う2番手ノリスの戦い。
流石にこの差はキビシイ差でしたが、諦めないノリス。
その結果、フェルスタッペンの優勝となりますが、ノリスは2.2秒差まで縮めてのファステストラップポイント付きの2位。ノリスの気持ちが感じられたレースでした。
3位ハミルトンは昨年のメキシコGP以来の表彰台。連続表彰台なしの自己ワースト記録を12戦でストップ。
ラッセルが4位を守り、そこに僅かに届かなかったルクレールが5位。以下サインツ、ピアストリ、ガスリー、ペレス、オコンの順となりました。

フェルスタッペンとノリスの戦いがしばらく期待できそうですね。

[写真は、M.フェルスタッペン (https://www.redbullracing.com/ より)]

昨夜はF1第10戦スペインGPの予選でした。

3連戦の頭ということで、各チームがアップデートを持ち込んできた模様。
しかし角田のRBはそれが上手く機能せず、金曜から低迷。

Q1はトラックインプルーブメントが大きく、終了間際の争いに。
ハミルトンがトップタイムを記録し、マグヌッセン、角田、リカルド、アルボン、サージェントが脱落。

Q2も前半はなかなかコースインするドライバーがいない展開。
フェルスタッペンがトップとなり、ホームGPのアロンソ、ボッタス、ヒュルケンベルグ、ストロール、周が脱落。

Q3の1stアタックはフェルスタッペン、ノリス、ハミルトン、ラッセル、サインツ、ルクレール、ガスリー、オコン、ペレス、そしてピアストリはトラックリミット違反でノータイム。
ポール候補はレッドブル、マクラーレン、メルセデスの3チームですが、ここにきてフェルスタッペンが有力な感じ。フェラーリはやや劣勢。
そして迎えた2ndアタックは、まずピアストリがコースをはみ出しアタック失敗。
続いてフェルスタッペンがタイムを更新し、これでポールが固いかと思いましたが・・・
ノリスがそれを0.02差で逆転。自身2度目のポール獲得となりました。
ハミルトンが3番手、ラッセルが4番手。以下ルクレール、サインツ、ガスリー、ペレス(カナダGPのペナルティで3グリッド降格有)、オコン、ピアストリの順となりました。

[写真は、L.ノリス (https://www.mclaren.com/ より)]

先週末はルマン24時間レース。
No.50のFerrari 499 A.フォコ/M.モリーナ/N.ニールセン組が優勝し、Ferrariの2連覇となりました。

今年のHYPERCARクラスは、TOYOTA GR010、Porsche 963、Ferrari 499、Peugeot 9X8、Cadillac V-Series.Rに加え、BMW M Hybrid V8、Lamborghini SC63、Alpine A424、Isotta Fraschini Tipo 6-Cの9車種が参戦。
予選は、いわゆる"予選"とその上位8台で行われるハイパーアタックの2段階で行われ、No.6のPorsche K.エストーレ/A.ロッテラー/L.ファントール組がポールを獲得。"予選"で4番手に着けていたNo.7 TOYOTAは小林可夢偉が最後に赤旗の原因をつくり、クラス最後尾スタートとなりました。

雨が降ったり止んだりのレースは、Ferrari、Porsche、TOYOTAの3車種が優勝を争う展開。
また最後まで約10台が同一ラップという僅差で、チェッカーまで目が離せないレース。
個人的には5時間経過した辺りからネットで順位を確認していましたが、最初はFerrari vs TOYOTA、中盤はTOYOTA vs Porsche、最後は再びFerrari vs TOYOTAという印象。

2位は14.221秒差でクラス最後尾スタートのNo.7 TOYOTA GR010 J-M.ロペス/小林可夢偉/N.デ・フリース組。
3位はNo.51の Ferrari 499 A.ピエール・グイディ/J.カラド/A.ジョビナッツィ組が入りました。

[写真は、No.50 Ferrari 499P (https://www.24h-lemans.com/ より)]

先週のことですが、三重県の桑名へ行ったついでにイオンでパンを購入しました。

1987年、鈴鹿で初のF1が開催された際、F1関係者に料理を提供するシェフとして来日することとなったというドミニク・ドゥーセ氏。
その後しばらく鈴鹿サーキットのシェフを務め、独立して鈴鹿市内にパン屋を開店。
モータースポーツファンの間では、よく知られたパン屋とのこと。

いつか鈴鹿の本店にも行ってみたいですね。

[写真は、L'Auberge du Royのパン]